Quectel社と協業しRedCap対応モジュールのRF試験に成功、MWC Shanghai 2023で展示

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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)とQuectel Wireless Solutions Co., Ltd.(以下Quectel社)は、アンリツのラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000Aを用いて、Quectel社の3GPP Release 17 RedCap[※1]対応モジュールのRF試験に成功ことをお知らせします。実機によるデモンストレーションを、2023年6月28日から30日に開催されるMWC Shanghai 2023で行います。

MT8000Aでの呼接続・RF試験により、Quectel社製無線通信モジュール(Rx255C)が3GPP Release 17 RedCap仕様を満たしていることを確認可能です。

Quectel社のハードウェア部門の副ゼネラルマネージャーのAndy An氏は次のように述べています。

「Quectel 社の新しい 5G RedCap モジュールは、優れたワイヤレスパフォーマンスと低遅延通信を特長とし、サイズ、消費電力、コスト効率の最適化を実現します。これらの特性は、さまざまな新しいビジネス分野やモバイルブロードバンドシナリオへの5Gテクノロジーの普及を推進するのに役立ちます。我々はアンリツと協業し、このパフォーマンスを検証し、IoT分野へのRedCap導入を促進できることをうれしく思います。」

Anritsu(China)Co., Ltd.のマーケティングディレクターのYao, Chaoqiangは次のように述べています。

「無線通信モジュール市場をリードするQuectel社と5G RedCapソリューションの共同展示ができることをうれしく思います。アンリツは、最先端のテストソリューションによって、お客様が革新的なソリューションをスムーズに市場に投入できるよう支援し、新技術の進歩をサポートし続けてまいります。」

アンリツは、各種試験ソリューションを開発・提供することで、今後も5G対応製品の普及に貢献してまいります。

  • 製品概要

ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A

MT8000Aは、RF試験、プロトコル試験、アプリケーション動作試験、ビーム検証およびビーム特性評価を1台でサポートできるプラットフォームです。FR1での4×4 MIMOやFR2での8CC、256QAMといった通信高速化でニーズの高い機能など、最新技術にも対応しています。さらに、さまざまな試験パラメータの設定が可能なソフトウェアなど操作性に優れたユーザインタフェースを提供します。測定モジュール構成を複数パターン用意しているため、柔軟で効率的な試験環境を構築でき、将来にわたりお客さまの多様な試験ニーズに応えていきます。

MT8000Aについてもっと詳しく

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  • Quectel社について

Quectel社は、セルラー無線通信モジュール、GNSSやアンテナ等のIoTソリューションを提供するリーディングサプライヤです。Quectel社は、デバイスや人をネットワークやサービスに接続し、デジタルイノベーションを推進し、よりスマートな世界の構築を実現します。Quectelの製品は、生活をより便利で、効率的で、快適で、豊か且つ安全にするのに役立ちます。

ウェブサイトはこちらから https://www.quectel.com/ja

  • 用語解説

[※1] RedCapReduced

Capabilityの略。RedCapは、これまで「超高速」を目指して開発されてきた5G NRに対して、低コスト・長時間駆動等のIoT向けの要求に応えるため策定されました。Release 17 RedCapは、4GにおけるLTE Cat-1やCat-4相当の通信性能を持ち、これらの代替技術と見られており、ウェアラブルデバイス、AR/VRグラス、産業用センサ、スマートグリッドなど、さまざまなIoTデバイスとサービスへの展開が期待されています。

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