■ 10年目のアプリプラットフォーム「Yappli」
当社がサービスを提供開始した2013年、日本ではスマートフォンが普及し始めたばかりでした。アプリ開発に必要なエンジニアは少なく、開発には莫大な費用がかかり自社アプリを持つのは、大企業に限られていました。そんな中、いち早くアプリの将来性を感じ、ノーコードで誰もが簡単にアプリ開発・運用できるCMS（コンテンツマネジメントシステム）があれば、エンジニア不在の企業にも貢献できると考え「Mobile Tech for All」をミッションに掲げ、2013年4月にアプリプラットフォーム「Yappli」を提供開始しました。
その後10年間で導入企業は600社以上、Yappliで作られたアプリ数は783を超え、累計ダウンロード数は約1.5億回と、多くの企業・団体のモバイルDXを支えるサービスに成長しました。
■ 簡単にアプリ運用ができるプラットフォーム作り
Yappliはプラットフォームとして、お客様自身がアプリを構築・運用できる環境を提供し続けています。そのため、サービスの改善、機能追加を続けており年間アップデートは200回以上実施、提供機能数も40種類以上にまで増えています。お客様と伴走し、成功を支援するカスタマーサクセスも好評で継続率は99%以上を維持しております。
また、Yappli独自の技術として特許も取得しております。管理画面で設定した状態を本番アプリに簡単に反映できる「再構築特許」、アプリ上でプッシュ通知を送信する際に事前にテスト用アプリで配信内容が確認できる「プッシュ通知特許」を備えています。
■ アプリ独自の機能で、楽しく便利に
アプリならではの、お知らせ機能「プッシュ通知」は、アプリ内の新着情報やお得情報、予約確認などの通知を、アプリを起動しなくても端末の通知領域に、最新情報をすばやく表示・認知に繋げることができるため、アプリの利便性を高めるために利用されています。Yappliで作られたアプリの累計プッシュ通知は、累計49.1万メッセージ（プッシュ通知のメッセージ種類）、累計505億回通知（アプリダウンロードした端末に送付した通知数）が配信されました。
店舗やECでの購買体験をより楽しんでもらうための「クーポン機能」活用も盛んで、累計のクーポン利用回数は「3625万回」にも上っています。
通常、開発したコンテンツやシステムを本番アプリに反映する場合は、開発側はストア申請・ユーザー側もアップデート作業が必要です。Yappliの簡単に本番アプリに反映できる「再構築」機能を活用すると、常にアプリを最新の状態に保持することができ、よりユーザーに寄り添った価値や体験を提供できるようになります。直近1年では、全アプリで14.4万回の再構築が行われており、1アプリ平均3日に1回はコンテンツやアプリ内容がアップデートされています。
また、2021年から提供開始した顧客管理システム「Yappli CRM（ヤプリシーアールエム）」は、この1年でお預かりする顧客情報が約160%増加。アプリにログインしているユーザーが多いほど、アクティブ率が高い傾向にあり、アプリを中心とした顧客とのコミュニケーションや管理が急速に拡大していることがわかります。
■ 営業ツールや組織コミュニケーションとしても活用が増加
Yappliは、アパレル・雑貨などの小売や飲食店を中心とした企業の顧客コミュニケーションをサポートするマーケティングツールとして成長を続けてきました。
ここ数年は業務効率化の観点から社内DX化が求められており、営業活動を支援するBtoBポータルアプリ「Yappli for Business」、組織コミュニケーションを円滑にする社内ポータルアプリ「Yappli for Company」の活用も進んでいます。開発されたアプリは125を超え、Yappli for Businessは累計64.3万回、Yappli for Companyは累計14.4万回ダウンロードされ、日々のエンゲージメントアップや業務効率化を支えております。
■ 広がるYappliの活用方法
これまでヤプリでは「Yappli for Marketing、Business、Company」の活用を中心にアプリ開発支援を行ってきましたが、最近では幅広い業界の皆様にご利用いただいています。
学校・行政・エンターテイメント・会員向け・イベントなど、様々な業界にあったアプリを約150以上開発をしています。社会のあらゆる場面にYappliの活用が広がっています。
