Dr.JOYは、2019年よりビーコンを用いた勤怠自動打刻システム「Dr.JOY」を提供しています。医師はキーホルダー式、もしくはカード式の発信機を身に着けることで、院内に設置した受信機が位置情報を検知し、出退勤時刻が自動取得される仕組みとなっています。また、日またぎ勤務や当直明け、オンコール、外勤時の戻り打刻など、医師特有の勤務形態にも対応しています。さらに、医師はどのエリアにどのくらい滞在していたのかがタイムラインで振り返れるため、後から残業・研鑽申請を行う際に活用することができます。
「Dr.JOY」は、現在全国82大学のうち39の大学病院と、100を超える民間病院で導入が進んでおり、来年4月までに54の大学病院での導入を見込んでいます。
今回の「キングサーモンプロジェクト」では、東京都立病院機構・東京都立墨東病院様にご協力いただくことが決定しました。院内にDr.JOYビーコンの受信機を設置し、医師のみなさまに発信機を携帯いただくことで、これまで手入力で行ってきた勤怠管理からの効率化を体感していただくとともに、少しでも患者様と向き合う時間を増やし医療サービスの質の向上を目指します。
■ 「King Salmon Project(先端事業普及モデル創出事業)」とは
東京都が実施する「King Salmon Project(キングサーモンプロジェクト)」では、先端事業と都政課題のマッチング、都政の現場を活用したプロジェクト実施と販路拡大のための戦略立案の支援、成果事例の効果的な発信により後続するスタートアップの導入を目指します。
これらのプロセスを通じて、今後のロールモデルとなるような、グローバル市場を席捲する課題解決型のスタートアップ(「キングサーモン企業」)を東京から輩出するとともに、こうした「起業→拡大→イグジット(株式公開等による利益回収)→次の起業(又は支援)」という「起業のサイクル」の確立により、イノベーションによる東京の成長と社会課題の解決を目指します。
先行導入プロジェクト及び事業の進捗は、事業HP(https://kingsalmon.tokyo/)にて随時公開されます。
■医師向け勤怠管理ソリューション 「Dr.JOY」
【主な機能(一部抜粋)】
1.勤務管理
ビーコン発信機を用いた勤怠自動打刻機能。医師特有の勤務形態(日またぎ・当直明け・オンコール等)にも対応。宿日直許可のあり・なしに分けた労働時間の管理や兼業を含む勤務間インターバルチェック、代償休息の取得状況の確認も可能。また、面接指導すべき対象者のリストアップや現在利用している給与システムとの連携が可能。
2.薬剤検索 / 副作用検索
複数薬剤の併用禁忌や注射薬の配合変化検索ができる。また、PMDA・FDAの有害事象報告も日本語検索することが可能。
3.外部業者管理
MR・MS・医療機器メーカー等の病院に出入りしている業者に対して、一斉連絡の送信や入退館管理、アポイント調整、メッセージのやりとりを行うことが可能。
4.コミュニケーション機能(院内 / 院外)
チャットやグループ機能を通じて、院内のスタッフと円滑な情報共有が可能。また、地域の医療従事者と病診連携や薬薬連携ができる。
【ご利用について】
・ご所属の医療機関が既にDr.JOYを導入されている場合、管理者の方から招待を受けご利用ください。
・ご所属の医療機関がDr.JOYを導入されていない場合、弊社ホームページのお問い合わせフォームより利用申請をお願いいたします。
・個人で使用されたい場合は、既にDr.JOYアカウントをお持ちの医療者様や取引業者様からQRコードで招待いただくことでご利用が可能です。
【iOS】
【Android】
■会社概要
医療現場のアナログな情報共有をデジタルに置き換えたいという思いのもと、当時医師として勤務していた石松によって創業。「コミュニケーション・インフラを創り、医療の効率化・安全性向上に貢献する」を企業ビジョンに掲げ、2014年に医療業界の「働き方改革支援システム」として、医師向け勤怠管理システム「Dr.JOY」をリリース。その後も、MRや取引業者・地域連携施設など、各医療機関に合った最適なソリューションを提供している。
【会社概要】
●社名:Dr.JOY株式会社
●本社所在地:東京都渋谷区渋谷3丁目1番1号
●代表取締役社長・医師:石松宏章
●設立:2013年11月
●事業内容:医療分野におけるソフトウェア開発・運用 / 医療機関への医療・医薬品情報の提供
●企業HP:https://www.drjoy.jp/