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地域密着型で、地域の発展へ
農業就業人口の減少や高齢化を背景に、担い手への農地集約や経営規模の拡大が進行しています。さらに、国際情勢の影響により肥料などの価格が高騰し、稲作農業は厳しい状況にも置かれています。そのため、農作業の効率化や、需要に応じた米の生産・価値向上が求められています。
このような課題を解決するために、ナイルワークスでは技術開発に努めています。ナイルワークスの農業用の自動飛行ドローンは、水稲栽培の主要地域を中心に、全国延べ15,000ha以上の散布実績(2019-2022年)があります。AI・デジタルツインなどの先端技術を応用し、作物解析や作物シミュレーションの開発にも注力しています。そして、技術を活用した「新しい農業」が農業現場に根付くように、地方自治体やJAとも連携し、仕組みづくりも構築しています。今後、さらに各地域のサポートを強化するため、「北海道 空知営業所」と「東北営業所」を立ち上げました。
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北海道屈指の米産地をサポート!
北海道の空知地域は、作付面積41,500ha(2021年)と全道の約43%を占める水稲を中心に、小麦・大豆、野菜・花きなど、多様な農業が盛んです。ナイルワークスは「美唄市ICT農業推進協議会」に参画し、2020年よりドローンのシェアリング実証事業に取り組んでいます。2022年は農業未経験者によるドローン防除も実施しました。自動飛行ドローンだからこそ、誰もが防除を実現でき、北海道の散布実績は約900haでした。また、センシングと画像解析により作物の生育不良の個所を特定し、その特定箇所にのみドローンで追肥する実証も行っています。
空知地域における事業拡大に向けてスタッフを増強し、これまでの美唄拠点と夕張拠点の2拠点から、「北海道 空知営業所」に移転しました。
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東北に初拠点!生産者の声に寄り添う
全国の水稲作付面積のうち、東北はその約25%を占める米どころです。ナイルワークスの農業用ドローンは、2018年に上市以来、東北エリアの生産者に利用していただいています。生産者からの声をドローンの改良や導入の仕組みづくりに活かしています。2021年からは、みやぎ登米農業協同組合(JAみやぎ登米)と連携し、ドローンのレンタルサービスを提供し、地元の生産者に導入しやすい環境を整えました。これにより、ドローンの導入が加速し、2022年の東北エリアの散布実績は、約3,000haにのぼります。農業が続いていくように、各地域の特徴にあわせ、サポートに力を入れていきます。
より円滑に、各地域のステークホルダーとコミュニケーションをはかるため、東北の各地にアクセスしやすい宮城県大崎市に「東北営業所」を開設します。
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肌で感じたことを、製品・サービスへ
ナイルワークスの強みは、営業スタッフはもちろん、エンジニアも、フットワーク軽く全国各地の農業現場に足を運ぶことです。農業現場だからこそ得られる情報が、製品・サービス向上につながります。「北海道 空知営業所」と「東北営業所」を新たに開設することにより、迅速に市場ニーズを製品・サービスに反映していくことを目指します。
北海道 空知営業所:
〒072-0023 北海道美唄市大通西1条南4-1-1
TEL:0126-62-6688
美唄駅より、徒歩5分
東北営業所:
〒989-6117 宮城県大崎市古川旭4-3-7 第二奈須野テナントビル
TEL:0229-25-6955
古川駅より、徒歩15分
■出典
北海道空知総合振興局 空知の農業2022:
東北農政局 東北における水稲作関係資料(令和4年10月):
■会社概要
設立:2015年1月
所在地:東京都千代田区神田錦町一丁目4番3号
代表者:代表取締役社長 小嶋 康弘
事業内容:農業用ドローンの開発、製造、販売
デジタル農業・農業DXにおける技術開発、サービス提供