コーポレートベンチャーキャピタルファンド「阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合」が英国の鉄道会社に移動支援システムを提供する「Transreport Limited」に出資しました

阪急阪神ホールディングスが2021年4月に設立したコーポレートベンチャーキャピタルファンド「阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合（以下「本ファンド」）」が、「Transreport Limited（トランスリポート・リミテッド）」に出資し、併せて、当社及び阪急電鉄株式会社とTransreport Limitedとの間で事業提携契約を締結しましたので、お知らせします。

Transreport Limitedは、「あらゆる方にパーソナライズ化された最適な移動体験を提供する」という理念のもと、2020年より、英国の鉄道運行会社全24社（約2,600駅）に対し、車椅子をご利用の方などが、電車の乗降時等の介助サービスを事前に予約するシステムを開発・提供しており、鉄道以外の交通手段や観光・商業分野などを含めたマルチチャネルでのサービスの展開を目指しています。なお、同社が英国の企業以外と事業提携契約を結ぶのは、今回が初めてとなります。

当社グループでは、沿線を中心とする事業エリアにおいて、先端技術を活用した移動利便性の向上や移動円滑化等の取組を推し進めることにより、あらゆる方々が持続的かつ快適に暮らすことができる街づくりを目指しています。今後は、Transreport Limitedとの協働により、鉄道を利用されるお客様へより利便性の高い移動支援サービスを提供するとともに、将来には当社グループのさまざまな施設やサービスにも導入していくこと等を通じて、魅力ある街づくりをさらに加速させていきたいと考えております。

阪急阪神ホールディングスグループでは、これからも本ファンドからの出資等を通じて、スタートアップ企業をはじめとする外部の優れた知見や先端技術を取り入れ、当社グループとの事業シナジーの創出や新しい事業の創造を推進してまいります。

■ Transreport Limitedの概要