近接システムが新たなる経済を生み出す。「ここちよい近さがまちを変える ケアとデジタルによる近接のデザイン』の出版開始。

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株式会社Xデザイン研究所(所在地:東京都千代田区、共同創業者:浅野智/山﨑和彦)が立ち上げた社会人のためのXデザイン学校 は「未来の学校体験」を提供し、「未来の読書体験」のためにXデザイン出版も開始しています。社会をよくするビジネスとデザインのために。「ここちよい近さがまちを変える ケアとデジタルによる近接のデザイン』の出版による読書体験を提供します。

11月3日にX デザイン出版から『ここちよい近さがまちを変える ケアとデジタルによる近接のデザイン』を出版します。本書は社会をよくするビジネスとデザインのためにソーシャルイノベーションとサスティナビリティに関するリーダーであるエツィオ・マンズィーニ(ミラノ工科大名誉教授)の著書の翻訳に日本語版解説と日本における事例を加えた本です。この本で書かれている「ここちよい近さ(近接)」という視点は、まち、地域、都市、ケア、コミュニティ、デジタル、経済、企業、デザインへの見方を変えてゆくでしょう。

本書はソーシャルイノベーションに興味があるメンバーを中心に「ソーシャルイノベーション研究会」を設立して60人程度の研究会メンバーとも研究会を開催した共創デザインのアプローチで完成した本です。イタリア発のソーシャルイノベーションに日本での知見と事例を加えました。

■本書の背景はパンデミック

パンデミックによって現代の暮らしに生じた、大きな変化。オンラインサービスやリモートワークの普及で自分の家に閉じこもる生活スタイルも一般的になりましたが、“ふれあうこと”や“近くにいること”の大事さに世界中の誰もが気付かされました。そのアプローチとして大きな示唆を持つのが、「Livable proximity=ここちよい近さ(近接)」。イタリアのデザイン研究者でありソーシャルイノベーションとサスティナビリティデザインに関する第一人者エツィオ・マンズィーニが著してくれるこの視点は、国のボーダーを超えてこれからの時代の“まち、地域、都市、ケア、コミュニティ、デジタル、経済、デザイン”への見方を変えてゆくと考えてやみません。

本書は彼が記した「Livable proximity — ideas for the city that cares」の翻訳書として、ポストコロナにこそ意味を放つこの視点・考え方・アプローチを我が国に広く伝えることを目的に、日本版オリジナルコンテンツとして当文脈における意義深い日本の事例や解説も追加されています。人類が“今までの生き方で良かったのか?”問われているとも言えるこの時代に、新たなる希望の一歩を踏み出すためのマイルストーンともなりえる一冊です。

■本書の概要

書名:ここちよい近さがまちを変える ケアとデジタルによる近接のデザイン

著者:エツィオ・マンズィーニ (著)、安西洋之 (監修・訳・解説)、山﨑和彦(監修・訳・解説) 、本條晴一郎(訳・解説)、森一貴(訳・解説)、澤谷由里子 (訳・解説)、⼭縣正幸(訳・解説)

出版:Xデザイン出版  出版年月:2023年11月

本書の構成:

・第1章 近接とは何か?

・第2章 近接の都市

・第3章 ケアする都市

・第4章 近づけるためのデザイン

・付録1 目の前に近づいている未来、近接の都市とデジタルプラットフォーム

・付録2 日本語版解説と日本での事例

詳細:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910984025

■こんな方にお届けしたい

・これからのまち、地域や都市に関心がある人、

・ソーシャルイノベーションの実践に関心がある人

・広い文脈でのケアに関心がある人

・次世代のデザイン思考やデザイン文化に関心がある人

・デジタルやプラットフォームに関心あるエンジニア

・都市やデザインの研究者

■本書の著者はエツィオ・マンズィーニ(ミラノ工科大学名誉教授)

イタリアのデザイン研究者であり、ソーシャル イノベーションとサステナビリティのためのデザインに関するリーダー。現在、ミラノ工科大学名誉教授、同済大学(上海)及び江南大学(無錫)客員教授。イノベーションとサスティナビリティのためのデザインに関する国際ネットワークであるDESIS の創設者。これまでに、エリサバ デザイン スクール アンド エンジニアリング(バルセロナ)やロンドン芸術大学(ロンドン)など世界各地の大学で教えてた。代表的な著書は、「日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化」、「Design,When Everyone Designs」と最新著書として「Livable Proximity: Ideas for the City That Cares」など。

■本書の出版記念イベント

下記の2回の出版記念イベントを企画しています。どちらもオンライン参加も可能です。

公開講座:ここちよい近さがまちを変える  -ケアとデジタルによる近接のデザイン

・日時:11月22日(水)19:00-21:00

・場所:インフォバーン東京オフィス(渋谷・神泉)(オンライン参加も可能)

・詳細・申込:https://peatix.com/event/3727942

特別講座:近接のデザイン  -地域、ケア、システム、経済を変える

・日時:11⽉27⽇(月)18:30-20:30

・場所:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス(オンライン参加も可能)

・詳細・申込:https://peatix.com/event/3747479

■ Xデザイン出版の概要

株式会社Xデザイン研究所は、ビジネスやデザインの現場で活動している実践者や学習者たちへ、出版活動を通して書籍を作る体験と情報発信による読書体験を提供するために2022年12月に「Xデザイン出版」を開始しました。

Webサイト:https://www.xdesign-lab.com/

体験デザインに関連する下記の2冊の本も絶賛発売中です。詳細はリンク先をご覧ください。

「リチャード・サッパー・デザイン うれしい体験のための論理と感性のデザイン」 山﨑和彦(著)

・本の詳細はこちら:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910984001

「うれしい体験のデザイン UXで笑顔を生み出す38のヒント」 山﨑和彦(著)

・本の詳細はこちら:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910984018

■ Xデザイン研究所概要

名称:株式会社Xデザイン研究所

事務局所在地:東京都千代田区九段北4-1‐35 グラックス市ヶ谷一口坂501号室

Webサイト:https://www.xdesign-lab.com/

概要:Xデザイン研究所は、日本の未来に貢献するためにデザイン研究を推進します。Xデザイン研究所では、Xデザイン学校とXデザインフォーラムの運営をしています。事業内容としては、企業教育、共創研究、共創プロジェクト、コンサルティング、出版などのサービスを提供します。また、企業変革や新規事業創出のための、ビジョンデザイン、組織デザイン、サービスデザイン、UXデザインの学びを社会へ還元します。

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