産業技術総合研究所向けに「水電解インピーダンス計測システム ALDAS-E」を受注

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HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:岡澤尊宏)は2023年8月に水電解装置やMEAのインピーダンス計測をするシステム「ALDAS-E」を、「国立研究開発法人産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所(産総研 FREA)」向けに受注をいたしました。今後も当社は、水素社会の実現に向けて研究開発・評価試験に関する機器提供を通じ、持続可能な社会に貢献してまいります。

■背景

 近年、脱炭素に関連して水素利活用の技術開発が注目を集めています。その中で再生可能エネルギー由来のグリーン水素製造に欠かせない「水電解」という技術があります。水電解による水素製造は水に電流を流すことで水素をつくることが可能です。日本は水電解に関する技術も世界トップクラスではありますが、社会インフラとして使用できる大型の水電解装置の評価技術は確立されていない面がありました。

■受注概要

 当社は2023年8月、水電解装置やMEA*のインピーダンス計測をするシステム「ALDAS-E」を、産総研 FREA向けに受注いたしました。

 産総研 FREAではNEDOグリーンイノベーション基金「水電解装置の評価技術の確立/再生可能エネルギーシステム環境下での水電解評価技術基盤構築」のプロジェクトにおいて、水電解装置の評価基盤設備の構築を検討しており、「ALDAS-E」の採用は交流インピーダンス法による水電解セルの分析での活用を目的としています。

 今回受注した「ALDAS-E」 は水電解装置や水電解セルを社会実装レベルの大電流で測定するシステムです。

今後も当社は、水素社会の実現に向けて研究開発・評価試験に関する機器提供を通じ、持続可能な社会に貢献してまいります。

 ※ Membrane Electrode Assembly(膜電極接合体)

                    ALDAS-E イメージ図

■製品概要

『ALDAS Method搭載により実動作状態の水電解セルスタックの評価が可能に』

 従来、ラボレベルで小型セルの実験をする装置での計測方法は存在しておりましたが、大電流での測定は難しいとされてきました。「ALDAS-E」は広い電圧・電流測定範囲と高い耐ノイズ性を備えているため、実用的な電流・電圧範囲で動作する水電解装置/セルスタックの評価を可能にし、大規模な水電解装置やセルを実際の動作条件下で、特性評価や運転中の状態監視、セルの劣化診断に利用することができます。

■What is the ALDAS Method

 当社が得意とするリチウムイオン電池のAC-IR計測で培ったインピーダンス測定技術と、インバーターなどのパワーエレクトロニクス評価で培った高精度電流測定技術を応用した計測法。これにより従来困難であった水電解セルスタックや水電解装置のインピーダンス評価が可能になりました。

・ALDAS-E 詳細ページ(英文)

IMPEDANCE ANALYZER for Water Electrolysis Cell ALDAS-E (EIS measuring instruments)
ALDAS-E is Impedance Analyzer for Water Electrolysis Cell. ALDAS-E can impedance measurement of operating EC Stack. We provide our hydrogen customers with accur...

■日置電機株式会社について

自動車をはじめ、電子部品、環境・新エネルギー、インフラなど、様々な分野に向けて電気計測ソリューションを提供しています。産業のマザーツールと呼ばれる電気計測器は、研究開発、生産ライン、保守サービスなど、あらゆる場面で必要不可欠。電気計測ひとすじ88年の歴史で培った確かな技術と独自のイノベーションにより、お客様の安全で有効なエネルギー活用を促進し、社会の安心と発展に貢献しています。開発・生産・管理機能を集約した日本本社と、国内販売支店およびアジア、アメリカ、欧州に広がるグループ販売会社10社とのスピーディーな連携により、世界中のお客様にタイムリーなソリューションを提供しています。

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