モルモット家系図も話題!足立区生物園が10月で30周年を迎えました

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平成5年に「ふれあい」「いのち」「共生」をテーマに開園した足立区生物園は、昆虫類、魚類、爬虫類、哺乳類など約500種類の生きものが飼育されています。動物園、水族館、昆虫館3つの機能を有する“生物園”と名のつく施設は他になく、生きものたちの豊かな個性や相互のつながりを伝える唯一無二の施設と言えます。平成12年頃には、入園者数が低迷し、運営再建のほか閉園の検討もされました。それを乗り越え、今や足立区外からも多くの人が訪れる人気施設となり、この度30周年を迎えることができました。

かつて足立区でも見られたというホタルの姿を後世に伝えるために、昭和52年に足立区職員によって、元渕江公園で地下水を利用したホタル飼育が始まりました。それが始まりとなり、次第に飼育生物を淡水魚やチョウに広げ、平成5年に「生物園」として産声をあげました。

近年では就学援助世帯向けに年間パスポートを無料配付するなど、様々な社会貢献活動にも力を入れています。特に、「ツシマウラボシシジミ」の保全活動では大きな成果を上げました。

平成25年に、絶滅の危機に瀕している「ツシマウラボシシジミ」の保全団体から、チョウ類の飼育実績と繁殖行動の再現に適した「大温室」を持つ足立区生物園に、繁殖実験の協力要請がありました。その年に保全団体と連携して繁殖実験を開始し、初めて飼育施設での交尾と採卵に成功しました。その後、足立区生物園での飼育・繁殖で徐々に飼育方法が解明され、平成29年にはこの技術や活動が高く評価されて、公益社団法人日本動物園水族館協会が規定する「繁殖賞」を受賞しました。昆虫類としては「繁殖賞」創設以来初の受賞という栄誉でした。

様々な展示や社会貢献活動を経て、今では年間来場者数が20万人を超えた足立区生物園が、今までご来園いただいた皆様や、すべての生きものたちに感謝を表すために、30周年記念キャンペーンを実施します。

  • 生物園謎解き「イモムシくんの失われた想い出」

「イモムシくん」が登場するパンフレットを持って、園内を巡りながら生物園が過去に行った企画などについてのクイズを解き、30年の歩みを振り返ります。すべて正解した方には記念品を贈呈!

【期間】令和5年10月1日~10月31日 午前9時30分~午後4時30分

※ 1回60~90分程度

【対象】どなたでも

※ 就学前の子どもは保護者の参加が必要

【申込】不要

※ 受付で参加キットを配布

  • 足立区生物園×ギャラクシティ「出張プラネタリウムで星空を見上げよう」

【日時】10月7日(土) 

①10:00 ②10:40 ③11:20 ④13:00 ⑤13:40 ⑥14:20 ⑦15:00

【場所】であいの広場

【定員】15人程度/1回(先着/整理券制)

【費用】なし(別途入園料)

  • 足立区生物園×保塚地域学習センター「親子を対象としたバスボムとコロン作り」

【日時】10月14日(土) 13:30-15:30

【場所】であいの広場

【定員】親子20組程度(先着)

【費用】なし(別途入園料)

  • 足立区生物園×興本地域学習センター「紙芝居『おっきーとおきりんの いろいろだいさくせん』」

【日時】10月21日(土) 13:00-13:20,14:00-14:20

【場所】であいの広場

【定員】30人程度(先着)

【費用】なし(別途入園料)

  • 足立区生物園×ONION PRINT「生物園の生きものたちのイラストをガーゼタオルにプリントしてみよう♪」

生物園の生きものたちのイラストやタオルの色を自由に選んで、自分だけのガーゼタオルを作ってみよう!

作ったタオルはお持ち帰りいただけます。

【日時】10月28日(土) 

【場所】であいの広場

【定員】1回6組(席が空き次第順次ご案内、最大100組程度)

【費用】500円(別途入園料)

  • 足立区生物園×東武動物公園「東武動物公園コラボ!ファラベラと愉快な仲間たち」

生物園30周年を記念して、東武動物公園で暮らしている生きものたちが生物園に応援に駆けつけてくれます!

ファラベラ(世界最小の馬)との記念撮影、ハリスホークやベニコンゴウインコの展示などを行います。

【日時】10月29日(日) 

【場所】生物園入口前・庭園

【費用】無料(別途入園料)

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