株式会社ユニゾンシステムズ(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役:今村勉也、以下「ユニゾンシステムズ」)は、6月14日(水)から16日(金)にかけて、千葉県・幕張メッセで開催されるイベント『Interop Tokyo2023』に出展します。今回、コロナ5類移行後では初の出展となっており、今回の出展では、映像の自動トラッキングに関するシステムを2点、映像のクリッピングに関するシステムを2点の計4システムの構成で展示致します。
■出展商品の詳細
① UVP Smart Tracking(マルチアングル映像トラッキング)
下記の5点の特徴を生かし、「撮影での省人化」と「ベストアングルの自動調整」の両立を可能にしています。
1. iPhone専用のカメラアプリを使用し4方向から撮影(4台のiPhoneを使用)
2. 4Kによる高精細映像
3. 4台のカメラ映像から、自動解析を行い選手映像が見やすいように映像をトラッキングし、スイッチングとズームをAIで自動判定
4. 映像のライブ配信や、リアルタイムでの映像プレビュー、再生スピードの変更も可能
5. タイムコード上にメタ情報を入れることが可能なので、得点が入った場面のみピンポイントで見直しすることも簡単
現在はボクシングの試合での使用実績を重ねていますが、人手をかけない多面的な同時撮影、スイッチング、ズームが可能であるため、他のスポーツへの転用も目指しています。
② UVP FALCON:Face Aline CTV & UNIXON(フェイストラッキング)
本アプリは、AIによる顔認識と画像処理を用いて、出演者の顔を自動で画面中央に固定することで、編集作業の負荷を減らし、より簡易で短時間の編集を可能にしています。
放送業界において、特に大きな課題となっているものの一つに、素材をつないでいくカット編集やワイプ編集、エフェクト処理やテロップ付けなどを含めた映像編集にかかる負荷が挙げられます。
本アプリを導入することにより、丸1日(約8時間)かかっていたワイプ編集の時間を50%削減することが可能となりました。
(1放送あたり4時間、年間で約200時間の編集時間を短縮)
*実際に使用したデモ映像はこちらから*
③ UVP Cloud Editing(ライブ編集 on Cloud)
本システムを使用することで、ライブ配信動画をリアルタイムで編集することが可能になります。加えて、即座に編集・ダイジェスト映像を作成できることで、動画の二次利用がすぐに可能に。ライブ映像の付加価値をより高めることに貢献します。
運用方法は下記の通りです。
1. 映像をライブ形式、もしくはファイル形式でクラウドにて受信し、映像解析によってさまざまなメタデータをタイムコードに沿って自動取得
2. 独自のメタ情報の入力画面も用意し、映像の切れ目について正確性を求める場合や付属情報を入力する場合は、画面からIN-OUT点とメタ情報を入力
3. メタ情報に従って特定の条件でダイジェスト映像を作成
④ UVP Auto Digest(AI自動ダイジェスト)
本システムは、長時間の動画を元素材とし、下記のような様々な解析を掛けることで、シーンの内容を判定させることで、ダイジェストを作成します。
・画像解析、音声、映像分類技術を使用してカメラの切り替わりを自動判定
・AIを使用して、シーンの内容を判定(バランスよくシーンを配置するため)
・人間の編集パターンをAIが学習
・シーンのつなぎ目をルールとして設定し、ルールもAIが学習
こうしたダイジェストの自動生成は、特にVOD向けの動画制作に利用されることが多く、ダイジェストを作ることでコンテンツの二次利用の価値を高めることに寄与します。
■開催概要
イベント名 : Interop Tokyo 2023
開催日時 : 6月14日(水)~6月16日(金) 10:00~18:00 (最終日のみ 17:00終了)
会場 : 幕張メッセ(千葉県)
(〒261-8550 千葉県美浜区中瀬2-1)
アクセス : 京葉線「海浜幕張」駅 徒歩5分
主催 : Interop Tokyo実行委員会
申込方法 :オンラインでの申し込みが必要
公式サイト : https://www.interop.jp/
■ユニゾンシステムズの取組み
株式会社ユニゾンシステムズは、創業32周年を迎えるITベンダーです。これまで放送局に特化したシステムを開発してきましたが、ここ数年一般企業にも映像を取り扱う機会が増えてきたことから、放送局の映像管理ノウハウを活かした一般企業向けシステムを提供開始しました。映像は事実を映し出すものであり、映像を活用したビジネス分析は、今後も拡張していくと考えられます。当社はITによる映像の切り出し、加工技術を通して、映像の企業活用案を提案していきます。
(https://www.unixon.co.jp)