すでに気仙沼や石垣島では試験運用をしていましたが、この度10月より正式にサービスを開始します。
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サービス開始の背景
現在、年間800万トンのプラスチックゴミが海洋に流出しており、そのうち約40%が漁網をはじめとする漁具が占めています。(※1)
日本では、使用済み漁具の廃棄は漁業者が費用を負担し、産業廃棄物として処理されることが一般的です。漁網と一言にいっても、プラスチックや鉄が混ざっているものなど様々な素材が混在しているので、リサイクルのための分別も難しいのが現状です。
さらに天候や人為的要因によって漁具が海に投棄・流出しているケースも多く存在しています。流出した漁具は海洋⽣物に絡まり命を落とす「ゴーストネット」も同時に引き起こし、漁具の海洋投棄は大きな社会課題となっています。
そこでamuは漁業者から使用済み漁具の買取りサービスを開始し、回収した漁具からナイロン原料(εカプロラクタム)を生成、ナイロンペレットやナイロン糸、生地に生まれ変わらせます。(※2)
(※1)出典:「海洋ごみをめぐる最近の動向」環境省(https://www.env.go.jp/water/marirne_litter/conf/02_02doukou.pdf)
(※2)廃漁網のアップサイクル素材「amuca®(アムカ)」は、来月開催の「FaW TOKYO(ファッションワールド東京)」の第3回サステナブル ファッションEXPO秋にてご覧いただけます。
詳細はこちら(https://www.amu.co.jp/posts/48289965)をご確認ください。
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使用済みナイロン製漁網の回収について
amuが使用済みナイロン製漁網を有償で回収します。
またPP、PE、テトロンなどナイロン製以外の漁網でも、状態によっては回収できる場合があります。
お問い合わせいただいた後に弊社からのヒアリング、または現地での査定を行います。
全国の組合、漁具屋、自治体、その他漁業関係者さまからの問い合わせをお待ちしておりますので、回収エリアや回収方法、分別方法等の詳細はこちら(https://forms.gle/9NrwjGVkMg76jXNR7)からお問い合わせください。
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今後について
現時点まで気仙沼・石垣島での漁網回収がすでに進んでおり、今後は回収エリアを全国へと広げる予定です。
今後、漁港ごとに異なる漁業や漁具を調査し、回収スキームを構築していきます。年間の国内回収量1,000tを回収し、世界一漁具を資源化する企業を目指してまいります。