ヤマトボックスチャーター株式会社と「資源循環プロジェクト回収スキームの最適化に向けた共創ロジスティックスパートナーシップ協定」を締結

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日榮新化株式会社(本社:大阪府東大阪市・東京都千代田区 代表取締役社長:清水 寛三)は、ヤマトボックスチャーター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:平塚 俊彦)と、ラベル台紙の資源循環型水平リサイクル*¹事業(以下、「資源循環プロジェクト」)の回収業務に関して、「資源循環プロジェクト回収スキームの最適化に向けた共創ロジスティックスパートナーシップ協定」を締結しましたのでお知らせいたします。

1.資源循環プロジェクトとは?

ラベル台紙の廃棄ゼロを目指す、環境に配慮した取り組みです。

製品などにラベルを貼り付ける製造工程において、剥がされた後に残るラベル台紙の量は、国内の製造業全体で年間約13.9億㎡に上り*²、東京ドーム約30,000個分の面積に相当します。そのほとんどが資源として回収・再利用されることなく、消費者の目に見えない廃棄物として、毎日大量に廃棄・焼却*³されている現状があります。現在、ほとんどのラベル台紙に「剥離紙」と呼ばれる、紙と樹脂の複合材料が使用されているため、古紙回収が出来ず、多くが産業廃棄物や一般廃棄物として廃棄・焼却されています。「資源循環プロジェクト」では、ラベル台紙を「剥離紙」から再生PET合成紙製の「リサイクル専用台紙」に置き換え、使用後に有価回収をし、マテリアルリサイクル*³を行うことで、同じリサイクル専用台紙の原料として使用でき、廃棄物を生まない仕組みとなっています。

2.共創ロジスティクスパートナーシップ協定に関する内容

サーキュラーエコノミー型ビジネスにおいて重要となる、回収スキームの運営にあたり、安定性且つ合理性、継続性ある運営を行うことを目的に、両社で以下の3点を実行することで合意いたしました。

1)「JITBOXチャーター便」を活用した回収スキームの最適化

資源循環プロジェクトの継続運営を目的に、回収スキームや回収コストの合理化について協業します。

2)ヤマトボックスチャーター株式会社のネットワークを活用したサービスの運用と普及

国内において、ヤマトボックスチャーター株式会社の全国ネットワークを網羅した、回収スキームの構築を目的に協業します。

3)持続可能性のあるオペレーションの実行とCO₂排出量の削減

地球環境に配慮した、持続可能性のあるオペレーションの実行と、輸送にかかるCO₂排出量削減を目的に協業

します。

3.資源循環プロジェクト回収スキームの特徴

1)資源(有価物)として運用する有価回収スキーム

本プロジェクトでは、ユーザーが使用済みのラベル台紙(リサイクル専用台紙)を、資源(有価物)として、通常20円/㎏で有価回収します。ラベルユーザーは、これまで台紙(剥離紙)の廃棄に費用をかけていたところ、逆に、資源(有価物)として日榮新化株式会社に販売できるスキームです。

2)専用回収BOX

ヤマトボックスチャーター株式会社が提供する「JITBOXチャーター便」と専用のフレコンバッグを組み合わせることで、本プロジェクト専用の回収BOXを使用します。ラベルユーザーは、資源循環プロジェクト公式Webサイト上で、設置・回収依頼を行うことが可能です。専用回収BOXを使用することで、回収効率・回収コストの合理化を実現し、CO₂排出量の削減にも貢献します。尚、専用回収BOXの設置・回収費用は、日榮新化株式会社が負担します。

3)国内全域を網羅

ヤマトボックスチャーター株式会社のネットワークを活用することで、一部離島などを除く、国内全域で、専用回収BOXの設置・回収業務を行うことが可能です。専用回収BOXは、リサイクル拠点となる、日榮新化・三重RP工場(三重県伊賀市)*⁵に回収する他、関東以北の回収拠点として、日榮新化・川口事業所(埼玉県川口市)を活用することで、より合理的且つ安定した回収スキームの運用を実現します。

日榮新化株式会社(NEION)

1957年の創業以来「新しいこと、つづけます」をスローガンに、ラベル素材や両面テープ、保護フィルムの開発製造を行う粘着コーティング技術の総合メーカーとして、お客様視点での製品・サービスの拡充に取組んで参りました。粘着加工製品の供給のみならず、新たに静脈産業としての機能を加えることで、資源循環の実現を通じた環境負荷低減に貢献いたします。

ヤマトボックスチャーター株式会社

ヤマトグループが掲げる「環境中期計画2023」に参画し、グリーン購入やリサイクルの推進、環境に配慮した資材の開発などに取り組み、資源循環に努めております。また、全国ネットワークの輸配送サービス網を駆使した静脈輸配送を行い、お客様の資源循環経営実現を推進しております。

【参考】

*¹ 使用済みの製品を、同じ用途の新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法

*² ラベル新聞社刊 「日本のラベル市場2022」から算出

*³ 固形燃料化などの熱回収を含む

*⁴ 廃プラスチック類の廃棄物を、粉砕・溶解などの処理を行った後に、同様な用途の原材料として再生利用するリサイクル

*⁵ 2024年4月量産稼働開始予定

▼資源循環プロジェクト 公式Webサイト

 https://www.shigenjunkan.com/

【お問合せ先】

資源循環プロジェクト事務局(日榮新化株式会社 企画開発室内)

Tel:06-6729-2660

Fax:06-6725-2399 

Mail:info@shigenjunkan.com

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