日本発、世界の食料問題の解決に取り組む、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International（以下、TFT）は、飢餓と飽食という「世界の食の不均衡」を同時に解決し、先進国と開発途上国双方の人々が健康な社会を実現するため、あらゆる人がこの課題の解決に携わり世界を救うヒーローとなる仕組みを世界中に広げていきます。( https://jp.tablefor2.org/ )
■世界が直面する「食の不均衡」という課題
現在、世界の約80億人のうち、約8億人が飢餓や栄養不良の問題に苦しむ一方で、20億人近くが肥満など食に起因する生活習慣病をかかえていると言われています。気候変動、紛争、新型コロナウイルス感染症、そして生活コストの上昇などが脆弱な立場の人々を飢餓に追いやる一方で、日本をはじめ先進国では、伝統的な食生活の変化や運動不足により、肥満や生活習慣病の増加がますます懸念されています。
TFTは、先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが”二人の食卓（=TABLE FOR TWO）”で食事を分かち合うというコンセプトの下、「世界の食の不均衡」の解消をミッションに掲げ2007年から活動を行っています。誰にとっても関わりのあるこの課題を解決するには、国やソーシャルセクターのみならずより多くの人が関心を持ち、行動し、解決へのうねりを生み出していくことが必要です。そのために、私たちは誰でも気軽に継続して参加できる活動を推進し、課題解決の担い手を増やしていきます。
■健康づくり×社会貢献。TFTの一石二鳥のアプローチ
TFTでは、社員食堂や店舗等で対象となるヘルシーメニューを購入すると、代金の内20 円が寄付に充てられ、飢えに苦しむ世界の子どもに学校給食1 食をプレゼントできるプログラムを推進しています。従業員の健康づくりをしながら社会貢献にも参加できる一石二鳥のプログラムとして、企業や官公庁、大学、病院など約750 団体が参加し、東アフリカと東南アジアの5カ国（ケニア 、タンザニア、ルワンダ、ウガンダ、フィリピン）を中心に、学校給食の提供、そして菜園・生産性向上プログラムの支援を実施。累計支援給食数は9,500万食にのぼります。
■誰でもどこからでも気軽に参加できる「おにぎりアクション」
寄付に対する心理的なハードルをより下げ、個人が誰でもどこからでも気軽に参加できる取り組みとして、2015年からはSNSを活用したソーシャルキャンペーン「おにぎりアクション」を毎年秋に開催しています。国連が定める世界食料デー（10月16日）を記念した企画で、おにぎりにまつわる写真をSNSや専用サイトに投稿すると、1枚につき給食5食分が協賛企業から寄付される仕組みです。2022年は1ヶ月間で28万枚以上の写真が集まり、およそ156万食の給食を届けました。世界37か国、0歳から101歳まで参加があり、大きなムーブメントとなっています。
社会貢献性と経済性の両立を図り、規模の拡大と持続可能な活動を展開したことが評価され、2017年には「アジア・マーケティング3.0アワード」を受賞、2019年には「ジャパンSDGsアワード外務大臣賞」を受賞しました。（ https://onigiri-action.com/ ）
一緒に取り組んでくださる仲間を募集しています！
＜法人の皆さまへ＞
-TFTプログラムへのご参加
社員食堂でのヘルシーメニュー提供が寄付につながるプログラムから始まった日本発の社会貢献活動は、現在では外食店や小売、スポーツなど様々なシーンに広がっています。TFTの仕組みはアイデア次第で応用でき、これまでも数多くのユニークな取り組みが生まれています。
https://jp.tablefor2.org/business/
-「おにぎりアクション2023」へのご参加
今年も秋におにぎりアクションの開催を予定しています。NPO・企業・自治体・学校など様々な組織の枠組みを超えた連携で世界規模の社会課題解消に一緒に取り組んでくださる法人様を募集しています。
https://jp.tablefor2.org/onigiri2023-sponsor/
＜個人の皆さまへ＞
-FOR TWO（フォーツー）の日に関するご案内
よりたくさんの方にヘルシーメニューを食べていただきながらアフリカ・アジアの子どもたちに給食を届ける「TABLE FOR TWO（二人のための食卓）」を体験いただきたいという想いを込めて、TFTでは4月2日を記念日に制定しています。
2023年は、42人の子どもに学校給食を届けることができる「FOR TWO GIFT」を実施する他、カゴメ株式会社との初のタイアップが実現し、カゴメの通販「健康直送便」の特設サイトから1商品を購入するごとに、学校給食10食が届けられる特別企画が4月1日より開始となりました。
https://jp.tablefor2.org/fortwo2023/
※学校給食の効果
極度の貧困におかれている家庭では、家計や親の手伝いのために子どもが学校を中退してしまうケースが後を絶ちません。学校給食があることで子どもたちは学校に通わせてもらえるようになり、お腹を満たすと同時に教育を受ける機会を得ます。就学率の向上は支援開始後顕著に見られる現象で、例えばタンザニアの支援先では、中途退学率が34％から１％未満にまで減りました。継続的、かつ集中して臨む学習により、長期的には学力向上・進学率向上も期待できます。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
