物価高による資材や肥料・燃料の高騰は農業経営を圧迫しかねない状況です。農業経営者は、常に経営の状況を正しく把握することが不可欠であり、「収支の可視化」が課題の一つになっています。
この課題に対してユニリタでは、農業経営に影響する事象を、データで正しく把握し意思決定に役立てられるように、昨年6月10日に農業経営支援クラウドサービス「ベジパレット」の正式版をリリースし、今年で1周年を迎えます。
実施した農作業を記録として残すことで、翌年同時期にその反省を活かした理想とする農業にする上で、以前から農業者にとって記録の重要性は理解されてきました。しかし、実際の作業現場では手袋をしていたり、埃や土、水などで衣服や身体が汚れる環境にあり、記録しようにも残すことが難しいのが現状でした。また、作業終了後は、次の作業準備に追われることも多く、記録を取り忘れてしまうなどの声を多く聞いてきました。
「ベジパレット」の利用においても、これらが課題になる中、その解決を図るために開発したのが、本アプリです。本アプリでは、農作業の合間でも手袋から親指を外すだけで画面入力ができるように、親指の届く範囲にボタンを配置しているのが大きな特長です。
・アプリ画面
本アプリは、App Store、Google Playストアを通じてダウンロードすることで、「ベジパレット」のユーザーならどなたでも無料でお使いいただけます。PCやスマートフォンのブラウザの画面上で行っていた「ベジパレット」の作業記録・収穫記録・出荷記録が、よりスピーディーになります。
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特長1:いつでも、どこでも、簡単に
農作業の開始に合わせてアプリを起動、「開始」ボタンをタップしてから作業を始め、終了時に「終了」ボタンをタップするだけで、現場で簡単に農作業の記録が作成できます。農作業のみならず、収穫、出荷の登録も、現場で簡単に行えます。
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特長2:登録にかかる手間を解消
農作業の記録は「いつ、だれが、どの畑(作付)で、何の作業を、どれくらいの時間行ったか」の情報を個別に設定して登録する必要がありました。農作業は、繰り返し作業も多いため、本アプリでは直近の作業記録(履歴)を元に必要事項のみ編集して作業予定が作成可能です。作成された予定の作業開始・終了ボタンをタップすることで、作業の記録が自動生成されるので、登録にかかる余計な時間と労力を大幅に軽減できます。
今後も、ユーザー視点でのサービス強化・改修を通じて、「ベジパレット」の価値を多くの農業従事者の方々に届けてまいります。
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1周年記念キャンペーンについて
昨年6月に「ベジパレット」をリリースして1年となることから、「ベジパレット」製品サイト(https://vegepalette.unirita.co.jp/)では、1周年記念キャンペーンを実施します。こちらは、新規ユーザーとなる方々を対象とし、各種サポートを通じて「ベジパレット」の効果を実感いただくためのものです。この機会に、より多くの方にご利用ご検討いただけますと幸いです。
「ベジパレット」 https://vegepalette.unirita.co.jp/
「ベジパレット」は、農業経営の利益を最大化するために必要な情報を提供する農業経営支援クラウドサービスです。「ベジパレット」は農業における収支に着目し、多角的にかつ詳細に情報を表示することができるので、圃場や農作物の作付同士の収支を比較して判断することや想定外の費用に気づくことができます。収支を通して営農活動の改善点を見出すことで、次に繋がる農業経営を実現します。
株式会社ユニリタ https://www.unirita.co.jp
ユニリタの強みは、IT領域における「データマネジメント」「サービスマネジメント」「プロセスマネジメント」。これらの強みを活かし、デジタル社会でのビジネス貢献と業務効率化や生産性向上を実現するための製品とサービスを提供しています。そして、サステナブルな社会基盤を支えるお客様のDXを支援するため、IT課題、事業課題、さらには社会課題をデジタル技術で解決すべく事業の拡大を図っています。
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
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