<背景>
大規模言語モデルであるOpenAI社のChatGPTユーザーが世界最速で1億人を超え、毎日の様にAI(人工知能)の新製品が発表されるなど、2023年はAIブームが到来しています。
GoogleTrendによると、「ChatGPT」と世界で主流のプログラミング言語である「Python」のGoogle検索量を比較すると、2月中旬頃から世界的にChatGPTの検索量が上回るようになりました。また、検索パターンを分析すると、平日に検索量が多く、週末に検索量が下がる傾向があることから、ChatGPTが一時的なブームではなく、日々の業務ツールとして定着し始めていることが示唆されます。
日本においては、人口減少が進む中で生産性の向上が求められ、リスキリングや人的資本活用の政策や企業の施策が進められています。このような背景の中、人事領域においてはAIの活用がますます求められています。
従来、AIは高度なスキルを代替できないと考えられていましたが、最近の研究では、2023年2月にCHATGPTでも利用されている技術であるGPT3が、心を推察する能力を獲得していることが発表されています。このことから、AIが人間のコーチング能力を補完する役割を果たす可能性が高まっています。
また、AIのコーチは人間のコーチと同じくらい効果的であるという研究論文も発表されています。
このように、従来では厳しいと考えられてきたスキルにおいてもAIの活用ができる時代になってきています。
<with AI時代の学習方法>
AIを始めとするテクノロジーの進化により、2023年は「with AI
」の時代が到来したと考えられます。これまでの時代を「without AI」の時代とした場合、学習方法や経験学習の流れが変化してくると予想されます。
「with AI
」の時代では、学習計画や目標設定において、上司や人事が中心に立てていたものが、各自が自立して学習計画や目標を設定することができるようになります。
また、専門家のサポートや問いかけについても、AIを活用することで膨大な知識が手に入り、時間的な制約が取り払われます。共感や感情面のケアについても同様で、AIには相談しやすいプライベートなことも相談できるため、時間的な制約から解放されます。
さらに、フィードバックや評価についても、AIに現状を分析してもらい、不足している観点を指摘してもらうことができます。これにより、自己評価の客観化が可能となり、より適切な成長やスキルアップが見込まれます。
デイヴィッド・コルブ氏が提唱した経験学習モデルも、AIによって進化することが考えられます。
まず、日々の具体的な経験や内省的な省察を、ログ化、言語化、データ化することで、いつでも内省体験を取り出すことができ、記憶に定着させやすくなります。
AIに内省データをもとに問いかけることで、抽象的な概念化を深化させることができると考えられます。また、抽象化した概念を実行する能動的実験についても、AIに命令することで、試行錯誤の回数が増加し、生産性を上げることができます。これにより、経験学習モデルの進化が促進され、より効果的な学習が可能となります。
<リリースについて>
以上の様にwithAI時代に適した新しい学習を行えることができるプラットフォームを開発すべく、株式会社リフレクトは振り返り共有ツール「リフレクト」に、国内初となるChatGPT搭載AIコーチ(リフレクこ)を2023年2月にリリースしました。
「リフレクト」は、落ち着いて、日々を内省(リフレクション)し、思考を深め行動を改善するためのツールです。リフレクト上で、上司、同僚と一緒に新人はAIへの問いかけを行うことで、どのような質問をすれば良いかを共に学ぶことができます。AIからの良い回答は、クリップすることで、一元管理することができます。また、クリップしたAIから回答は、記憶に定着しやすくなる様に、1週間後以降にリマインド表示をしてくれます。振り返りによる課題の言語化をおこなった後、気になる点について、AIコーチに確認することも可能です。
また、AIコーチは日々の振り返り内容について、自動で励ましたり、共感をしてくれたり、コメント、アドバイス、問いかけをしてくれます。
日報は元来、上司やチームに共有されていた際に、上司や先輩社員からのコメントなどによって指導、スキルアップが図られていました。しかし、現在はリモートワークの増加などにより、直接的な指導が難しくなっています。リフレクトのAIコーチ機能を使うことで、リモートワークでもスキルアップが促進されるようになりました。
<導入後の状況>
導入後、ユーザーからは、「AIコーチのコメントの精度が高い、いいことを言ってくれる」「AIコーチに勇気づけられる」「マネージャーとしてAIに負けない様にコメントをしたい」などの感想を頂いています。
【利用イメージ例】
また、AI導入後、1人あたり利用分数は週15分程度だったものが30分以上と2倍に増加。1人あたりコメント数は、週あたり1人平均1回だったものが4回に増加しています。
下記図の様に、AIがチームに参加し毎回振り返りに対して何かコメントをすることで、新しい会話が生まれ、結果チーム全体のコミュニケーション量が増えています。
<お知らせ>
・オンボーディングや人材開発でお悩みの方
特に新入社員や中途社員は、新しい環境における業界、業種のルールがわからないこともあるため、AIとハイブリッドでサポートすることでオンボーディングの速度が上がることが期待できます。
リフレクトは、AIを活用した革新的なチームリフレクションツールとして、人材開発領域において大きな注目を集めています。AIコーチ機能を使って、日々の業務における思考や行動を深め、より良い成果を生み出しましょう。
2023年の人材開発において、さらなる進化を遂げることが期待されています。是非一度リフレクトをお試しください。
リフレクトは、1ヶ月間無料、その後1ユーザーごとに月額1000円(税抜)で利用可能です。
・リフレクトを代理販売したい人材研修を行なっている会社の方
現在、代理販売パートナーを募集しております。ご興味のある方はお問い合わせください。
・VC、ベンチャーキャピタルご所属の方
リフレクトは資金調達を検討しております。ご興味のある方はお問合せください。
・大学、研究機関の皆様
来月からある大学様と共同研究が開始予定です。複数の大学様と共同研究を行いたいため、ご興味のある方はお問合せください。
<リフレクト利用企業、利用例>
株式会社エスタイル様:年間を通じたデータサイエンティスト研修効果の促進
大手人材研修会社様:新人のオンボーディング
東証上場製造業様:チームワークの向上
ITベンダー様:マネージャー研修効果の促進
成長をしたい個人のグループ:各自の目標達成促進
<株式会社リフレクトについて>
【会社概要】
企業名:株式会社リフレクト
本社所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川5丁目9−37
代表取締役:三好淳一
事業内容:
振り返りの習慣化とデータ活用を通じた自立的成長支援ツール「Reflect」の開発・提供
Reflectを活用した人材育成サービス
設立:2021年3月
HP:https://reflect.page/
<ご利用デモ動画>