『発達障害って何だろう?』自然体験活動から見えてくるもの

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多くの現場でインクルーシブな野外体験を子どもたちに提供・指導している専門家 田口眞嗣(たぐちしんじ)氏をお招きし、森遊びなどの野外教育が発達障害に及ぼす影響や変化などを主軸に、多数の事例を含めた講演をこなう。また、午後は分科会を開催し、子育てにおける子どもとの関わりや現場での対応などの相談を他2名の専門家を含めて行う(10月13日(金))。
また、併せて実際に野外体験に参加できる場も翌日・翌々日に設ける(10月14日(土)、15日(日))。

 長門市でも放課後児童クラブなどで、近年発達障害もしくはグレーゾーンに近いと思われる子どもが増えている。行政からも支援員の対応などについて相談もあり、NPO法人が運営する長門おもちゃ美術館においてもスタッフが対応に苦慮する場合が増えてきた。インクルーシブが欠かせない時代だが、実際にどのように対処すればよいのかなど組織や現場で多くの課題がある。

 この課題について、NPO法人「人と木」ができることは何だろうかと考えると、自然体験の視点から見えるものや実践から学ぶものがあるのではと思い、講演会とその後の実践をセットに企画した。

 具体的には、実践的に障害児に効果があるといわれる森遊びが、どのように子どもたちに良い影響を与えるのかを、長年戸外の現場で関わっている専門家に、事例を含めながら講演をしてもらうことから始めたい。同時に、個人セッションでは親御さんの子育てへの具体的なファシリテーターをしている方や、現場で多くのサポートやアドバイザー、カウンセラーをしている専門家にも参加していただき、幅広い視点から講演と分科会を行う。

 対象児の保護者はもちろんだが、発達障害児に係わる行政や関係者がまず、講演で関心を持ち、効果を理解することで戸外での活動に結び付ける第1歩にしたい。同時に多くの人が発達障害に関心を持ち、どのように関わりを持てば良いか、また障害という枠を取り払えるような見方を広げる機会にする。

また、NPO法人「人と木」が目指す「木育」の新しい形を考える講座にする。

 なお、14日・15日の現場での参加、見学も受け付ける、体験しないと見えないものも多いので、戸外での参加もお勧めしたい。

■講演会「発達障害って何だろう??」
【日時】2023年10月13日(金)10:00〜16:00
  第一部:講演会10:00〜12:00
  第二部:分科会13:00〜16:00
【第一部参加費】一般4,000円、人と木会員1,000円、当日人と木の会員になる場合3,000円

【第二部参加費】3分科会中、1分科会のみ1,000円/人

【会場】長門市中央公民館  〒759-4101 山口県長門市東深川1326−6

【予約】要予約 https://forms.gle/vECp9nUCyu79ouXM6

【チラシ】https://prtimes.jp/a/?f=d127663-2-6666121f42f7101c4727c58807d5bbaf.pdf
※講師等の詳細はチラシをご覧ください

■「森の遊び場・秘密基地づくり」
【日時】2023年10月14日(土)、15日(日)
【対象】14日:小学校4年生〜大人、15日:年少〜小学校3年生
【参加費】ひと家族につき2,000円(お子様が3人目以降は1人につき500円)

【場所】千畳敷の森 〒759-4402 山口県長門市日置中1138−1
千畳敷にある森で2日限りの森の遊び場や秘密基地をつくります!参加者の想像力を活かしながら毎回おもしろく楽しい遊び場が完成しています。
【予約】要予約

参加希望の方は必要事項を記入して

hitotoki.2016@gmail.com
まで、メールでお申し込みください。
【チラシ】https://prtimes.jp/a/?f=d127663-2-335a57669ad42ee828b579b7165eab22.pdf

※詳細はチラシをご覧ください

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