診療所の新興感染症への対応力強化のための研修会を来年3月に開催へ―日本医師会

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日本医師会では、診療所の新興感染症への対応力強化を目指して、2024年3月24日(日)に、「診療所の新興感染症対策支援に向けた研修会」を、日本医師会館にて開催することといたしました。

日本医師会では、3月に行う研修会を全国の都道府県医師会の代表が受講することで、その後、受講者に都道府県医師会や郡市区等医師会で研修を企画、実践頂くことを目指しているため、本研修会はその後のモデルとなるものです。

研修会開催に当たり「新興感染症対策研修検討委員会」を立ち上げ 

研修会の開催に当たって、日本医師会では「新興感染症対策研修検討委員会」(プロジェクト委員会)を立ち上げ、研修プログラムや研修実施方法等の検討を始めました。

 10月15日にはその第1回目が行われ、日本医師会の松本吉郎会長より、諮問(検討テーマの提示)と委員長指名が執り行われ、前日本感染症学会理事長で、現在は東邦大学 微生物・感染症学講座 感染病態・治療学分野教授の舘田一博先生が委員長に就任されました。

また、当日は平林弘久委員(兵庫県医師会理事)より、モデル研修の参考となる、兵庫県での感染対策研修等の取り組みや、本年7月30日に実施した日本医師会JMAT研修オプション研修(COVID-19編)について紹介された他、各委員よりモデル研修のあり方の検討に当たって、以下のような点が大事になるとの意見が出されました。

(1)新型コロナの経験を踏まえ、感染拡大のフェーズに応じた対策のレベルを意識すること

(2)発熱外来に加え、自宅療養患者の居宅への往診も研修内容に加えるか検討すること

(3)研修会により、知識や技量をブラッシュアップすることの必要性を認識してもらうこと

(4)医師の少ない地域でも新興感染症対策が実践できるよう、医師に限らず幅広く医療関係職種が参画してもらえるようにする

 

研修会当日は実践的な標準予防策の実習や机上演習が中心に

なお、研修内容につきましては、座学は事前にWEB講習とし、当日はより実践的な標準予防策の実習や、机上演習に大きく時間を割く予定です。

※参考:日本医師会JMAT研修オプション研修(COVID-19編)

 

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