助成対象となる活動は、相談、居場所運営、心身のケア、人材育成、広報・啓発、ネットワークづくり、調査研究等、幅広く、助成総額は4,250万円を予定しています。
助成種別は2種類あり、当事者会や家族会等の自助グループや小規模団体の活動を対象とした【A助成】(1事業あたり助成上限100万円)、それ以外の団体の活動を対象とした【B助成】(同300万円)となります。
事業期間は、2023年10月~2024年9月。公募締切を2023年7月20日として、オンライン応募フォームにて受け付けています。
【「被害者やその家族等への支援活動助成」の背景・趣旨】
さまざまな犯罪や交通事故、性暴力、DV、児童虐待等による被害は、誰の身にも及ぶおそれがあります。
被害を受けた人やその家族・遺族は、犯罪等によって傷つけられるだけでなく、時間が経過した後も、精神的ショックや事件の後遺症及びこれらに伴う経済的困窮、捜査・裁判の負担、うわさ話・報道などによる二次被害など、事件による直接的な心身の被害以外にも、さまざまな被害に遭うことが少なくありません。
再び平穏で安全な暮らしを取り戻すためには、被害者の孤立防止や社会復帰の支援など、周囲のサポートが不可欠です。
2004年に「犯罪被害者等基本法」が制定され、同法に基づき策定された基本計画に沿って、関係省庁の連携による取り組みが進められています(現在は第 4 次計画)。 しかし、基本法の理念でもある「犯罪被害者等の個々の事情に応じた途切れのない支援」 を実現するためには、公的な支援だけでなく、個々の実情に応じて柔軟な支援ができる民間の支援活動が必要です。
新たな助成プログラムである「被害者やその家族等への支援活動助成」は、こうした状況をふまえ、犯罪・交通事故・性暴力・DV・児童虐待等によ る被害者やその家族・遺族(以下「被害者等」という)を支援する民間の非営利活動(事業)を、資金面から応援する目的で実施します。
【助成の概要】
●助成対象団体
○非営利の活動(事業)展開を目的とする団体を対象とします(法人格の有無は問いません)。
当事者会や家族会等の自助グループの活動も対象とします(A助成)。
〇団体としての活動(事業)実績が1年以上あり、助成対象活動(事業)の実施体制が整っていることを要件とします。
〇特定の宗教や政治思想を広めることを目的とする団体、反社会的勢力および反社会的勢力と関わりがある団体は対象外です。
●助成金額・規模(AとB、2つの助成種別があります)
○1団体あたりの助成上限は、A助成:100万円、B助成:300万円とします。
○助成総額は4,250万円を予定しています。
<A助成(自助グループ等の小規模活動助成)>
・助成上限額:100万円/活動(事業)
・当事者会、家族会等の自助グループによる活動や小規模団体による活動で、下記に記載の活動を対象とします。
<B助成(一般助成)>
・助成上限額:300万円/活動(事業)
・上記(A助成)以外の団体による活動で、下記に記載の活動を対象とします。
●助成対象活動
被害者等を支援することを目的とした以下の活動(事業)を対象とします。
当事者会・家族会等の自助グループによる活動も含めます(A助成として)。
1.被害者等の居場所を、地域に開設または運営する活動
2.被害者等を対象とした相談や伴走支援等の活動
3.被害者等の心身のケア、グリーフケア等を目的とした活動
4.ピアサポート・ネットワーク活動(オンライン実施を含む)
5.被害者等の支援に携わる人材を育成するための活動
6.被害者等の支援に関する広報・啓発活動
7.被害者等を支援する団体間のネットワーク構築のための活動
8.被害者等の支援に資する調査・研究
9.その他、被害者等の支援のために必要と認められる活動
●助成対象期間
2023年10月~2024年9月
●応募締切
2023年7月20日(木)23時59分 必着
●応募方法
「応募要項」に従い、所定の「オンライン応募フォーム」にて応募してください
●詳細・応募要項・応募フォーム・問い合わせ先等
※本助成プログラムは、「赤い羽根福祉基金」の特別プログラムとして実施します。
(資料)応募要項(PDF)
https://www.akaihane.or.jp/wp/wp-content/uploads/youkou_vctim-support2023.pdf