2023年6月16日(金)に竣工式を執り行いましたのでお知らせいたします。
今まで村上農園の生産施設は、千葉、山梨(3カ所)、神奈川、静岡、三重、広島(2カ所)、福岡、沖縄(関連会社)の計11カ所でした。東北エリアについては主に関東で生産した商品を長距離輸送していましたが、この度大郷町に新たな生産拠点を設けたことで、輸送にかかる時間を削減し、より鮮度の高い商品を東北エリアのお客さまにお届けできるようになります。
また、当施設の従業員は地元から積極的に採用しており、パート従業員は全て地元採用です。地元雇用の創出にも貢献したいと考えています。なお、当施設の敷地面積は6万㎡あまりで、東京ドーム1.3個分に相当し、発芽野菜の生産施設では国内最大規模となります。
竣工式には宮城県知事名代・宮城県仙台地方振興事務所所長 高橋義広様、大郷町長 田中学様など約50名が出席し、神事、落成式、メディア囲み取材、施設の内覧を実施しました。
当社代表の村上は「世界でも類を見ないような最先端の生産施設にしていきたい。宮城県の農業生産の一翼を担いたい」と語りました。7月より本格稼働を開始します。
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宮城大郷生産センターの概要
【名称】
宮城大郷生産センター
【所在地】
宮城県黒川郡大郷町大松沢字新成田川 10−1
【敷地等】
敷地面積:60,487㎡(東京ドーム1.3個分)
温室(延床面積):1期 約15,000㎡、2期 約6,000㎡、3期 約16,000㎡、4期 約6,000㎡
【生産品目】
豆苗、スプラウトシリーズ(ブロッコリー、マスタード、クレス、レッドキャベツ)、かいわれ大根、マルチビタミンB12かいわれ、青じそスプラウト
【生産能力】
年産 9,000万パック(スプラウトシリーズ換算)
【投資規模】
15億円(1期)
太陽光利用・遮蔽型ハウス
換気用の天窓や側窓がなく、虫や異物混入リスクの低い遮蔽型ハウスを採用。遮光カーテンを多分割し、スプラウトの生育状況に合わせて細かく光量の調整が可能です。
パッド&ファン冷房
ハウス側面の片方に水で濡らしたパッドを設置し、反対の側面の大型換気扇で排気・通風。気化熱を利用したエコな冷房システム。72台の高性能ファンを設置しています。
全自動ムービングベンチ
同システムとしては純国産第一号。栽培容器を載せたベンチを、コンピュータ制御で 播種場〜緑化場〜予冷庫 まで移動させ、搬送作業の自動化を実現。中央制御室から一括制御可能な最新システムを採用しています。
中央制御室(コントロールルーム)
栽培エリアの各所に設置したセンサーで栽培状況をリアルタイムでモニタリングし、栽培プログラムや施設内の環境を一括管理します。また、各所に設置したカメラのモニタリングにより、全ての作業をコントロールすることが可能です。
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宮城大郷生産センターで栽培する主要商品概要
豆苗
ほのかな豆の香りとシャキシャキした食感が特長のえんどう豆(グリーンピース)の若菜。豆類に多く含まれるタンパク質やビタミンB群と、葉物野菜に多く含まれるβ-カロテンやビタミンCなどの栄養を併せ持つ、栄養バランスの良い緑黄色野菜です。近年は、再生栽培ができる野菜(リボベジ)としても人気を集めています。
商品ページ: https://www.murakamifarm.com/products/toumyou/
ブロッコリースプラウト
特定の品種のブロッコリーの新芽(スプラウト)で、有用成分「スルフォラファン」の含有量を成熟ブロッコリーの10倍以上と高濃度に含む高成分野菜です。米国ジョンズ・ホプキンス大学医学部で開発され、国内では同大学と独占ライセンスを結んだ当社だけが生産・販売しています。
商品ページ: https://www.murakamifarm.com/products/sprout/#broccoli
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村上農園 会社概要
【設立】1978年1月
【代表者】代表取締役社長 村上清貴
【売上】89億8,300万円(2022年12月期)
【事業内容】ブロッコリー スーパースプラウト、豆苗などの高成分野菜や発芽野菜、マイクロハーブの生産・販売
【事業所】本社・研究開発部(広島)、生産センター(宮城、千葉、神奈川、静岡、山梨、三重、広島、福岡)、営業所(東京、名古屋、大阪、広島、福岡)
【関連会社】株式会社沖縄村上農園(沖縄県大宜味村)
【加盟団体】一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)
【ウェブサイト】https://www.murakamifarm.com