飢餓のホットスポット「アフリカの角」「中央サヘル地域」
エチオピア、ケニア、ソマリアを含むアフリカ大陸東端の「アフリカの角」と呼ばれる地域においては、数年続いて雨期に十分な降雨量がなく、過去70年間で最も深刻な干ばつに見舞われています。極度の高温と乾燥により、700万頭以上の家畜が死に絶え、作物の収穫量が激減し、人々の生活は壊滅的な打撃を受けています。
また、マリ、ブルキナファソ、ニジェールがある「中央サヘル地域」も、紛争や暴力、大規模な人口移動、政治的不安定などの影響で差し迫った食料不足に直面しています。
これらの飢餓が深刻な国々では、幼い子どもたちが、1日1食、ときにはそれ以下の食事で生き延びています。大勢の子どもたちは空腹のため学校に通うことができません。
なかでも、女の子たちが真っ先に教育の機会を奪われます。また、食事を与えられる順番は後回しにされてしまいがちです。家計の負担を軽減するために、娘に早すぎる結婚(児童婚)を強いる家庭も増加していることが報告されています。女の子たちは、家事労働、ジェンダーに基づく暴力、性的搾取、望まない妊娠の危険にさらされており、ジェンダー不平等が拡大しています。
今行動しなければ、さらに多くの命が失われ、今後数十年にわたり、子どもたち、特に女の子の人生に壊滅的な影響が及ぶことが危惧されています。
プランは、 食料危機の深刻な影響を最も受けているアフリカ7カ国で以下の緊急支援活動を実施します。
● 主な支援活動
現地のニーズに即した支援活動を強化します。 同時に、 子どもの保護プログラムを拡大し、 危機下にある子ども、 特に女の子を早すぎる結婚や虐待、 搾取から守る取り組みを行います。
・ 栄養改善・食料支援(学校給食含む)
・ 生計向上支援
・ 安全な水へのアクセス改善
・ 現金給付、食料などと引き換えられるクーポンの支給
・ 子どもの保護・ジェンダーに基づく暴力の予防
<アフリカ7カ国・食料危機緊急支援>
【寄付募集期間 】受付期間:2022年7月5日(火) ~ 2023年1月31日(火)17:00
【寄付の方法】 |
プラン・インターナショナルは、子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70カ国以上で活動する国際NGOです。創立は1937年。長年にわたり、子どもや若者、地域の人々とともに地域開発をすすめてきました。すべての子どもたちの権利が守られるよう、とりわけ女の子や女性への支援に力を入れています。 |