• テンセントクラウドは、企業が没入型コンバージェンスを達成し、Web3とメタバースの時代へとデジタルトランスフォーメーションの進行を加速できるよう、APACにおけるメディアサービス環境を牽引しています。
2023年2月21日、シンガポール発 – テンセントクラウド
グローバルテクノロジー企業であるテンセントは本日、テンセントのクラウドビジネスが、 フロスト&サリバンの2022年アジア太平洋(APAC)メディアサービス市場レポートにおいて、メディアサービス市場で第1位のサービスプロバイダーとなったことを発表しました。日本およびAPAC地域の他の8つの市場でデータを収集したこの調査では、メディアおよびエンターテイメント企業の33.4%が、コンテンツの作成、処理、送信からリアルタイムコミュニケーション、ビデオ・オン デマンド、ライブストリーミングにいたるまで、デジタルトランスフォーメーションの進行を加速して将来のメディアサービスに対するニーズを満たすため、テンセントクラウドのサービスを選択したことがわかりました。
フロスト&サリバンの調査では、業務対応能力(プロバイダーとしての業務提供範囲と経験を調査)、サービス提供能力(プロバイダーのインフラストラクチャ品質を調査)、エコロジカルレベル(プロバイダーの調達、統合、流通チャンネルを調査)という3つの基準を使用してクラウドプロバイダーを評価することにより、競合するクラウドメディアサービスの状況をマッピングしました。テンセントクラウドは、業務対応能力とサービス提供能力で1位となり、エコロジカルレベルでも上位に入りました。
同レポートは、ネットワークリソースをTencent RT-ONE Networkに統合して顧客の運用コスト効率を改善したり、即時使用可能なソフトウェア開発キットにより使いやすさを改善し、クライアントの技術的障壁をさらに低くするといった、テンセントクラウドのエンドツーエンドのメディアサービスにおける強力な統合についても明らかにしています。
APACのメディアサービスの市場規模は、2026年には69億8700万米ドルに達し、今後4年間のCAGRは27%になると予測されています。さらに、オーディオ・ビデオソリューションに対する需要はさまざまな川下産業で増加すると予想されており、なかでもeコマースセクターは、オンラインゲーム、メディアやエンターテイメント、エンタープライズ、ヘルスケアサービスなどのセクターを抜いて、最大のCAGRを示しています。
テンセントクラウドインターナショナルのシニアバイスプレジデントであるPoshu Yeung氏は、メディアサービスが急速に台頭し、今日の生活やコミュニケーションの基盤になりつつあることを強調しています。「テンセントは、消費者向けプラットフォームで世界中の10億人を超えるユーザーにサービスを提供し、接続を促進してきました。テンセントクラウドは、その20年の経験を活用することで、企業による「没入型コンバージェンス」の達成を支援できる強力な戦略的立場にあります。没入型コンバージェンスは、デジタル経済と現実世界を統合してシームレスな接続を実現するという革新的なアプローチと、テクノロジーを組み合わせたコンセプトです」 。
現在、テンセントクラウドは、グローバルインフラストラクチャネットワークを通じて、「没入型コンバージェンス」をサポートする400を超えるテクノロジーと接続ソリューションを提供しており、2800を超えるアクセラレーションノードを備え、5大陸の26を超える地域と70のアベイラビリティゾーンをカバーしています。
グローバルビジネス戦略でAPACのメディアサービス環境を牽引
Yeung氏はさらに、テンセントクラウドのグローバル展開の拡大にあたり、リソースを倍増させてイノベーションに集中することを表明しました。同社はクラウドサービスプロバイダーとして、持続可能な成長のために、製品機能を強化し、中核製品の国際展開を加速することも目指しています。テンセントクラウドは、急速に成長しているグローバルパートナーエコシステムに支えられ、世界中の10,000を超えるパートナーと協力して、デジタルトランスフォーメーションを実施中の200万の顧客に共同でサービスを提供しています。
IDC(https://mp.weixin.qq.com/s/lLPKiv9ZxZ_8W9n6p7TLtA)のレポートによると、テンセントクラウドは、オーディオ・ビデオソリューションのトップクラウドプロバイダーとして、中国市場シェアで過去5年連続で第1位にランクされています。メディアサービス分野での主導的地位を強化する同社の取り組みは、最近2022年12月に発表されたテンセントクラウドメディアサービスにおいてさらに強調されています。テンセントの最新の海外向けオーディオ・ビデオブランドは、企業による没入型視聴体験の開発と、カスタマイズされた仮想世界の構築を支援することを目的としています。
Yeung氏は続けて次のように述べています。「APACは、長期的なビジネスの成長にとって引き続き重要な市場となっています。APACではさまざまな業界で、大企業から中小企業にいたるまで、デジタルトランスフォーメーションのソリューションに対する需要の高まりが見られます。調査結果を見ても、APAC地域はメディアサービスにとって有望な市場であり、2016年から2026年にかけては19倍の規模に成長すると予測されています。また、ビデオオンデマンドの加入者が最も多い地域でもあります」 。
