■Dartfish 2024アップデート内容まとめ
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新機能:簡易3Dアナライザー機能が追加されました
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新機能:インジアクション機能が追加されました
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ライブ機能がアップデートされました
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ドローイングツール(2D)がアップデートされました
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MP4 DASHフォーマット、H.265/HEVCフォーマットに対応しました
詳細は、当社ホームページのリリースノートをご確認ください。
■新機能「簡易3Dアナライザー」について
1. 簡易3Dアナライザー概要
これまでの3Dアナライザーは、プレイヤーの移動距離や速さなどの数値データを正確に取得するため、映像に対してフィールドモデルを利用したキャリブレーションを行う必要がありました。しかしこの作業工程は限られた時間の中で即時フィードバックが必要なスポーツ現場などでは、利用が難しい現状がありました。
今回追加された簡易3Dアナライザー機能では、フィードバック効果の高いチェインフォーメーションや3D矢印などのハイライトツールを静止している映像上(=一時停止状態、もしくはスティルショット)に直接追加することができます。これにより、キャリブレーションやレンダリングの必要が無いためフィードバックまでにかかる時間を大幅に短縮することができます。
さらにクロマキーやプリセットを利用した簡易的なキャリブレーションも実装されているため、これらを利用することで簡単に設置するハイライトツールの表示精度を高めることができます。
2. 利用できるハイライトツールの紹介
簡易3Dアナライザーでは、以下のハイライトツールを利用することができます。
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3D矢印、矢印、スプライン矢印
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長方形、円、ポリライン
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マーカー、スポットライト
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フォーメーション
各ハイライトツールはプロパティ設定から、カラーや大きさなどを自由にカスタマイズすることができます。
3. 簡易3Dアナライザーの使用方法
簡易3Dアナライザーは必ず映像が静止状態で使用する必要があります。そのため、再生中の映像を一時停止するか、スティルショット機能を利用して静止画登録してから利用してください。フィードバックしたいシーンで映像を一時停止したら、あとはハイライトツールを画面に追加するだけです。
4. キャリブレーションプリセットを利用した簡易キャリブレーション
カメラの撮影方向によっては、設置したハイライトツールが実際のラインとずれて表示される場合があります。
このような場合、キャリブレーションプリセット機能を利用して簡単に調整を行う事ができます。プリセットは5つ用意されているため、カメラの撮影方向に一番近いプリセットを選択します。
プリセットを選択すると映像上にキャリブレーションフィールドが表示されるため、実際のコート上のラインと沿うように調整します。ここではハイライトツールの表示精度を改善することが目的のため、数値データを取得するような精細な調整は必要ありません。
以上の簡単操作で、設置するハイライトツールをより正確に画面上に表示することができるようになります。
5. オートクロマキー機能
Dartfish 2024では、クロマキー機能を選択するとソフトウェアが自動でフィールドカラーを認識してクロマキー処理を行います。また、さらに1色を追加で選択することができ(計2色でクロマキー処理)、より精度の高いクロマキー処理を行う事ができます。もちろん選択されている2色は自由に変更可能です。
■まとめ
今回リリースされた新バージョンDartfish 2024では、新機能「簡易3Dアナライザー」と新機能「インジアクション」を搭載し、新しい2DドローイングツールやH.265/HEVCフォーマットに対応するなど、多くのお客様のニーズに応えるバージョンとなっております。次回はDartfish 2024リリースのお知らせPart②として、新たに生まれ変わった「インジアクション」機能について詳しく紹介していきますので、是非ご期待ください!
【リリースノート情報】
新パッチに関するより詳細な情報は、当社ホームページのリリースノートをご確認ください。
https://www.dartfish.co.jp/releases/
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