【 第6回|記者向けメディア勉強会のご案内 】4年に1度の「グローバル難民フォーラム」開催を前に~緊迫化する世界情勢の中で、日本はどんな役割を果たしていけるのか

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特定非営利活動法人WELgee(所在地:東京都渋谷区、代表理事:渡部カンコロンゴ清花、以下 WELgee)は、グローバル難民フォーラム開催(Global Refugee Forum: 以下GRF)に伴い、12月5日 12:30より第6回メディア勉強会を開催いたします。

パレスチナ自治政府ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突、ロシア軍によるウクライナ侵攻、アフガニスタンにおけるタリバンの実効支配、スーダン紛争、ロヒンギャ問題。世界各地で難民問題が深刻となる未曽有の危機にあります。2022年末には、世界で故郷を追われた人の数は約1億840万人にのぼったとUNHCRにより報告されました。

このような情勢下において、2023年12月に開催予定の第2回GRF日本はコロンビア、フランス、ヨルダン、ニジェール、ウガンダとともに、共同議長国に選定されました。

GRFは、難民支援に関して議論する世界最大の国際会議で、2018年12月に採択された「難民に関するグローバルコンパクト」を基に、4年に一度のプラットフォームとして2019年にUNHCRが立ち上げたものです。

GRFでは、各国政府、国際機関、人道機関、自治体、市民社会、開発機関、民間セクター、そして難民自身が一堂に会し、故郷を追われた人々と受け入れ国に対する支援、協力、連帯、解決策の改善に向けた議論を行います。

2019年の第1回GRFでは、各国政府、ステークホルダーなどにより、難民支援に対して1,600以上の「誓約(pledge)」が提出され、その分野は、雇用の創出、教育、保護、クリーンエネルギー、ソーシャルインクルージョンなど多岐にわたりました。今回のGRFにおいては日本の市民社会やNGO、企業を含めたアクターからも、様々な「誓約(pledge)」が提出される予定です。

今回のメディア勉強会では、日本UNHCR・NGO評議会(J-FUN)共同代表の野際 紗綾子 氏、なんみんフォーラム(FRJ)事務局の檜山 怜美氏をゲストとしてお迎えし、それぞれの所属組織と役割についてお話しいただきつつGRFの概要や日本から提出される「誓約(pledge)」等について共有し、日本の多様なセクターによる国内外の難民に対する取り組みへの理解を包括的、多角的に深める機会といたします。

<オンライン記者向け勉強会概要>

開催日時:2023年12月5日(火)12:30 〜 14:00(zoom 12:20 〜 入場可能)

開催方法:Zoomを利用したオンライン開催

参加方法:こちらの申し込みフォームよりご登録ください

【 第6回|記者向けメディア勉強会のご案内 】 4年に1度の「グローバル難民フォーラム」開催を前に ~緊迫化する世界情勢の中で、日本はどんな役割を果たしていけるのか(12月5日開催)
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※ 本勉強会のお申込みは、参加者同士の心理的安全性確保のためにもメディア関係者に限ります

※ 本勉強会は Zoomを活用したオンライン開催となります。
登録完了後に、アクセス方法などを記載したメールをお送りいたします。

  • 登壇者プロフィール

スピーカー:野際 紗綾子 氏 日本UNHCR・NGO評議会(J-FUN)共同代表

AAR Japan[難民を助ける会]支援事業部マネージャー 兼 アドボカシーマネージャー。

外資系金融機関で勤務の後、2005 年 4 月に AAR に入職。2008 年ミャンマ ーサイクロンや2011 年東日本大震災等の緊急支援に従事。現在は、東京事務局の支援事業部やアドボカシー部門のマネージャーを務める。日本UNHCR・NGO評議会(J-FUN)共同代表、障害分野 NGO 連絡会(JANNET)幹事、日本障害者協議会(JD)理事。

スピーカー:檜山 怜美氏 なんみんフォーラム(FRJ)事務局

2014年1月より現職。FRJは、日本に逃れた難民に関わる活動を行うNGO/団体の全国ネットワークであり、団体間の情報共有や連携・協力の促進、各団体の活動現場の声をとりまとめた政策提言、他のセクターや海外のNGOや専門家との連携等、FRJの各活動の調整を担う。2023年3月に閉鎖したFRJによる難民のための緊急シェルターの運営にも約9年間従事した。2021年6月、アジア太平洋難民の権利ネットワーク(APRRN)東アジアワーキンググループ副議長に就任。

モデレーター:渡部カンコロンゴ 清花(NPO法人WELgee 代表理事)

静岡県浜松市出身。日本に来た難民の活躍機会を作り出すNPO法人WELgee 代表。様々な背景を持つ子ども・若者が出入りする実家で育つ。大学時代はバングラデシュの紛争地にてNGOの駐在員・国連開発計画(UNDP)インターンとして平和構築プロジェクトに参画。 2016年に日本に逃れてきた難民の仲間たちとWELgeeを設立。グローバル・コンソーシアムINCO主催『Woman Entrepreneur of the Year Award 2018』グランプリ。Forbes 30 under 30のJapan / Asia 選出。東京大学大学院 総合文化研究科・人間の安全保障プログラム 修士課程修了。Global Shapers Tokyo hub所属。トビタテ!留学JAPAN一期。

  • 主催:NPO法人WELgee

紛争・迫害などから逃れ日本にやってきた難民の方々が、経験や専門性を活かして希望を持って日本で人生を再建するための就労プログラムを展開しています。難民人材と日本企業をつなぐキャリアコーディネーションサービス「WELgee Talents」、キャリア教育やメンターシップ、スキル開発などの機会を提供する「育成事業」、一人ひとりが持つスキルや経験を、日本社会の様々なアクターの課題解決に活かし新しい価値を創造する「共創事業」を運営。

◎難民の定義

難民とは「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。 近年、UNHCRのガイドラインなどによって国際慣習では、紛争・ジェンダー・気候変動での強制移住をせざるを得なくなった人々についても難民として保護する流れが主流になっています。

◎WELgeeの「難民」の考え方

難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民の定義にとどまらない多くの人々が、祖国を追われる状態に置かれています。WELgeeは、命の危険があって現在祖国に戻れない状態にある人を活動の対象としており、認定難民・難民認定申請者・後発的難民(帰国困難な状態にある元留学生等)・避難民なども含んでいます。

◎WELgee活動のスタンス

WELgeeは「難民」を保護対象としてのみならず、一人ひとりが志や経験をもった個人として捉えています。政府による難民認定だけをゴールにするのではなく、難民の人生の再建の選択肢を増やす取り組みを行っています。

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