サントリーホールディングス(株)は6月19日(月)以降順次、製品の物流管理システムを刷新します。
人手不足やさらなる物量の増加など、物流を取り巻く環境の変化への対応は近年ますます重要となっています。
酒類・飲料を製造・販売するサントリーグループでは、年末年始やゴールデンウィーク、夏季などに配送量が大幅に増加します。それに伴いトラックの現在地などの配送状況を確認する頻度も高まり、その対応は物流企業・ドライバー・当社それぞれの負担となっていました。
今回、当社の物流管理システムに、各物流企業が持つ車両の位置情報を自動でタイムリーに収集・把握する機能を新たに搭載します。これにより、当社は各トラックの配送状況を即時に把握できるため、物流企業・ドライバーへの確認の問い合わせが不要になります。物流企業の従業員・ドライバーの問い合わせ対応の時間を、年間で計約6万時間削減できる見込みです。
新システムは6月19日(月)から首都圏で導入され、年内に全国での稼働開始を目指します。
当グループはこれまでも持続可能な物流の実現を目指し、労働負荷低減、環境負荷低減などに取り組んできました。今後も、物流企業やドライバーにとってより働きやすい環境を作っていきます。
▼新システム導入のイメージ
▼サントリーグループの物流における主な取り組み
・共同輸送やモーダルシフトによる効率化
大王製紙グループとの関東圏-関西圏の共同での長距離輸送
(2022年8月~ https://www.suntory.co.jp/news/article/14213.html参照)
ユニ・チャーム(株)との静岡-福岡間の鉄道コンテナの共同利用
(2021年1月~ https://www.suntory.co.jp/news/article/13855.html参照)
・自動化など先端技術の導入による効率化
沖縄豊見城(とみぐすく)配送センター稼働
(2022年4月~ https://www.suntory.co.jp/news/article/14128.html参照)
浦和美園配送センター稼働
(2021年11月~ https://www.suntory.co.jp/news/article/14028.html参照)
海老名・奥大山の配送センターで自動化設備の運用を開始
(2020年4月~ https://www.suntory.co.jp/news/article/13700.html参照)
以上