本展では「時」や「季節」を手掛かりに、山本基が四季の移ろいを感じながら日記のように描き続ける様々な作品を展示。塩で数万枚の桜の花びらをつくるインスタレーションや、塩のスクリーンに投影するデジタルドローイング、また、古くから再生のシンボルとして用いられてきた迷宮や渦巻きをモチーフにした平面作品の他、蝶をテーマにした新シリーズも発表する。
最終日6日(土)には「海に還るプロジェクト」を予定
「海に還るプロジェクト」とは、作品で使用した塩を、趣旨に共感した人々と共に海に還すというものです。展覧会最終日に集まった人々の手で作品を壊し、その塩を集めて各々が海に還します。長い歴史の中でほんの一瞬、作品の一部として使わせて頂いた塩を、再び自然のサイクルに戻す気持ちで行っています。
2006年からはじめたこのプロジェクトには延べ数千人の方が参加し、世界中の海に塩が還りました。
個展「時に宿る – Staying in Time–」開催概要
場所:YUKIKOMIZUTANI
住所:東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX Ⅱ 1F
会期:滞在制作 2023 年3 月25 日(土)~3 月31 日(金)
※公開制作3 月30 日(木)、31 日(金) 13:00-15:00
上記滞在制作中3 月25 日(土)~31 日(金)までご取材いただけます
個展開催期間 2023 年4 月1 日(土)~5 月6 日(土)
※最終日6 日(土)には「海に還るプロジェクト」を予定
時間:火曜~金曜、祝日 12 時~18 時
※日曜、月曜休廊
山本基プロフィール
浄化や清めを喚起させる「塩」を用いてインスタレーション作品を制作。床に巨大な模様を描く作品は長い時間を掛け、一人で描き上げる。展覧会最終日には作品を鑑賞者と共に壊し、その塩を海に還すというプロジェクトも実施している。
また、緻密なドローイングや平面作品なども制作。近年は企業とのコラボレーションも手掛けるなど精力的に活動を展開している。
ニューヨーク近代美術館 MoMA P.S.1をはじめ、エルミタージュ美術館、東京都現代美術館、箱根・彫刻の森美術館、金沢21世紀美術館、瀬戸内国際芸術祭等、国内外で多数発表。現在、石川県金沢市在住。
1966 広島県尾道市生まれ
1995 金沢美術工芸大学 絵画専攻 卒業
作家、作品に関して報道関係の方の問い合わせ先
YUKIKOMIZUTANI/株式会社コンポジション プレス担当:八神
Mail : office@yukikomizutani.com Tel : 03-6810-3885
Website:https://yukikomizutani.com/japanese/