stuがプロジェクションマッピングを駆使し、カーボンニュートラルをテーマにした体験型インスタレーションをプロデュース KDDIコンセプトショップGINZA 456にて開催

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株式会社stu(本社:東京都渋谷区、CEO:黒田貴泰、https://www.stu.inc/) は、KDDIのコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」(以下 GINZA 456)にて開催される、カーボンニュートラル(CO2排出量実質ゼロ)に向けた世界の取り組みについて学べる体験型イベント「Trim the EARTH~めぐる、学ぶ、世界のカーボンニュートラル~」(以下 本イベント)において、プロジェクションマッピングを駆使した空間展示および施設全体のプロデュースを行いました。

Trim the EARTH~めぐる、学ぶ、世界のカーボンニュートラル~Trim the EARTH~めぐる、学ぶ、世界のカーボンニュートラル~

stuはこれまでも、コンサートホールのDXに向けたワイヤレス映像撮影システムやデジタルツインの実証実験、デジタルツインで再現した都市空間でリアルとバーチャルを融合させた新しいライブコンテンツなど、主にエンターテイメント領域において、KDDIと共創してきました。GINZA 456においても、2022年春より「願いツナグサクラ」、「願いツナグ星空」、「ととのう宇宙ラウンジ」と継続して体験型コンテンツの開発を行い、来場者の体験価値向上に寄与する知見や技術を蓄積してきました。それらを踏まえ、今回はKDDIが取り組んでいる環境への取り組みとしてカーボンニュートラルをテーマにし、KDDIと共創しながら、体験設計やコンテンツ開発をはじめとして施設展示のプロデュースを行いました。
近年、CO2排出が及ぼす影響として、地球温暖化をはじめとした環境問題が深刻化している一方で、人々の問題意識や日常的な取り組みにはなかなか繋がっていないという現実があります。今回はそのような課題を多くの人に知ってもらうことを目的とし、エンターテインメントとして子供から大人まで誰もが楽しめるような演出やクリエイティブにこだわり体験型コンテンツを開発。さらに、社会課題を自分ごととして捉え、お客さまご自身で何ができるかを考え、次のアクションを促すことを目指して体験設計を行いました。

  • 来場者の行動および心理変化を促す体験設計を実現

これまでのGINZA 456への来場者属性を踏まえ、今回のメインターゲットをカーボンニュートラルという言葉に馴染みがない低関心層に設定。カーボンニュートラルという題材を難しくなく楽しめる体験として、テクノロジーとデザインを掛け合わせてエンターテインメント性にフォーカスしたコンテンツを実現することで、より広い層に興味を持ってもらえることを目指しました。さらに、本体験を通してお客さまがそれぞれの「想い」を生み出し、「行動の一歩」を後押しすることを目的とし、来場者の来訪前・中・後の行動および心理変化を意識しながら、施設全体が一貫したコミュニケーションとなるように体験設計を行いました。

体験設計イメージ体験設計イメージ

館内をカーボンニュートラルにまつわる3つの体験軸で流れを構築
施設のエントランス、地下1階、1階の展示の導線において、それぞれ「興味を持つ」「楽しむ・感じる」「知る・考える」を役割として演出およびコンテンツを考案。
エントランスには、テーマに添いながら視覚的な興味関心に繋がるよう、魚の群れが泳ぎ、美しい藻が揺らぐ海の中をイメージした造作に仕上げました。地下1階ではお客さまご自身が主役となり、プロジェクションマッピングによる没入感のある空間の中で、五感をフルに使って世界をめぐる旅を体験。楽しみながら環境への取り組みについて知ることができます。1階の展示スペースでは、森を散策する感覚でカーボンニュートラルについて学ぶことができ、さらに社会課題を自分ごととして考えることができる工夫として、インタラクティブコンテンツを設置。冒険の旅を通してお客さまご自身が見つけた「できる」「やる」の種をもとに、次のアクションを考える機会を創出しました。

エントランスイメージエントランスイメージ

1階展示スペース1階展示スペース

施設の体験価値向上に向けた取り組み

展示コンテンツにおいては「いかしあうつながりがあふれる幸せな社会」を目指すNPOグリーンズ様にカーボンニュートラルについて分かりやすく表現できるよう監修頂き、社会課題をより身近に感じることができるよう随所に工夫を凝らしました。

