小学1年生への高槻産木材による将棋駒の配布がスタート

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「将棋のまち高槻」を掲げる大阪府高槻市では、本市と深い関わりのある将棋に親しむきっかけを作り、日本古来の伝統文化への理解を深め、将棋人口の裾野の拡大を目指し、昨年度から、市内在住の小学校1年生を対象に、高槻産木材で製作した将棋駒を配布し、日本将棋連盟所属棋士による出前授業を実施しています。授業では将棋駒が高槻の木材から作られていることや、自然と森の大切さも学びます。今年度は、本日10月4日(水曜日)から配布をスタート。高槻市立寿栄小学校に浦野真彦八段を招き出前授業も開催しました。

高槻市は、かつて武家屋敷が広がっていた高槻城三の丸跡から江戸時代の小将棋や中将棋の駒が多数発掘されるなど、古くから将棋とのゆかりが深く、将棋を通じて、文化振興を図るため、平成30年9月に自治体として全国で初めて日本将棋連盟と「包括連携協定」を締結。王将戦や名人戦といったタイトル戦の開催、現在大阪市福島に所在する関西将棋会館の高槻市への移転など「将棋のまち高槻」と掲げ、将棋振興の取組に一層注力しているところです。

令和4年度から子どもたちに将棋に親しんでもらい、日本古来の伝統文化への理解を深めること等を目指し、市内在住の小学1年生への高槻産の木材で製作した将棋駒配布を開始し日本将棋連盟所属棋士による出前授業を実施。授業では、配布した将棋駒が高槻の森林の風倒木や間伐材であることも説明し、児童へ「豊かな自然環境を作る森は、生活に欠かせない大切な存在であること」などを伝える「木育」もあわせて行っています。

今年度の配布スタートとなった令和5年10月4日(水曜日)、高槻市立寿栄小学校では将棋駒を配布し、日本将棋連盟所属の本市ゆかりの棋士浦野真彦八段による出前授業を開催しました。教室に集まった児童に一人ずつ将棋駒が配布されると、駒箱を開けた児童たちからは「すごい、木でできてる!」との歓声が。浦野八段から「将棋は年齢に関係なく誰とでも遊べる楽しいゲームです」などと話を聞いたあと、初心者でも楽しめる将棋山崩しを楽しみました。児童は「木の駒に初めて触った」「初めて将棋をしたけどおもしろかった」と笑顔で話していました。

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