鉄道アセット活用による水素利活用の検討開始について

この記事は約3分で読めます。
西日本旅客鉄道株式会社(本社:大阪市北区、社長:長谷川一明)は、2021年4月に環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」を策定し、2050年にグループ全体のCO2排出量を「実質ゼロ」とすることをめざしています。
「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」における主な取り組み分野のうち、「地域との連携による脱炭素社会実現への貢献」および「新技術による鉄道の環境イノベーション」に資する取り組みとして、水素利活用実現に向けて検討を進め、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

(参考URL)
※環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」:
https://www.westjr.co.jp/company/action/env/eco/002/#zero-carbon
 

  • 水素利活用計画の検討

水素利活用計画として、駅などの鉄道アセットを活用した総合水素ステーションを設置し、燃料電池列車やバス、トラック、乗用車に対する水素供給および日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)の貨物列車による水素輸送の拠点としての活用を検討します。自治体や企業の皆さまと連携した水素利活用により、グリーンで持続可能な交通ネットワークを実現するとともに、当社が水素の利用や供給、輸送といったサプライチェーンに関与する水素のプラットフォーマーとなることで、地域の水素利活用展開およびCO2排出削減への貢献をめざします。

当社は、このような地域との連携による水素利活用について、かねてから、姫路港等の次世代エネルギー導入や脱炭素化を目的とした兵庫県の産官学連携組織である「播磨臨海地域カーボンニュートラルポート推進協議会」に参画し、検討しているところです。その内容は同協議会において、このたび策定され、公表された「播磨臨海地域カーボンニュートラルポート形成計画骨子」に反映されています。今後も、地域の皆さまとともに計画のさらなる具体化と実現に向けた検討を進めてまいります。
 

  • 燃料電池列車導入に向けた開発

化石燃料である軽油を燃料として走行する気動車(ディーゼルエンジンによる動力で走行する車両)の将来の置換えをめざし、燃料電池列車導入に向けた開発を実施してまいります。燃料電池列車の導入は、「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」における「新技術による鉄道の環境イノベーション」に位置付ける取り組みとして、2050年CO2排出量「実質ゼロ」の実現に寄与するものと考えています。
 

  • 水素利活用計画のイメージ

 

 

タイトルとURLをコピーしました