■児童福祉法の改正:ケアリーバーへの取り組みが、来年4月から各都道府県に義務化
2019年2月、渋谷区にある児童養護施設の施設長が支援をしていた退所者に刺殺されるという痛ましい事件が起きました。この事件以降、退所後支援の重要性が強く認識され、「児童福祉法等の一部を改正する法律」が2022年6月8日に成立し、2024年4月に施行されます。今回の改正により、支援年齢の上限撤廃や、各都道府県に【施設入所等の措置等を解除された者等(措置解除者等=ケアリーバー)の実情を把握し、その自立のために必要な援助を行うこと】が義務づけられることになりました。しかしながら、このアフターケアは、地域格差や施設格差が大きく、まさにこれから様々な課題が現れることになると思われます。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/jidouhukushihou_kaisei.html 厚生労働省)
■全国児童養護施設 退所者トラッキング調査
B4Sは、退所者の実態調査を2008年から取り組んでおり、2020年度からは退所者を10年間調査する『退所者トラッキング調査』を行っています。4回目の2023年度は、全国47都道府県にある児童養護施設569カ所にアンケートを送り、129カ所から2597人分の回答を得ました。退所者の「進学・就労」「支援制度の利用」「住まい」の状況や、「親族との関係」「メンタル面での課題比較」「性別による傾向」「施設とのコミュニケーション」「支援の方向性」など、さまざまな角度から得た回答とその分析を報告書にまとめています。尚、10月下旬公開予定の『トラッキング調査2023』に関するプレスリリースは、準備が整い次第改めて送付いたします。
※過去の報告書は、こちら➡ https://www.b4s.jp/tag/research/
■月に1度開催されている施設職員向け勉強会・特別版に報道関係者様をご招待
多くの施設職員のナマの声に触れることができる貴重な機会です
B4Sは、児童養護施設や里親家庭などで暮らす子どもたちが社会へ巣立つための自立支援だけでなく、施設職員・里親のみなさま向けの勉強会やセミナーの開催も行っています。今回、報道関係者様にもぜひ「アフターケアのいま」に触れ、児童養護施設及びケアリーバーに関心をお寄せいただきたく、参加のご案内をいたします。
私たちブリッジフォースマイル(以下B4S)は、2004年設立以来、
アフターケアの問題に先進的に取り組んでいます!
●巣立ちプロジェクト:施設退所後の一人暮らしに必要な知識・スキルを学ぶセミナー
●居場所事業:悩みの相談や情報提供、仲間づくりの機会などを提供する居場所(現5か所)
●アトモプロジェクト:同じ境遇の仲間と集えるイベントを開催
●⾃⽴ナビゲーション:子ども一人ひとりに専任のメンターボランティアがつき相談を受ける
●スマイリングプロジェクト:社会人と一緒に住むシェアハウス ほか・・・
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