【民間発の地域部活動】小学生から社会人まで参加できる「さくら音楽団」が埼玉県にてスタート。地域人材を発掘・育成するユニークな講座も

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NPO法人 文化部活動の地域移行支援ネットワーク(略称:カストル 代表:吉岡理菜)は、小学生から社会人まで参加できる「さくら音楽団」の活動を2023年秋より埼玉県さいたま市にてスタートいたします。学校の枠を超え、世代の枠を超え、音楽を通して地域の人々と子どもたちが支え合う場所として第一歩を踏み出します。同時に、社会人向けリトミック&コーチング講座を開催し、部活動の地域展開に欠かせない地域人材の発掘・育成に取り組みます。

学校現場に多く関わる音楽家が中心となって運営する文化部活動の地域移行支援ネットワークは、全国の学校および自治体が抱える「部活動の地域移行」の課題に取り組むべく、さくら音楽団の活動をスタートさせることになりました。

一般的には社会人で構成される市民楽団に子どもたちも参加できる仕組みを作ることで、参加者同士で教え合い成長し合う持続可能な活動を目指します。

さくら音楽団は「教える指導者と習う生徒」といった二元的な図式ではなく、楽器愛好家や地元の音楽家など地域の人々と子どもたちが相互に支え合う関係性を構築します。

これにより、子どもたちに学校以外のコミュニティを形成する機会を提供しながら、これまでの部活動の長所である「異年齢含む他者との関わり方」や「集団での過ごし方」などの社会性を学ぶと共に、音楽を通して子どもたちが自ら考え行動する主体性を育む場を創出します。

まずは10月9日(月・祝)より月1回の活動を開始、地元イベントへの出演やコンサートに向けて練習を進めていく予定です。

■「さくら音楽団」団員募集■

活動日:月1回(土日祝)

参加費:1回につき¥500

対象:小学4年生~社会人

募集パート:金管バンドおよび吹奏楽で用いられる楽器

活動場所:さいたま市内

詳細・申込:https://castor.or.jp/2023/08/28/sakura-music/

さくら音楽団活動開始に先駆けて、地域人材を発掘・育成する講座を以下のとおり開催します。(要申込み)

■生き生きした演奏に!リトミック入門ワークショップ■

「リズミカルに!って具体的にどう教えたらいいか分からない」

「生徒が楽しくリズム感を磨ける練習方法が知りたい」方におすすめの講座です。

日時:2023年9月18日(月・祝) 14:00~16:00
場所:さいたま市文化センター第2練習室
料金:一般2000円 学生1000円(高校生以上)
講師:吉岡理菜(リトミック研究センター指導資格ディプロマB取得)

詳細・申込:https://castor.or.jp/2023/08/13/event_0918/

■生徒自ら解決する力を引き出す!コーチング入門講座■

「コーチング、聞いたことあるけど一体何なの?」

「生徒の主体性を育てる方法が知りたい」方におすすめの講座です。

日時:2023年10月1日(日) 10:00~11:30
場所:さいたま市文化センター第2練習室
料金:一般2000円 学生1000円(高校生以上)

講師:和久井楓(株式会社アナザーヒストリー認定コーチ)
詳細・申込:https://castor.or.jp/2023/08/20/event1001/

【文化部活動の地域移行支援ネットワーク(略称:castorカストル)】

部活動および市民楽団の運営などに関わる音楽家が発起人となり昨年2022年9月に設立。

「学校の働き方改革に伴う部活動の地域移行が大人の都合だけで進められてはならない、子どもたちと未来のための地域移行でなければならない」「家庭の経済状況に左右されることなく参加できる地域部活動を」との価値観を共有するメンバーが声を掛け合い、法人設立に踏み切りました。

音楽家が社会問題に取り組む難しさに直面しながらも、現場での経験と独自のネットワークを武器に試行錯誤を重ね、これまで吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動の課題を中心に取り組んできました。

既に活動している地域部活動や移行を進めている団体への取材と発信の他、地域の理解と協力を得て活動しやすい環境をつくる為のイベント開催、および地域人材の発掘・育成事業を進めています。

部活動の地域移行とは?】

文部科学省の「学校における働き方改革」の一環として、段階的に部活動を学校主導から地域主導へ移行させていく計画です。

これまで教員が指導してきた部活動を地域主導に移行することで、教員の負担軽減と未来を担う子どもたちへの教育の質を高めることを目的としています。

また、専門家が指導することによる活動の質と効率の向上、少子化により学校単位での活動が難しい競技に取り組めること、大会・コンクールに出場せずに活動するなど子どものニーズに合わせた多彩な活動が展開できるといった新たなメリットも見出されています。

段階的措置として、活動場所は学校のまま部活動指導員(外部指導者)を活用する、または土日祝のみ学外で活動する自治体が少しずつ増えていますが、学校から切り離した形での地域部活動(地域クラブ)の取り組みはまだ少ない現状です。

一般の習い事とは異なる性質を持つため、自治体および地域住民の理解と協力のもと持続可能な活動が求められています。

【ホームページ】

特定非営利活動法人

文化部活動の地域移行支援ネットワーク(NPO castor)

文化部活動の地域移行支援ネットワーク(NPO Castor)
特定非営利活動法人

【本件に関するお問い合わせ先】

office@castor.or.jp

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