・学校・教育支援：https://yapp.li/solution_school.html
・自治体DX：https://yapp.li/solution_government.html
・メディア・エンタメ：https://yapp.li/solution_media.html
・会員向けサポート：https://yapp.li/solution_membership.html
・イベントDX：https://yapp.li/solution_event.html
これまでの10年間、私たちはアプリ開発のYappliをコア事業としてモバイルDX事業を展開してきましたが、これからはマルチプロダクトを擁するチームへと進化し、顧客企業そして社会における課題解決のためモバイルDXカンパニーとして事業拡大を図ってまいります。社員一同、一致団結し、より一層のサービス向上に努めてまいりますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
■ 株式会社ヤプリ、10年の歩み
アプリプラットフォーム「Yappli」だけではなく、株式会社ヤプリも創業10周年を迎えました。次の10年に向けてコーポレートミッションの刷新、コーポレートサイトのリニューアルを行いました。
- 10周年を迎えた株式会社ヤプリの今：https://note.com/times_yappli/n/n2e4ecf9d73ab
- コーポレートサイト：https://yappli.co.jp/
■ 株式会社ヤプリ 代表取締役CEO 庵原からのメッセージ
皆様のご支援があり、ヤプリも10周年を迎えることができました。
創業当時は「まず2年全力でやろう、もしダメでも必ずどこか雇ってくれるよ」と共同創業者たちに言っていました。「リビングデッド（出資を受けるも事業が成長せず上場などは程遠い状況）」という言葉が脳裏に入りそうになるのを必死に防ぎ、うまくいかなくても前へ前へ事を進めました。
結果として10年経ち、リビングデッドどころか事業は急成長し、上場もでき、今も成長を続けています。社員は250名を超え、多くの顧客や社員、株主そして家族に支えられて10年を迎えることができました。今のほうが10年前より10倍楽しいです。250人の仲間と一緒に 切磋琢磨できる今のほうが圧倒的に楽しいし、ノーコードのソフトウェアには未来があります。
これまでも、これからも変わらずやり続けます。
10年間のご支援本当にありがとうございました。
次の10年もヤプリを宜しくお願いします！
- ヤプリの10年を、代表庵原が振り返る記事：https://note.com/times_yappli/n/nca21a11679f9
■「Yappli」について（https://yapp.li/）
「Yappli」はアプリ開発・運用・分析をノーコード（プログラミング不要）で提供するアプリプラットフォームです。導入企業は600社を超え、店舗やEコマースなどのマーケティング支援から、社内や取引先とのコミュニケーションをモバイルで刷新する社内DX（デジタルトランスフォーメーション）、バックオフィスや学校法人の支援まで、幅広い業界の課題解決に活用されています。
《アプリプラットフォーム「Yappli」の6つの特徴》
①スピード開発：ノーコードでiOSとAndroidのネイティブアプリを高速開発。
②カンタン運用：直感的な操作で、更新可能。プレビューで事前確認もできる。
③多彩なプッシュ通知：エリアや属性などターゲットに合わせた多彩なプッシュ配信。
④高度なデータ分析：ユーザー行動やアクションに基づきデータ分析が可能。自社データとの統合も。
⑤クラウドで進化：年間200回以上の機能改善。最新OSにも即座にアップデート対応。
⑥サクセス支援：専門チームが集客や活用方法などを支援し成功へコミット。
■株式会社ヤプリについて
本社 ：東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー41階
大阪支社：大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばスカイオ27階
福岡支社：福岡県福岡市中央区大名1-1-29 WeWork大名
代表者 ：代表取締役 庵原 保文
事業内容：アプリ開発プラットフォーム「Yappli（ヤプリ）」の開発・提供、及び「Yappli CRM」の開発・提供の開発・提供
URL ：https://yappli.co.jp
