品川区、がん患者のアピアランスケア支援開始 ウィッグや胸部補正具の購入費を助成

　区では、これまでも夜間がん相談窓口事業や区内がん診療拠点病院のがん相談支援センターと連携し、アピアランスケアにおける心理的サポートを行ってきましたが、ウィッグや胸部補正具などを使用するための実費を助成することで、サポートを強化します。

がん患者ウィッグ・胸部補正具の購入等費用助成について
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kenkou/kenkou-byouki/20230531104944.html

　　　　　　　　品川区がん対策講演会「がんとの共生社会を目指して」開催時の様子

　がんの治療中は、脱毛や肌の変色、爪の変化、手術による傷、皮膚炎などさまざまな外見の変化が起こることがあり、その変化に対するケアである「アピアランスケア」※は、近年、性別・年齢を問わず、外見の変化が気になる患者に行われるようになっています。

※アピアランスケア＝医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア。国立がん研究センター中央病院の外見関連支援チームが提唱した造語で、対外的には2012年から使用。（出典：厚生労働省ホームページ）

　『外見が変化したことで周りの人からどう思われるか気になる』といった悩みをお持ちの方に対し、ウィッグ（かつら）や胸部補整具の購入・レンタル費を助成します。

　令和5年4月1日以降に購入・レンタルしたウィッグや胸部補正具が対象で、費用を支払った日の翌日から1年以内であれば、3万円を上限に実費で助成します。

　申請は7月3日から郵送で受け付けます。詳細は品川区ホームページをご確認ください。