カシワバラ・コーポレーションの東京本社では、2020年以降テレワーク制度を導入し、働き方のかたちを模索してまいりました。今回新オフィスに移転するにあたり、柔軟性を持った働き方を継続していきながらも、会社で集まることに価値を感じられるオフィスの設計を行いました。当社の内装リフォーム・リノベーション事業のショールームとしての機能も併設したオフィスとなっています。
人々が集い創造が生まれる「KASHIWABARA CITY」
多様な人々が集まり交流が生まれ、新しいものが生み出されていく。「KASHIWABARA CITY」と名付けられたこのオフィス空間はそのような場所を目指し、街に見立ててデザインされています。通りの様に活発に人が行き交う通路や、広場の様に賑やかなワークラウンジ、様々な建物が街並みをつくる様に設けられた個室群は、従来のオフィスにない多様性のある場所を実現しています。また、オフィス全体が、新しいアイデアを創出・実証するための機能を目指し、カシワバラグループの情報発信の中心地として、これからも新たな領域に挑戦し続けていく場所となっています。
壁を極力なくした空間
物理的な壁を極力なくすことにより、部署やグループ会社間の社員の会話が聞こえてくる空間に。会議室は来客時のみ利用可能、社内会議はオープンスペースで行うことをルールとし、聞こえてくる会議や会話が重要な情報となり、従業員に他部署や他社に対する興味を促すことを目的としています。
ここで過ごす全ての人に活気と刺激を与えるアート
HEART
エントランスに設置された心臓の形をしたオブジェは、社会を循環させるエネルギーの源、エネルギーを送り続ける動脈をイメージし、造形アーティストのGELCHOP(ゲルチョップ)が特別に制作。この場所がカシワバラグループの中心地点となり全国各拠点から情報を集め、そしてこの場所を介して全国に情報が発信されるという循環機能をこの東京本社が担っていることを表現しています。
その他、ニューヨークを拠点とするアーティスト、Craig Costello(クレイグ・コステロ)氏による絵画や、ネオンアーティストWAKUによるネオンアート等、ここで過ごす全ての人に活気と刺激を与えます。
オフィス全体の天井を巡るように配置されているLEDビジョン
オフィスに来たからこそ得られる社員や会社についての様々な情報をLEDビジョンに掲示し、コミュニケーションを活性化させます。
快適さと遊び心を表現した無人コンビニ「KONVENi」
カシワバラグループのクリエイティブ・エージェンシー、株式会社オリジナルテクストが企画・運営する無人コンビニエンスストア「KONVENi」。菓子や飲料以外に取り扱うオリジナルTシャツやグッズは、従業員が直接購入し、より商品に愛着を持って活用してもらえるようデザイン性の高いこだわりの商品を制作しました。
また、店内にはカプセルトイ自販機(ガチャガチャ)やクレーンゲームを設置。そのなかの1台は、カシワバラ・コーポレーションの建設現場で労働災害防止に大きく貢献した「安全功労賞」受賞者がオリジナルキャラクターとなったアクリルキーホルダーが当たるものも。建設業ならではの、従業員のモチベーションアップ施策としての商品開発に工夫を凝らしながら遊び心の演出も提供していきます。
“対話を重視”、“無駄の排除”、などのコンセプトを持った会議室
Reception1(黒):対話を重視し、顔のみを照らし出しそれ以外を黒く塗装した会議室
対面で人間関係を構築することを目的とした“直接参加者の顔を見て話す”会議室です。打ち合わせ・会議はデジタルツールの活用が主流ですが、この部屋では基本PCなどのデジタルツールは利用せず、直接の対話によるコミュニケーション・関係性構築を推進していきます。
Reception2(白):会議時間短縮を目的に、機能を極限まで削ぎ落とし全体を白に塗装した会議室
機能を極限まで削ぎ落し、全体を白に塗装。あえて音が反響する居心地の悪い空間にすることで会議時間を短縮させ、無駄を削ぎ落とすことを目的とした会議室です。
