豊田市は、道路施設における維持管理のDX推進により、将来における点検業務の効率化を図るため、日本電気株式会社(以下、NEC)と共働で、橋りょう点検に関する新たな技術の実証を開始します。
実証では、豊田市が管理する橋りょう(約1,200橋)のうち3橋を3Dモデル化し、過去の点検作業で撮影した画像データと照合・解析を行うことで、損傷位置や、その進行を予測する技術について共同研究を行います。
なお、本事業は「豊田市つながる社会実証推進協議会」の取組の一環として行うものです。
実証では、豊田市が管理する橋りょう(約1,200橋)のうち3橋を3Dモデル化し、過去の点検作業で撮影した画像データと照合・解析を行うことで、損傷位置や、その進行を予測する技術について共同研究を行います。
なお、本事業は「豊田市つながる社会実証推進協議会」の取組の一環として行うものです。
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実証期間
令和5年6月1日(木)~令和6年3月29日(金)
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実証内容
NECが開発した画像解析技術を活用して、橋りょうの劣化予測に係る新たな技術開発を行うとともに、当該新技術が、将来の道路施設の維持管理業務(点検作業や修繕計画の策定など)の効率化に寄与するものかを検証するもの。
<実証の流れ>
① レーザー光を活用して橋りょうまでの距離や形状をセンシングし、3Ⅾデータを作成
② 画像解析技術で3Ⅾデータに現在の画像データを照合させ、損傷の位置やサイズを3Ⅾモデル上で検知するとともに、目視結果と比較し画像解析技術の精度を確認
③ 異なる位置や角度から撮影した過去の画像を照合させ、損傷の時系列変化を自動で記録
④ 記録した損傷を3Dモデル上で数値化し、劣化を予測する技術の開発・分析・評価
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実証における役割
豊田市:実証フィールドの提供、橋りょうに係る各種データ及び資料の提供、実証結果の評価及び新たな技術の開発に向けた助言
NEC:3Dデータの作成、画像解析技術を活用した橋りょう劣化予測技術の開発
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画像解析技術に関する問合せ先
NEC コーポレートコミュニケーション部 電話:03-3798-6511
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<参考>豊田市つながる社会実証推進協議会とは
エネルギー・モビリティ・ウェルネス分野の地域課題解決に向けて、市と企業・大学等が連携して、先進技術の実証・実装に取り組む協議会です。車載電池の活用や自動運転、介護予防など、様々な取組を展開しています。(詳細はhttp://toyota-eco.jp/tsunagaru/)