ランクセス、岩手県内及び東京都内近郊の小学生を対象に『地球環境・エコ実験教室』を開催

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ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、今年8月、子どもたちに楽しみながら地球環境や科学の知識を学んでもらう『地球環境・エコ実験教室』を、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、セーブ・ザ・チルドレン)と共に開催しました。今年は、岩手県山田町及び東京都内の子どもたちを対象に計2回のプログラムを実施しました。ランクセスとセーブ・ザ・チルドレンとの連携による同プログラムの提供は、2014年の開始以来、今年で10年目を迎えます。

ランクセスは、気候保護に積極的に取り組み、明確なロードマップと対策を推進しています。その一環であるランクセスの『地球環境・エコ実験教室』は、地域社会における地球環境や科学に関する教育を促進することで、人材を育成し、より持続可能な社会の構築に貢献することを目的としています。ランクセスは、2014年から東北地方の子どもたちを対象に『化学実験教室』を開催しており、今年で10年目を迎えました。昨年からは、地球環境や気候変動に関する内容を拡充した上で、対象地域に東京都内近郊を加えて、新たに『地球環境・エコ実験教室』としてプログラムを実施しています。

ランクセスの日本法人代表取締役社長であるジャック・ペレズは、次のように述べています。「ランクセスは、科学、技術、工学、数学といった分野を中心に様々な教育プログラムへの支援に継続的に取り組んでいます。地球環境教育と科学実験を組み合わせたこのユニークなプログラムは、子どもたちの創造性と好奇心を刺激し、素晴らしい学習の機会を与えてくれると信じています。そして、このワークショップが、将来の化学業界を担う人材の育成に役立つことを期待しています」 

今年度のプログラムは、8月10日(木)に岩手県山田町とオンライン形式により開催されたほか、8月26日(土)には東京都都内において対面形式で行われました。計2回のプログラムを通して、小学一年生から六年生までの計20名が参加しました。プログラムの前半では、「気候変動と食のカーボンフットプリント」をキーワードに、「地球温暖化」とその要因、私たちの食生活を通して排出される「食のカーボンフットプリント」とその解決策についても学び、その解決策の一つである「都市農業」について、クイズやカードゲームを交えた講義を通して学びました。プログラムの後半では、都市農業を再現し、土を使わず、水とLEDで育てる水耕栽培の仕組みを学ぶ『自分だけのオリジナルエコ菜園キット』を作る実験を行いました。

参加した子どもたちからは、「地球温暖化や都市農業など良く知れました。スプラウトやほかの野菜をもっと大事に育てようと思いました。容器もかわいくできてうれしかったです。」(岩手県・山田町の小学五年生)、「今日はじめてエコさいえんキットづくりをしたのでちょっとむずかしかったけど、こうやってできるんだなと思いました」(岩手県・山田町の小学三年生)、「エコ菜園キット作りやグループワークで協力したり、仲良くなることができた。」(東京近郊の小学六年生)、「地球温暖化やSDGsの食品関係についてくわしく知れた。」(東京都内の小学六年生)などのコメントが寄せらせました。

ランクセスは、東日本大震災により被災した子どもたちの支援を目的に、2011年よりセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援しています。被災地の復興が進む中、子どもたちへのさらなる支援拡充を目指し、2014年から宮城県内で、2017年からは岩手県内で化学実験教室を開催してきました。現在も、セーブ・ザ・チルドレンが取り組む子どもの権利の促進、子どもの貧困などの問題解決、自然災害時の緊急支援など、同団体の活動を継続的に支援しています。

■『地球環境・エコ実験教室』開催概要

【日程①】2023年8月10日(木)

【主 催】

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

山田町ふれあいセンター「はぴね」

ランクセス株式会社

【場 所】岩手県下閉伊郡 山田町ふれあいセンター「はぴね」

【対 象】岩手県下閉伊郡山田町内の小学一年生~六年生 10名

【開催方法】オンライン形式 

【内 容】

『地球環境・エコ実験教室』は、科学の実験を通じて、環境や地球のためにできることを考えながら学ぶプログラムで、前半は「気候変動と食のカーボンフットプリント」をキーワードに、「地球温暖化とその要因」「私たちの食生活を通して排出される温室効果ガスと解決策」などについてクイズを交えた講義、後半は都市農業を再現するLEDとスポンジを使用した「自分だけのエコ菜園キットを作る実験」を実施しました。(所要時間: 約2時間) 

【日程②】2023年8月26日(土)

【主 催】公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 

【協 力】ランクセス株式会社

【場 所】東京都内会議室

【対 象】東京都内近郊小学四年生~六年生 10名

【開催方法】対面形式 

【内  容】

セーブ・ザ・チルドレンの主催する子ども体験プログラム2023の一環として、『地球環境・エコ実験教室』を実施。前半は「気候変動と食のカーボンフットプリント」をキーワードに、「地球温暖化とその要因」「私たちの食生活を通して排出される温室効果ガスと解決策」などについて、クイズやカードゲームを交えた講義、グループディスカッションを実施したほか、光合成やLEDの役割について学びながら、都市農業を再現する「自分だけのエコ菜園キットを作る実験」を行いました。(所要時間: 約2時間) 

ランクセスの教育支援プロジェクト

ランクセスグループは、2008年に世界的な教育イニシアチブを発足させ、特にSTEM教育(科学、技術、工学、数学)や文化に関する分野で支援を継続しています。日本では、小澤征爾氏の主催する「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀(OICMA)」を2011年の設立時より支援し、本年度も契約を延長したことを発表しています。ランクセスは2011年の設立以来、才能ある未来の音楽家に優れた教育を受ける機会を提供するための支援を続けています。オーディションで選抜されたアカデミー生たちは、世界的にも有数の指揮者である小澤征爾氏をはじめとする、著名な音楽家たちの指導を受けることができます。

ランクセスの気候保護への取り組み

ランクセスは、2040年までのスコープ1(自社排出)及びスコープ2(購入エネルギー)によるクライメイト・ニュートラル(気候中立)を目指すと共に、「ネットゼロバリューチェーン2050」の目標のもと、スコープ 3(バリューチェーン全体における間接排出)についても2050年までに最終的に実質ゼロにする気候中立を目指し、明確なロードマップと対策を推進しています。

山田町ふれあいセンター「はぴね」での『地球環境・エコ実験教室』の様子 (写真提供: 山田町ふれあいセンター)山田町ふれあいセンター「はぴね」での『地球環境・エコ実験教室』の様子 (写真提供: 山田町ふれあいセンター)

東京都内で実施された『地球環境・エコ実験教室』の様子(写真提供: セーブ・ザ・チルドレン)東京都内で実施された『地球環境・エコ実験教室』の様子(写真提供: セーブ・ザ・チルドレン)

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ランクセスについて:

ランクセスは、世界32カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2022年の総売上は81億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 13,100人です。主な事業は、中間体、添加剤、コンシューマープロテクション製品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)、ヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

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