「南山城学園の粘土室」で障害のある人の作品や表現に出会う

この記事は約3分で読めます。
きょうと障害者文化芸術推進機構(事務局:京都府障害者支援課)では、「南山城学園の粘土室」と題し、社会福祉法人南山城学園が運営する障害者支援施設内にあるアトリエ、通称「粘土室」に通う9名の表現を紹介します。
緑豊かなランドスケープが広がる敷地の中には、年代や障害に合わせた複数の施設があり、様々な方がそこで生活を営んでいます。その方々が創作の時間として訪れるのが粘土室であり、生活と制作が穏やかにつながる場所として多くの方に利用されています。
陶芸を中心にさまざまな制作活動が行われる粘土室では、利用する方の意思を尊重し、それぞれが思い思いに粘土や画材に触れ、そこでの時間を過ごしています。さっと粘土をちぎって造形する人もいれば、少しずつ削り落とす人、スケッチブックや板に絵を描く人など、粘土室を訪れる頻度や制作にかかる時間も様々です。本展覧会では、出展者それぞれの表現を始めとして、南山城学園の粘土室に流れる豊かな時間も併せてご高覧いただけましたら幸いです。

(※)きょうと障害者文化芸術推進機構とは

京都府では、文化芸術活動を通じて障害者の理解と社会参加を促進するため、大学、芸術家、福祉事業者、企業、美術館、行政その他関係機関で構成する、オール京都体制の「きょうと障害者文化芸術推進機構」を、2015年12月に創設しました。

(※)artspaceco-jin(アートスペースコージン)とは

きょうと障害者文化芸術推進機構の活動拠点(事務局兼ギャラリー)として、2016年1月に開設いたしました。
障害のある人の作品や表現に出会える場として、絵画、写真、陶芸、インスタレーションなど様々な作品を展示するギャラリーとしての機能を中心に、イベント、ワークショップ、講座など、誰もが交流できる機会を創出しています。

【設置場所】京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町83レ・フレール1階
      tel&fax 050-1110-7655 10時00分-18時00分(月曜定休)

【主な実施事業】

・ギャラリースペースartspaceco-jinでの企画展及び講座等の開催

・共生の芸術祭(芸術性の高い障害のあるアーティストの作品展示等)

・アールブリュッ都ギャラリー開催

・デジタルアーカイブ事業「アートと障害のアーカイブ・京都」

・情報の収集・発信 等

1 会期

  2023年7月18日(火)–10月1日(日)10:00-18:00 

  ※毎月曜日・8月13日(日)・8月15日(火)

  ※月曜休館

2 会場

  art space co-jin(京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町83レ・フレール1階)

  ・京都市バス・荒神口バス停下車 徒歩1分

  ・京阪神宮丸太町駅下車 徒歩12分

3 出展作家

  ・朝村隆
  ・大江茂春
  ・奥三雄
  ・佐藤佳世子
  ・澤本隆
  ・玉井敬士
  ・西生てる子
  ・西村妙子
  ・早見元良

4 料金

  無料

5 主催

  art space co-jin きょうと障害者文化芸術推進機構

6 協力

  社会福祉法人南山城学園

タイトルとURLをコピーしました