開所式では、文京区長 成澤 廣修様及び、日本財団より祝辞を賜った後、事業紹介や施設見学、地域の取り組みである「おもてなし食堂」の紹介がありました。そのほか、国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部 部長 松本 俊彦様の基調講演及び、落語家 桂宮治様の講話があり充実した会となりました。最後に、東京ソテリアの担当職員が「どんな状況にある子どもでも安心して集い、地域の中で見守られて育っていく場を作っていきたい」と話し「子ども第三の居場所」事業に挑戦した思いを語りました。
「子どもソテリア小石川」はどんな子どもにとっても居心地がよく、子どもたちが友達や多世代の方々との交流を通して「人と関わる力」を育み、その成長を地域全体で見守る居場所を目指します。
三階建ての一軒家という構造を活かし、多世代交流の場(ぶんたね こいしか和)や子どもたちの居場所として栄養バランスのとれた食事や集中して学習できる空間を提供。緊急時の受け入れ先としてショートステイが可能な場所も提供していきます。
「こどもソテリア小石川」は今後、様々なイベントを予定しております。
■直近開催予定のイベント
・3/2(木)~3/4(土)13時~15時 内覧会
・3/4(土)11時~17時 記念イベント
子ども食堂の試食会、「なにぬの屋」布芝居公演、ひな祭り写真撮影会、ヨーヨー釣り
・3/5(日) 10時~15時 バザー
- 施設概要
所 在 地: 〒112-0002 東京都文京区小石川3-8-16
対象者: 未就学児〜中高生を中心
開所日時: ・ぶんたね こいしか和 月~土 10時〜18時 予定
・芽吹きの部屋(日中の居場所) 月・水・日 11時~19時
・根付きの部屋(ショートステイ)要予約
スタッフ:常勤スタッフ1名+非常勤スタッフ2名
ボランティア数名
拠点HP: https://soteria.jp/
Facebook: https://ja-jp.facebook.com/soteria.tokyo/
- 運営主体:特定非営利活動法人 東京ソテリアについて
東京ソテリアは、2009年の設立以来、こころの健康に問題を抱えたときにも安心して暮らせる社会づくりを目指し、障害福祉サービス事業の他、障がい者の社会復帰に関する調査研究や、イタリアをはじめとした他国との国際協力事業などを展開しています。
今後も、行政や他ボランティア団体とも協力し、地域に根ざした子ども支援を積極的に行うことにより、誰一人取り残さない地域子育てコミュニティをつくります。
- 「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」はすべての子供たちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の犠牲による機会の剝奪など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後に場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。現在全国に146ヶ所設置され、全国500拠点の開設を目指しています。(2023年2月末時点)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place