効率的なコミュニケーションを醸造させるワークラウンジ
従業員が働くワークラウンジは、固定席を設けないフリーアドレスとし、自身が働くデスクがその日その日でランダムな席配置となる抽選席システムを導入。また抽選席システムにグルーピング機能を加え、ランダムでありながらも同じ部署やチームで近い配置が可能。ただランダムに配置されるのではなく、効率的に他部署やグループ会社間でのコミュニケーションを醸造させる仕組みとしています。
創業時の外壁タイルを再現
オフィスの一部に使用されているタイルは、カシワバラ・コーポレーションの創業地である岩国本社の、創業当時の外壁タイルを再現。新しいオフィスのなかでも初心を忘れない工夫を加えました。塗装・外装修繕というカシワバラ・コーポレーションのアイデンティティと言える技術で内装を仕上げています。
インフラメンテナンス・マンション大規模修繕・建築・内装リフォーム事業を行う株式会社カシワバラ・コーポレーションをはじめとし、土地開発やマンション管理、住宅ローンや保険、通信サービスを提供する事業など国内外含め合計17社のグループ企業からなる私たちカシワバラグループ。建物・住環境の建築や修繕・リフォームを中心に、社会や人々の暮らしを支える事業を展開してまいりました。2022年度カシワバラグループの売上合計は1,000億円を超え、来年2024年には創業75周年を迎えます。新オフィスである「KASHIWABARA CITY」には、グループ6社を同フロアに集約し、さらなるグループ間での連携強化と事業成長を推進いたします。
入居企業
株式会社カシワバラ・コーポレーション
株式会社カシワバラ・アシスト
株式会社カシワバラ・グラウンド
株式会社カシワバラ・パートナー
株式会社カシワバラ・コンパス
株式会社オリジナルテクスト
■カシワバラ・コーポレーションについて
1949年の創業以来、70年以上「塗装」を軸とした産業インフラの維持・保全事業、業界No.1の実績を持つ石油化学プラント塗装のメンテナンス事業や、マンション大規模修繕事業、建築事業、内装リフォーム・リノベーション事業等の「住」の分野を中心とした事業を展開。日本の産業を支え続ける高い塗装技術を武器に、海外へも積極的に展開しています。
創業:1949年3月
本社所在地 東京本社:東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス18F
岩国本社:山口県岩国市山手町1-5-16
代表者:代表取締役 柏原伸介
事業内容:インフラメンテナンス、マンション大規模修繕、建築、内装リフォーム・リノベーション事業等
URL:https://www.kashiwabara.co.jp/
■カシワバラグループについて
カシワバラグループは、土地探しから、建物を建て、管理までトータルで提供できる企業グループです。それぞれの会社の特徴を活かしながら、次の時代へ向け新しい提案ができるよう成長・進化を常に図っています。
株式会社カシワバラ・コーポレーション(修繕メンテナンス、建築、内装リフォーム)
株式会社カシワバラ・グラウンド(不動産の開発)
株式会社カシワバラ・コンパス(資材調達)
株式会社カシワバラ・アシスト(住宅購入資金サポート)
株式会社カシワバラ・デイズ(建物管理)
株式会社カシワバラ・コネクト(通信サービスの提供)
株式会社カシワバラ・サイト(固定資産管理)
株式会社オリジナルテクスト(コミュニケーションデザイン)
株式会社カシワバラ・パートナー(保険の提供)
PT.Kashiwabara Engineering Indonesia(インドネシア/ジャカルタ)
Kashiwabara Hue Waisithu Myanmar Co., Ltd.(ミャンマー/ヤンゴン)
株式会社東京組(戸建て注文住宅の設計・施工)
株式会社日本の窓(木製サッシの企画・開発・製造・販売及び輸入)
株式会社緒方建築事務所(1級建築士事務所)
LTC Coatings (S) Pte Ltd(シンガポール)
三優社工業株式会社(修繕メンテナンス)