高齢者の暮らしをファインバブルで支える 溺水予防のために強制排水するスマート浴槽『フロノミライ』 「2023年度グッドデザイン賞」を受賞

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 ファインバブル技術で新しい価値を生み出し、創業以来の経営理念「すべての人々に感動と喜びを与え続ける」ことを使命とする株式会社サイエンス(取締役会長:青山 恭明、本社:大阪市淀川区)の『ミラバスガーディアン』は、株式会社ライフケア・ビジョン(代表取締役社長:祝嶺良太、本社:大阪市東淀川区)の、“高齢者が入浴中に異変があれば強制排水して溺水を予防するスマート浴槽システム『フロノミライ』”のシステムに導入され、この度2023 年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞いたしましたことをお知らせします。

WEBページ:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000070402.html

  • 受賞した『フロノミライ』について 

フロノミライは、入浴中の溺水を防止するための見守り・強制排水装置です。現在は主に高齢者のヒートショックを対象とし、シニア向けスマート賃貸マンション「ライフケア吹田」(大阪府吹田市内本町 3-25-16)に設置しています。浴槽下にある空気圧センサーで、入浴中の心拍、呼吸、体動を検知し、異常があれば強制排水して溺水を防ぎます。同時に有人の見守りセンターに通報され、遠隔で 119 番通報とオートロック解除。救急隊員が玄関を解錠し、速やかな搬送が可能となります。

【デザインのポイント】

①ヒートショック等による家庭内の溺死リスクが非常に高い高齢者が、自宅で安全に入浴することを実現

②見守りセンターから鍵を遠隔・一時的に解錠するシステムにより、救急隊員の入室と早期搬送を可能に

③介護事業所と連携することで、見守りセンターの人員を有効活用し介護人材不足対策に

  • グッドデザイン賞 審査委員からの評価

高齢者が自宅で安全に入浴できるように設計された、価値のあるデザインである。 特に印象的なのは、見守りセンターが鍵を遠隔で一時的に解錠するシステムである。これにより、救急隊員が迅速に対応できるという点は画期的といえる。また、介護事業所と連携することで、見守りセンターの人員を有効活用し、介護人材不足にも備える点も評価したい。

デザインの改良に関しても、複数の企業との協力によって、さまざまな技術的課題を解決している。

例えば、早期救出と溺水予防を同時に実現するような一気通貫のシステム設計は非常に優れている。

全体として、本製品は高齢者だけでなく、子どもや疾患を持つ人々にも応用可能な、多層的な安全対策を施しており、その先見の明と実用性を高く評価した。

■受賞サイトURLhttps://www.g-mark.org/gallery/winners/15499

■グッドデザイン賞の詳細URLhttps://www.g-mark.org/

■フロノミライについての紹介動画URL https://youtu.be/scY7Nn3-Tj8

  • 今後の展望

株式会社サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山恭明株式会社サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山恭明

サイエンスグループは、ファインバブル技術のリーディングカンパニーとして、自社開発製品の販売だけでなく、医療、介護、工業などの幅広い分野で研究を行っています。 この度グッドデザイン賞を受賞した『フロノミライ』は、日本における入浴に関連した急死は年間 19,000 人を超え、その約8割が高齢者である(厚生労働省推計)ことに着目し開発されました。当社は、独自の「人と地球に優しい」ファインバブル技術を多方面から普及させ、安全な入浴環境を提供し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

  • 会社概要

◆会社概要

社名      :株式会社サイエンス

所在地     :〒532-0011 大阪市淀川区西中島5-5-15

         新大阪セントラルタワー北館5F

代表取締役社長:水上 康洋

法人設立   :2007年8月

事業内容   :ファインバブル製品の開発・製造・販売及びメンテナンス

WEBサイト  :https://i-feel-science.com/

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