労働や自宅で過ごす時間はコロナ禍前の水準へ、外出行動は活発化 今後1年間の景況感と消費意欲は低調が続く

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株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:五十嵐 幹)は、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女1,200人を対象に「消費動向に関する定点調査(2023年10月)」を実施しました。

■調査目的
消費動向調査は、現在の消費者の暮らしの状況を、所得・消費・行動の観点で過去と比較し、景気動向判断の基礎資料を得ることを目的とし、年2回(5月・10月)実施しております。

本調査においては、原料高騰や生鮮品の収穫量変動、中東情勢が緊迫化している2023年10月27日~29日に、生活実態や消費動向の推移、景況感・消費予測、個人投資への関心などについて調査をしました。

■調査結果
【生活実態・消費動向の推移】

気候変動や世界情勢による食料価格の高騰などから「食費」は前年同期より6ptの上昇。「自宅で過ごす時間」は前年同期より4ptの低下。一方、 「労働時間」や「趣味に費やす時間」は前年同期より大きな変わりはない。労働や自宅で過ごす、趣味に費やす時間は、ほぼコロナ禍前の水準に戻っている。<図1、2>

消費動向については、「海外旅行の回数」「国内旅行の回数」「飲酒目的の外出頻度」「高速道路の利用頻度」の外出行動、「スキルアップ系セミナー・シンポジウム」「たばこの本数」が前年同期より10pt以上の上昇と活発化が見られた。特に、今年5月の新型コロナウイルス5類感染症への移行に伴い「海外旅行の回数」は、23ptの上昇。今年の1月~9月使用分の電気料金の補助金対策により「電気料金の支払金額」は前年同期から17ptの低下。寄付型や購入型などの種類のある「クラウドファンディングの支援回数」は12ptの低下。<図3、4>

その他に、前年同期で比較すると「ジム・トレーニング施設」「スポーツ観戦施設」の利用が上昇、「食事の宅配・フードデリバリーの利用回数」「食事の持ち帰り・テイクアウトの利用回数」の低下が目立った。

【今後の景気の見通しと消費予測】 

今後1年間の景気の見通しについて「悪くなると思う」と回答した人は51%と半数を占め、「良くなると思う」は7%程度と景況感は悪い。<図5>

今後1年間の自分自身の消費予測は、「変わらない」が56%、「増えると思う」と「減ると思う」が拮抗。<図6>

【個人投資】

 個人投資に対して「関心がある」人は43%であり、前年同期から大きな変わりはない。<図7>

今後、投資したいものでは、「NISA・積立NISA」21%、「国内株式」18%、「投資信託・積立」13%が上位であり、「NISA・積立NISA」の投資意向は増加傾向にある。<図8>

■レポート項目一覧

□ 調査概要

□ 生活実態の前年同期との比較

□ 生活実態の推移

□ 消費動向の前年同期との比較

□ 消費動向の推移

□ 今後の景気の見通し

□ 消費予測/評価理由(自由回答抜粋)

□ サブスクリプションサービス利用状況

□ オンラインショッピング直近3か月の利用状況

□ オンラインショッピング定期購入状況

□ 個人投資の関心・利用・意向状況

◆レポートのダウンロードはこちらから

https://www.cross-m.co.jp/report/exp/20231116exp/

■調査概要

調査手法 : インターネットリサーチ

調査地域 : 全国47都道府県

調査対象 : 20~69歳の男女

調査期間 : 2023年10月27日(金)~29日(金)

有効回答数 : 本調査1,200サンプル(人口構成比に基づいて割付)

※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります

■会社概要

会社名 : 株式会社クロス・マーケティング  https://www.cross-m.co.jp/

所在地 : 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F

設  立: 2003年4月1日

代表者 : 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹

事業内容: マーケティングリサーチ事業、マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション

◆本件に関する報道関係からのお問い合わせ先◆

広報担当 : マーケティング部 TEL : 03-6859-1192 FAX : 03-6859-2275

E-mail : pr-cm@cross-m.co.jp

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本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。

<例> 「マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査によると・・・」

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