ワープスペース、海外大手の宇宙業界紙により「2023年 注目の10社」に選出

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小型衛星を活用した宇宙空間での光即応通信サービスの実現を目指す株式会社ワープスペース(茨城県つくば市、代表取締役CEO:常間地悟)は、2023年2月22日(水)、海外の主要な宇宙業界紙である「Via Satellite」によって、2023年度の「注目の10社(10 Hottest Companies)」に選出されたことをお知らせいたします。

Via Satelliteによると「注目の10社」は、衛星通信、地上設備、製造、撮像とセンシング、打ち上げサービスを提供する「要注目」の会社をリストアップしたものとなります。このリストはVia Satelliteの編集チームがその年度に予定されている活動や、市場シェア、革新的な技術、重要な取り引き、そして業界全体の期待値などの指標を参考に選出します。過去5年間ではSpaceX、OneWeb、Planet、ICEYE、Spire、Astroscale、Virgin Orbit、Mynaricなど、各分野で宇宙業界をリードする世界的な企業が選出されています。今年は急伸中の打ち上げ業者Rocket Lab(ロケット・ラボ)や、革新的な地球観測衛星事業者Pixxel(ピクセル)と並び、ワープスペースが選出されました。

ワープスペースは、民間として世界で初となる、人工衛星向けの光即応通信ネットワークサービス「WarpHub InterSat(ワープハブ・インターサット)」の開発を進める日本のスタートアップ企業です。光通信が可能な中継衛星3基が、他の衛星から送られてきたデータを地上局に即応的かつ高容量で転送する仕組みです。
同サービスは2025年までに実現させることを目指しています。近年、地球観測などを行う人工衛星の数が爆発的に増えています。「WarpHub InterSat」を利用してもらうことにより、より多くの地球観測データ等をリアルタイムに近い形で取得、利用できるようになり、災害対応の高速化や資源管理の効率化など、持続可能な地球経済の実現に貢献します。

2022年の夏にワープスペースは合成開口レーダー(SAR)によるソリューションを提供するSynspective社と、同社が構築を進めるSAR衛星コンステレーションにおいてWarpHub InterSatの利用を視野にいれたMoUの締結をしております。また、2023年1月には同サービスの初代衛星群の開発における重要な進展として、Mynaric(マイナリック)社の光通信端末であるCondor Mk3(コンドル・マークスリー)の採用を決定いたしました。同社はアメリカ宇宙開発局(SDA)やアメリカ国防高等研究計画局(DARPA)の重要なミッションにもCondorシリーズの端末を提供することを発表しています。

最高戦略責任者及びWarpspace USA CEO 森 裕和のコメント:

「当社がVia Satelliteという宇宙業界のメジャー紙より『注目の10社』に選出されたことを大変に光栄に思います。光通信市場に対する需要は日に日に高まっていることを肌身に感じています。その中で、即応的に地球観測データなどを地上に伝送することを目的とした私たちの光通信を用いたデータ中継サービスが業界の中でも注目されていることの証左として、今回の選出を非常に嬉しく思います。」

ワープスペース公式サイト:
https://warpspace.jp

Via Satellite公式サイト:
https://interactive.satellitetoday.com/

同サイト「Hottest 10 Companies in 2023」:
https://interactive.satellitetoday.com/via/march-2023/the-10-hottest-satellite-companies-in-2023/

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