妊娠がわかると住んでいる地域の市区町村で交付をうける母子手帳(母子健康手帳)。近年一部の地域で、その母子手帳が電子アプリでも管理できるようになりました。健診の記録を登録するとグラフ化されたり、予防接種の日程が確認できたりと便利な機能もあり、導入を進めている自治体もあります。
そこで今回ママスタセレクトでは「母子手帳の電子化」についてママたちの意見を聞きました。「利用したい」「すでに利用している」「紙の手帳のままがいい」「その他」を選択肢に設定したところ、2,694票の回答を得ることができました。
「すでに利用している」と答えたママはわずか1%。「その他」を選択したママは6%と、合わせても1割にも満たない少数派でした。また「予防接種は電子アプリ、記録は紙でしたい」との、併用を希望する意見が多くみられました。さらに「データの引き継ぎはどうなるのか?」「アプリの重さ次第」といった、利用するアプリの容量やデバイスを変更したときのデータ移行について不安を感じる声も届いています。
一方で全体の22.1%のママたちは「利用したい」と答えます。なかでももっとも多く寄せられた意見は「赤ちゃんとの外出は荷物が多いので、少しでも荷物の量・重さを減らしたい」「紙だと重い。子どもが2人いるので2人分持ち歩くのは大変」といった持ち運びに関するものでした。子どもとの外出を経験してきたママたちの実感のこもった意見といえそうです。
しかし圧倒的多数は「今のままでいい」と答えます。1,906人、70.8%と7割以上が現状の「紙の母子手帳」を支持しました。「スマホの容量がなくなったとき、なくしたときなど、アップデートできなかったら不便!」「初期化して消えてしまったらショックだから」といった、デジタルの使用に不安を感じる声とともに、多く寄せられたのが「手書きの良さを残したい」との声でした。
「健診に行った日、胎動を感じた日、何気ない日、子どもたちが産まれてからの気持ちをちゃんとそのときの文字で残したい!」「書くことで子どもの成長が鮮明に残る」というコメントや、「大きくなったわが子に母子手帳を渡したいから」との声も少なくありませんでした。母子手帳は単なる記録帳ではなく、わが子への愛情の詰まった愛の証の手帳であるということでしょう。だからこそ手書きにこだわりたい、と考えるママが多いのかもしれません。
アプリを利用することで、簡単・便利になることはたくさんあります。しかし一方で、今回のアンケートで圧倒的多数のママが「従来型」を希望したように、これからも「手書きの母子手帳」を使いたいと考える人もいるでしょう。紙とアプリのどちらも選択できる、または併用できるような制度が求められているといえるのではないでしょうか。
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【アンケート概要】
総回答数:2,694票
調査方法:インターネット
調査月:2023年4月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部
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