阪急電鉄と大阪ガスによる宝塚大劇場への「カーボンニュートラルな都市ガス」の導入について

この記事は約4分で読めます。
阪急電鉄株式会社(社長:嶋田 泰夫、本社:大阪市北区、以下「阪急電鉄」)と大阪ガス株式会社(社長:藤原 正隆、本社:大阪市中央区、以下「大阪ガス」)は、大阪ガス100%子会社のDaigasエナジー株式会社(社長:井上 雅之、本社:大阪市中央区)を代理店として、宝塚大劇場への「カーボンニュートラルな都市ガス」の導入に関する契約を締結しました。
阪急電鉄と大阪ガスは、2014年より、「J-クレジット制度*1」を活用し特定の公演期間中に宝塚大劇場から排出されるCO2をオフセットするなど、CO2削減に寄与する取組*2を共同で進めてきました。今回の契約により、さらなる環境負荷の低減を目指して、本日の供給分から宝塚大劇場で使用する都市ガスを「カーボンニュートラルな都市ガス」に切り替えました。なお、大阪ガスの「カーボンニュートラルな都市ガス」を劇場施設で採用するのは、本件が初めてとなります。

「カーボンニュートラルな都市ガス」とは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2などの温室効果ガスをクレジットで相殺した「カーボンニュートラルLNG」を活用する都市ガスで、今回の契約により、年間約1,300トン(一般家庭の約1,300世帯分)のCO2排出量の削減を見込んでいます。

阪急電鉄では、宝塚大劇場において、館内照明のLED化による消費電力の削減のほか、CO2排出量が少ないクリーンなエネルギーである天然ガスを利用した高効率ガス冷暖房*3を採用することによる電力需要の平準化への寄与など、カーボンニュートラル社会の実現に資する取組を進めています。

一方、大阪ガスでは、高効率なガスコージェネレーションシステム*4やガス冷暖房の導入、再生可能エネルギーによる電力の供給などを通じて、CO2排出量の削減に貢献しています。

阪急電鉄と大阪ガスは、このような環境負荷を低減する取組を通じて、これからも積極的に社会に貢献していきます。

*1:
省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組による、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度
*2:
ニュースリリース「阪急電鉄と大阪ガスは『宝塚大劇場カーボン・オフセット公演』を開催し、地球温暖化の防止に貢献します!(2019年9月発表)」
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/upload/news/7081.pdf
*3:
ガス冷暖房には、ガスエンジンヒートポンプ(GHP)、ガス吸収式冷温水機(ナチュラルチラー)の2種類があり、宝塚大劇場では、ガス吸収式冷温水機を導入
・ガスエンジンヒートポンプ(GHP):ガス式のヒートポンプエアコンで、ガスエンジンを駆動源としてコンプレッサーを動かし、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行うシステム
・ガス吸収式冷温水機(ナチュラルチラー):水が蒸発する時にまわりの熱を奪う原理を利用して冷房を行うシステム
*4:
ガスで発電し、その際に発生する排熱を冷暖房や給湯などにムダなく利用する省エネルギーシステムで、ガスエンジン方式、ガスタービン方式、燃料電池方式の3つの方式がある。家庭用では、ガスエンジン方式の「エコウィル」、燃料電池方式の「エネファーム」がある

阪急電鉄株式会社 https://www.hankyu.co.jp/

リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/4e4d16e430bc1832e57a339bb47b0ed70d3f6345.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

タイトルとURLをコピーしました