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TikTok利用者増加に伴い企業はマーケティングに活用。反面炎上などの課題も
TikTokを取り巻く環境はこの数年で劇的に変化しています。
総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、特に10代および20代のTikTokの利用率が増えています。10代の利用率の推移は、平成30年度の39.0%から令和3年度は62.4%と、4年間で23.4ポイント増加しています。10代20代に限らず、あらゆる年代においても利用率が増加傾向にあることが同調査からわかります(※2)。
TikTok利用者数の増加に伴い、企業がTikTokをマーケティングに活用しようと、2021年(令和3年)頃から、アディッシュにはTikTok監視に関する問い合わせと共に、TikTokを利用する上でのリスク対策についての相談が入っていました。実際、利用者が増加する中で、TikTokに投稿した動画による炎上事例も出ているほか、特定のアカウントに向けた誹謗中傷なども見受けられ、リスク対策は急務となっています。
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TikTok’s Accounts API連携による投稿・コメントの自動取得でSNSリスクの早期発見・早期対応が向上
これまでアディッシュでは、TikTok上のコメントを直接確認し、手動でURLや本文データの転記を行っていました。しかし、TikTokの構成上、手動監視は非効率なうえに、即時に監視をするのが難しい状況でした。
2023年7月にTikTokがデータ取得のためのTikTok’s Accounts APIを公開後、「Police」と連携し、新着投稿・コメントをほぼリアルタイムで取り込めるようになったことで、SNSリスクとなりうる事象の早期発見・早期対応が可能となりました。
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今後の展開
本件のシステム構築による監視業務を通じて、企業のTikTok運用におけるリスク対策を推進していきます。これまでも「Police」を利用した企業アカウントのコメント監視は、X(元Twitter)、Instagram、Facebook、YouTube、Google Business Profileを対象に行っており、TikTokの追加により6つのSNS投稿・コメント監視が実施できるようになりました。企業が運用するあらゆるSNSを、アディッシュにて一括で監視することにより、企業の危機管理体制の強化に貢献できると考えています。インターネットやソーシャルメディアなどの情報の領域が、健全で心地よい”居場所”となるよう、リスク対策の支援を一層強化していきます。
備考
(※1)アディッシュが独自開発した監視業務に特化したツール
(※2)出所:総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」平成30年度、令和元年度、令和2年度、令和3年度
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アディッシュのリスク対策 概要
アディッシュのリスク対策事業「インターネットモニタリング」では、「公益に資するインターネットをつくる」という事業ミッションのもと、企業のソーシャルリスク対策全般を支援しています。SNSアカウント監視、ソーシャルリスクモニタリング、従業員向けSNS研修サービス、SNSガイドライン策定支援などを通じて、企業のソーシャルリスク・風評被害を最小限に抑えます。
https://monitor.adish.co.jp/
【アディッシュ株式会社 概要】
設立 :2014年10月1日(東証グロースコード:7093)
代表者 :代表取締役 江戸 浩樹
本社所在地:東京都品川区西五反田1-21-8 ヒューリック五反田山手通ビル6階
事業内容 :ミッション「つながりを常によろこびに」のもと、インターネットやソーシャルメディアなどの情報の領域で発生する課題を解決し、情報社会が健全で心地よい”居場所”となるような社会の実現を目指します。
▪スタートアップの成長支援とこれに伴う適応課題の解決
▪カスタマーサクセス/カスタマーサポートの設計・コンサルティング・運用サービスの提供
▪誹謗中傷および炎上対策
▪学校向けネットいじめ対策
URL :https://www.adish.co.jp
【サービスに関するお問い合わせ先】サービスデリバリー事業部 大貫
Tel:03-5759-0334(代表)お問い合わせフォーム:https://monitor.adish.co.jp/contact/
※記載されているサービス・商品名、会社名は各社の商標および登録商標です。
※本リリース情報は、2023年8月23日時点の情報です。