- 背景とAzureとの連携
昨今の物流業界は、ECサイトやそれを取り巻く多様なサービスの誕生によって、年々市場規模は拡大しています。しかしながら、現場ではドライバーの人手不足、他業界と比較した低賃金重労働、営業用トラックの積載効率の低下といった大きな課題に直面しています。今後も経済成長を続ける上で、欠かせない物流業界の課題解決は緊急を要すものであり、当社が保有している技術を業界課題の解決に向けて最大化したいという思いから、AIを活用した自動配車を可能とするソフトウェアを提供開始しています。
今回、Microsoft for Startupsの採択を受け、自動配車アルゴリズムの開発環境において、マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム「Azure」を活用する予定です。
- 『AI自動配車アシスタント LOG』サービス概要
『AI自動配車アシスタント LOG』は、運送会社が日々行っている配車管理・配送計画作成業務をAIで自動化するシステムです。
ドライバーの勤怠や配送時間指定、車格指定といった複雑な制約条件を加味した配車組みを、数十秒〜数分程度で最適に出力することができます。さらに、近くの車両と配送先をマッチングさせるアルゴリズムを搭載していることから、複数拠点に跨る複雑な配車計画も一括で作成することが可能です。
これらのにより、最適な配車組みによる「利益率の向上」、属人的な配車計画作成業務の「標準化」をAIが実現します。
主な機能:配車管理、自動配車、カレンダー、マスター管理、勤務計画など
サービスURL:https://logpose.co.jp/log/
サービス事例:https://note.com/logpose_tech/n/n3c00eae9aee2
- 今後の展開
Logposeは、『世界中の荷物情報を整理し、流通を最適化する。』をミッションに掲げ、「最後の暗黒大陸」と言われた難易度が高く、膨大なデータがある物流業界のDXに挑戦します。
その第一弾としてAIを活用した最適化アルゴリズムである「LOG Algorithm」を開発してまいりました。2021年6月より「LOG Algorithm」を活用して複数の運送会社様との実証実験期間を経て、2021年12月にLOGアルゴリズムを搭載した運送会社向けSaaS『AI自動配車アシスタント LOG』を提供開始しております。
今後、「LOG Algorithm」及び「AI自動配車アシスタント LOG」をさらに進化させることで、AI・ビッグデータの力で物流業界全体の最適化を目指してまいります。
- Microsoft for Startupsについて
マイクロソフト社が提供する、世界140カ国以上でグローバル展開されているスタートアップ支援プログラムで、イノベーティブな技術やソリューションを持つスタートアップ企業の成長促進を目的としています。
当プログラムに採択されたスタートアップ企業は、Azureをはじめとするテクノロジーのサポートに加え、同社のパートナーネットワークを活用した、事業拡大に適した専用のリソースが提供されます。
(Microsoft for Startups概要:https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/startups/default.aspx )
- Logpose Technologiesについて
Logpose Technologies は大学教授をはじめとしたアカデミックな分野で技術を培ったスペシャリストと、大手企業出身のビジネス推進力を併せ持つAI・データサイエンスの精鋭集団として2018年に設立。
『世界中の荷物情報を整理し、流通を最適化する。』をミッションに掲げ、2021年より物流業界の最適化、効率化のためのAI最適化アルゴリズム「LOG Algorithm」を開発。2021年12月に「LOG Algorithm」を搭載した自動配車管理システム『AI自動配車アシスタント LOG』を提供開始。
【会社概要】
会社名:株式会社Logpose Technologies
代表取締役CEO:羽室 行光
設立:2018年10月
住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目12−1渋谷マークシティW22F
事業内容:物流向けソフトウェアの開発・販売