Generative AI領域のスタートアップを支援する、デジタルガレージのSTARTUP STUDIO「GenLab」が「Generative AI Hackathon」を実施

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 株式会社デジタルガレージ(東証プライム 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下:DG)が運営する、Generative AI(生成AI)の次世代起業家を支援するSTARTUP STUDIO「GenLab(ジェンラボ)」は、サンフランシスコのインキュベーションセンター「DG717(https://www.dg717.com/)」にて、「Generative AI Hackathon」を開催しました。

 STARTUP STUDIO「GenLab」は、2023年6月に始動し、Generative AIや周辺技術で新たな価値を生み出すスタートアップを多角的に支援しています。また、シリコンバレーの起業家やエンジニアを中核に、DGが20年以上かけて構築したグローバルインキュベーションストリームをベースとしながら、日本、米国東海岸、ヨーロッパ等の企業も広く参加するコミュニティの構築を目指しています。

左から、Nicolai Wadstrom氏(Entrepreneur and Investor)、Jeremiah Owyang氏(CEO, Founder and General Partner of BootstrapLabs)、三橋 拓樹氏(DG執行役員 米国事業担当)、Brady Forrest氏(“GenLab” Advisor)、James Murdza氏(Hackathon Winner)、Daniel Riedel氏(Executive Director of “GenLab”)、Elana Lian氏(Investment Director of Intel capital)、Masha Leshchenko氏(Event Organizer)

 サンフランシスコは、OpenAI社やAnthropic社に代表されるGenerative AI領域で活躍するユニコーン企業が本社を構え、世界のGenerative AIの技術開発やサービス展開を牽引しています。インターネットの登場に匹敵する大きな地殻変動が起きつつある今、DGはエンジニアや起業家のコミュニティを構築し、革新的なコンセプトやサービスを開発する次世代の起業家を支援していきます。

 今回の「Generative AI Hackathon」は、Generative AIを使った、これまでにない新しくイノベーティブなソフトウェアやサービスの開発を目標に、集中的に作業を行うもので、エンジニアやデザイナーなど、約100名が参加しました。AIを活用したスピーチ中の声量やイントネーションから感情を読み取り、より良い話し方を提示するシステムや、企業のより適切で迅速な採用を支援するサービスなどが新たに開発されました。

 ユニークなアイデアと完成度が高く評価され優勝したGitWit社は、特別なシステムをインストールすることなく、誰でも簡単にウェブアプリを構築し、発信できるサービスを開発しました。個人のアイデアをAIと連携することでAIが専用のコードを作成し、ワンクリックで自分が開発したウェブアプリを公開することができます。

 

■GenLab Hackathon 実施概要

日時:2023年9月9日(土)

場所:インキュベーションセンター「DG717」 

   (717 Market St, San Francisco, California)

主催:デジタルガレージ STARTUP STUDIO「GenLab」

パートナー:Anthropic社、Aiify社

審査員:

・Jeremiah Owyang(Entrepreneur and Investor)

・Nicolai Wadstrom(CEO, Founder and General Partner of BootstrapLabs)

・Elana Lian(Investment Director of Intel capital)

■GenLab Executive Director Daniel Riedel氏からのコメント

 世界的な金融、医療、気候危機に直面する中、人類は多くの時間と資源を必要としています。Generative AIは、人類のイノベーションを加速させ、社会としてより多くの時間と能力を与えてくれる可能性を秘めています。今回「GenLab」が開催したHackathonには、エンジニアをはじめとするたくさんの方に参加していただき、彼らの技術やアイデアを駆使し、短期間で多くの魅力的なサービスやプロダクトが誕生しました。また、左側の画像のように、当初私たちが思い描いていた通り、多くの事業ビルダーたちが集まってアイデアを形にしていく、活気あふれる世界が実現しました。「GenLab」は今後も、自分たちの能力を高め、責任あるAIが実現し得る世界を押し広げると同時に、社会に貢献するテクノロジーを創造していきます。                            

 DGは今後も、DGの持つグローバルなネットワークを通じたアジア、欧州へのパートナーシップや、DGの研究開発組織である「DG Lab(https://www.dglab.com/)」や「Digital Architecture Lab(DA Lab)(https://dalab.xyz/)」の技術支援を通じ、スタートアップの事業成長を加速させます。成長投資のための資金提供は対象の起業家を厳選し、社会実装もサポートしながら、投資だけを目的としたファンドを運営するプレイヤーとは一線を画した「GenLab」らしいメソッドを確立していきます。

 「GenLab」へ参画希望のスタートアップ、パートナーシップに興味をお持ちの方は、genlab@garage.co.jpまでご連絡ください。 

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