地域の課題解決に向けた産官学連携による探究学習プログラムの実施について ~地域と高校生をつなぎ、新たな価値創造を実現~

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東日本電信電話株式会社(代表取締役:澁谷 直樹、以下「NTT東日本」)、ドルトン東京学園中等部・高等部(校長:安居 長敏、以下「ドルトン東京学園」)、山形県飯豊町(町長:後藤 幸平、以下「飯豊町」)は、地域課題の解決に向けた産官学連携による探究学習プログラムを、2023年7月7日より同年7月9日にかけて実施いたします。

1.取組背景

NTT東日本とドルトン東京学園は、2022年10月に締結した連携協定 に基づき、探究的な教育機会の創出および地域の価値創造の推進を目指し、スマートストアの導入や資源循環を体験する特別授業の実施 など、複数の連携施策に取り組んでおります。

そうした中で、2023年4月からは、ドルトン東京学園において「地域の課題解決」をテーマにしたNTT東日本によるSTEAMラボ を開講しております。本ラボでは、NTT東日本が地域の課題解決・価値創造の取り組みから得たノウハウをドルトン東京学園の高校生に提供し、高校生はそのノウハウを活用することで、自らが興味関心を持つ地域課題の解決を目指した探究学習に挑戦しています。

一方で飯豊町においては、国の地方創生人材支援制度に基づき、NTT東日本の社員がデジタル推進アドバイザーとして派遣され、ICTを活用した地域の課題解決に取り組んでいるところです。

こうした背景のもと、この度、産官学それぞれの立場から「地域の課題解決」に取り組むNTT東日本、ドルトン東京学園及び飯豊町の3者が連携し、飯豊町をフィールドとした産官学連携による探究学習プログラムを実施することとなりました。

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1.https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20221020_01.html

2.https://www.ntt-east.co.jp/tokyo/info/detail/1284068_2608.html

3.文系・理系といった枠にとらわれず、各教科等の学びを基盤としそれらを統合し、課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質・能力の育成を目指してドルトン東京学園が設置している科目。[①STEAM、②国際理解・文化、➂地域社会・公共、④スポーツ・健康、⑤言語・メディアコミュニケーション⑥環境・エネルギー]の6つのカテゴリーに応じた複数のラボを開設。最前線で課題解決に取り組む社会⼈の姿に学ぶことを重視し、専門家と共に深く問題解決に取り組む機会としている。

2.産官学連携による探究学習プログラムの概要

(1)目的

課題を抱える地域を生徒が実際に訪問し、住民との対話・生活体験等を行う機会を創出することで、地域社会と繋がった、より実践的な学びを推進することを目指す。

(2)取組内容

・町内のバイオガス発電所、専門職大学等の見学

・農家民宿での地域住民との交流、地域の生活体験

・地域住民とのディスカッション、アイデア発表 等

※事前学習として、飯豊町職員によるドルトン東京学園での出張授業を実施

※出張授業の様子※出張授業の様子

(3)期間

2023年7月7日~7月9日(事前学習:2023年6月9日)

3.参加者の役割・位置づけ

(1)NTT東日本

・探究学習プログラムの全体コーディネート

・「地域の課題解決」をテーマにしたSTEAMラボのコンテンツ作成・授業提供 等

(2)ドルトン東京学園

・探究学習プログラムの実施機会提供

・「地域の課題解決」をテーマにしたSTEAMラボのコーディネート 等

(3)飯豊町

・探究学習プログラムのコンテンツ検討、町内コーディネート 等

4.今後の展開

NTT東日本とドルトン東京学園は、今回のフィールドワークで得られた学びをもとに、地域社会との繋がりを活かした探究的な教育機会の創出を推進してまいります。

また、飯豊町においては、今回の探究学習プログラムを契機に教育のフィールドとして関係人口の拡大を推進してまいります。

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