また、施設運営に関する取り組みとして、保守性向上に向けた死活監視システムを導入。安定したシステム運用を提供することで施設の体験価値向上に貢献しました。

今後もstuは、クリエイティブとテクノロジーの共振により、世界的なエンターテインメントコンテンツを再開発していきます。

  • 「Trim the EARTH~めぐる、学ぶ、世界のカーボンニュートラル~」概要

本イベントでは、森/街/海を旅しながら、カーボンニュートラルに向けた世界の取り組みを学べます。GINZA 456の特徴である映像で囲まれた没入空間と、触ると反応する壁や、のぞくとARで説明が浮かび上がる双眼鏡型ARグラスのインタラクティブな体験で、実際にそれぞれの場所を旅した気分で理解を深めることができます。なお、体験したことを学びにつなげられるよう、お子さま向けに自由研究レポートフォーマットを用意しています。

キービジュアルキービジュアル

(1)地下1階「世界のカーボンニュートラルを楽しく学ぶ旅」
世界中のカーボンニュートラルに向けた取り組みを学べる旅の始まりです。部屋は3面と床1面を映像で囲まれ、お客さまはまるで森/街/海を旅しているような没入感で各シーンを巡ります。森では木を間伐する人やたくさんの生物、海では藻を育てるダイバー、街では環境に配慮した人の生活を見ることができます。触ると反応する壁面や、のぞくと説明が浮かび上がる双眼鏡型ARグラスで楽しく学べます。

森、街、海のシーン森、街、海のシーン

【触ると反応する壁面・床面】

壁面や床面の映像は、お客さまの動きに反応して変化します。壁面を触ることで木が成長する体験などを通じ、その役割や重要性について学ぶことができます。

触ると木が育つ触ると木が育つ

【双眼鏡型ARグラス】
双眼鏡型ARグラスで壁面の画像をのぞくと、双眼鏡上に、カーボンニュートラルに向けた世界の取り組みに関する解説が浮かび上がります。例えば、双眼鏡型ARグラスを間伐する人に向けると、木を伐採する意義が学べます。森/街/海での取り組みを見つけながら、空間を散策いただくことができます。

双眼鏡型ARグラス双眼鏡型ARグラス

(2)1階「世界とKDDIの取り組みを学ぶ」

1階ショールームでは、地下1階で体験した森林資源の循環などの世界の取り組みに関する詳細や、KDDIのサステナブル基地局などの取り組みを、スライドショーと実物展示で解説しています。

体験の最後に、学びの体験を通して得た知識と気づきから、お客さまご自身が明日から何に取り組めるのかを考えた内容をスマートフォンから投稿すると、現地の大型モニターへ投影されます。他のお客さまが考えた取り組みもご覧いただくことで、さらに新たな気付きを得ていただくことができます。

KDDIのサステナブルの取り組みKDDIのサステナブルの取り組み

スマートフォンから投稿スマートフォンから投稿

小学生向け夏休みの自由研究資料

SDGsについて授業でも取り上げる小学校が増えています。本イベントの体験を夏休みの自由研究としても活用いただけるよう、自由研究で使えるフォーマットをイベント会場で配布します。お客さまご自身で撮影した画像や学んでいただいたこと、感想を入れることで、自由研究資料ができあがります。ぜひ親子でご体験ください。

自由研究フォーマット自由研究フォーマット

イベント運営における環境配慮について

 本イベントは、CO2排出実質ゼロの再生可能エネルギーを使用して運営します。

  • 開催概要

開催場所:GINZA 456 Created by KDDI(東京都中央区銀座4丁目5番6号)
開催期間:2023年7月28日~2023年10月上旬予定
営業時間:10:30~20:00(B1最終入場 19:15)

参加方法:事前予約は不要で、すべて無料で体験いただけます。
詳細は公式WEBサイトにてご確認ください。
https://ginza456.kddi.com/contents/carbonneutral/

「GINZA 456 Created by KDDI」について
お客さまの想像を体験に変え「おもしろいほうの未来」が体感できるコンセプトショップです。KDDIの技術や取り組みを映像空間や展示でお楽しみいただけます。
公式サイト:https://ginza456.kddi.com/

  • 特定非営利活動法人グリーンズについて

NPOグリーンズは「いかしあうつながりがあふれる幸せな社会」を目指す非営利組織です。2006年創刊のWEBマガジン「greenz.jp」を運営し、海外・国内のサステナビリティに関する取り組みを取材し、誰でも読める記事として公開しています。
公式サイト:https://greenz.jp/

  • 株式会社stuについて

stuは、「エンターテインメントの再発明」をミッションに掲げ、ボーダーレスなアイデアを創出するクリエイティブチームを中心に、5G、XR、メタバース領域のエッジテック事業と、ライターズルームやプレビズといった世界基準の映像制作ワークフローを導入したコンテンツ開発事業を掛け合わせ、エンターテインメントの新時代を創造する企業です。
公式HP:https://stu.inc/
公式Twitter:https://twitter.com/stuinc_    
公式Facebook:https://www.facebook.com/stuinc00

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