また、実証事業の第一弾のトライアルの成果と状況がでましたのでお知らせします。
※１ ２０２３年３月９日報道発表
障がい者雇用創出に向けたメダカのスマート養殖販売事業の確立をめざした実証事業の開始について
<https://www.ntt-west.co.jp/newscms/kyushu2/12780/kyushu_n20230309a.pdf>
１．背景・目的
ＮＴＴ西日本は、糸島市といとしまちカンパニー合同会社の三者で締結した地域活性化に関する連携協定※２に基づく取り組みとして、障がいのある人の雇用創出に向けた「メダカのスマート養殖販売事業」の確立をめざした実証事業を２０２２年度から実施しています。
そのような中、NＴＴ西日本が地域活性化活動の一つとして「福岡県糸島市の自然を活かしたノーマライゼーション※3の実現」をビジョンに掲げ、障がいのある人の雇用を創出し、経済的自立を支援しながら、自然豊かな糸島で働くことにやりがいを感じてもらうことを目的としています。
※２ ２０１９年６月２５日報道発表 地域活性化に関する連携協定の締結について
<https://www.ntt-west.co.jp/newscms/kyushu2/11381/20190625.pdf>
※３ 障がいのある人もない人も、互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会をめざすという理念
２．実証事業の概要
障がいのある人の更なる雇用創出に向け「メダカと水槽のリース」と「定期メンテナンス」をセットにした定額制販売モデル（サブスクリプション型ビジネスモデル）の展開をめざし、糸島市長室前に水槽を設置し、来庁者や職員にメダカを鑑賞してもらいながら、水槽のメンテナンスやメダカの世話を障がいのある人が実際に行うことで、事業モデルの確認を調査することとしています。
（１）実証事業開始日 ２０２３年５月１８日 (木)
（２）設置場所 糸島市役所本庁舎２階 市長室前カウンター
（３）メダカ 色鮮やかなブランドメダカ
（４）実証内容 メダカの鑑賞・飼育を通じた社会的価値の効果測定、事業モデルの確認
【実証事業イメージ】
３．今後について
本実証での成果や知見をもとに、障がいのある人が自分の能力を生かしながら、糸島のきれいな水、澄んだ空気のもとでメダカを育てることが「糸島しごと」として認知されることをめざします。
また、スマート養殖のパッケージ化による水平展開、サブスクリプション等による販売拡大、先端技術（ＡＩ･ＩｏＴ等）活用などの新たな価値創造にも取り組みます。
４．参加事業者と役割
■糸島市
フィールド提供、プロモーションや販路拡大へのサポート
■ＮＴＴ西日本
社会課題解決に向けた地域活性化の推進、実証事業の企画・運営
■ＮＴＴビジネスソリューションズ
各種トライアルにおけるＩＣＴ環境整備、実証事業の運用、効果測定
■ワールドスタッフィング
障がいのある人のマネジメント体制の確立、就業プラン策定と適正配置の確立
■障がい者しごと支援センター木の実
個人の才能や障がいの程度に応じた就業プランの策定と支援、人材の登用方針の策定
５．実証事業の第一弾のトライアルの成果と状況
ＮＴＴ西日本のグループが持つＩＣＴソリューションを活用しながら、障がいのある人がメダカのスマート養殖や販売トライアルに従事しています。
２０２２年度から次の３項目に重点を置き、実証を行っています。
（１）ＩＣＴを活用したメダカの養殖（スマート養殖トライアル）
品種は３０品種で、養殖開始時６０匹だったものが、ＩＣＴ利活用による養殖環境の安定化、養殖工程のデジタルマニュアルの整備により、１，５００匹に増えています。
（２）障がいのある人の就業環境の整備・就業促進（障がいのある人の就業トライアル）
障がいのある人を５名雇用し、就労者の日報作成支援と併せて健康状態や心理的な気づきを見える化する「成長支援システム」を導入しています。
（３）販売モデルの確立（販売トライアル）
メダカと水槽のリースと定期メンテナンスをセットにした定額制販売モデル（サブスクリプション型ビジネスモデル）に加えて、
・２０２３年３月、メダカの様子や生産者の想いをＷＥＢで消費者に伝えながら販売する「ライブコマース」を実施し、好評のうちに終了
・２０２３年4月からは、地域の特産品として「ふるさと納税」の返礼品へ出品
にも取り組み、販売モデルの確立をめざします。
６．本件に関するお問い合わせ先
■NＴＴ西日本九州支店 ビジネス営業部（担当：辻）
Mail：fuku-bitakatsu@west.ntt.co.jp
■NＴＴビジネスソリューションズ福岡ビジネス営業部バリュービジネス推進担当（担当：田中）
Mail：itoshima.medaka.pj@west.ntt.co.jp
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