フロスト&サリバンのリサーチディレクターであるCarmen Zhu氏は、次のように述べています。「テンセントクラウドのようなクラウドサービスプロバイダーは、APACのメディアサービス市場における成長機会をつかむのに適した位置にあります。統合テクノロジー、ワンストップサービスの提供、ローコードプラットフォーム、企業のグローバル化推進などはすべて、メディアサービスプロバイダーにとって潜在的な機会となります。インターネットやモバイルの普及率が高く、APAC全体でGDPが急速に成長しているなど、良好なマクロ条件により成長が期待されるこの地域にとって、これらのソリューションは不可欠です。政府の政策の発表により、デジタル経済のさらなる発展が後押しされ、複数のセグメントにおいて市場の可能性が拡大しています」。
テンセントクラウドのバイスプレジデントである Tommy Li氏は、次のように述べています。「豊富な実務経験と先進的なコアテクノロジーとともに、私たちは「没入型コンバージェンス」分野での製品提供をさらに充実させ、当社の強みを基に、従来の業界だけでなく、メディア&エンターテインメント、ゲーム、Web3.0、メタバースネイティブのお客様をサポートしていきたいと考えています。クラウドネイティブ製品の強化、マルチクラウドやハイブリッドクラウドのサポート強化、成熟した使いやすいワンストップソリューションの海外展開など、当社のチームは、既存のクラウドサービスを補完し、より革新的な製品の開発を続けて今日のグローバルな需要に応えてまいります」。
テンセントクラウドはメディアサービスにおいて、GEヘルスケア、BeLive Technology、Mildom(ミルダム)、MIXCHANNEL(ミクチャ)、Pokekara(ポケカラ)など、さまざまな地域およびグローバル企業の海外展開をサポートするうえで大きな進歩を遂げてきました。
【参考】
MIXCHANNEL(ミクチャ)[日本]
2023年2月、テンセントクラウドは、累積ユーザー数1,700万人超、月間訪問者数500万人を超える日本のライブストリーム放送プラットフォームであるミクチャとの提携を発表しました。テンセントクラウドはミクチャに、Tencent Real-time Communications(TRTC)へのアクセスを提供しました。Tencent Effect SDKは、短い動画とライブストリーミングアプリケーションの両方に対応するAIビューティーソリューションであり、CSS(クラウド・ストリーミング・サービス)の超低遅延バージョンであるLEB(ライブ・イベント・ストリーミング)は、エンドツーエンドの遅延だけでなく、メンテナンスやアプリケーション開発のコストも大幅に削減します。
Pokekara(ポケカラ)(株式会社音娯時間エンターテインメント)[日本]
2022年9月、テンセントは日本のカラオケアプリであるポケカラと協力して、新しいオンラインKTV機能を開発、テスト、リリースしました。2018年末にポケカラがローンチされて以来、同アプリは市場を席巻し、翌年にはすべての日本のアプリの中で1位にランクされました。Tencent Real-Time Communicationsで1ヵ月足らずで構築されたオンラインKTV機能は、1つの部屋で100万人を超える視聴者が低遅延のライブストリームを同時に視聴することを可能にします。ポケカラの親会社である株式会社音娯時間エンターテインメントもテンセントクラウドに移行したため、運用コストが大幅に削減され、サービスの信頼性とユーザーエクスペリエンスが大幅に向上しました。
Mildom(ミルダム)[日本]
2022年8月、テンセントクラウドは日本の人気ストリーミングプラットフォームであるミルダムと提携しました。ミルダムは、大規模なオンラインイベントの実施と、社内インフラストラクチャでの予期しないトラフィックという課題に直面していました。Infrastructure as a Service(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス: IaaS)からPlatform as a Service(プラットフォーム・アズ・ア・サービス: PaaS)までの総合的な技術サポートを提供するテンセントクラウドは、ミルダムのコンテンツアクセラレーションとセキュリティ保護のサポートを支援し、マルチスピードライブストリームを可能にして、R&D、運用、保守の負荷を軽減しました。
APACメディアサービス業界2022レポートの全文を読むには、次のサイトにアクセスしてください
https://www.tencentcloud.com/resources/whitepaper
++ 以上 ++
テンセントクラウドについて
世界で急成長しているクラウド企業の1つであるテンセントクラウドは、現実世界の問題を解決する革新的なソリューションを生み出し、スマート産業のデジタルトランスフォーメーションを可能とすることに注力しています。充実したグローバルインフラを通じ、クラウドコンピューティング、ビッグデータ分析、AI、IoT、ネットワークセキュリティ等を駆使し、業界をリードするクラウド製品とサービスを安定的かつ安全に世界中の企業に提供しています。私たちは、ゲーム、メディア、エンターテイメント、金融、ヘルスケア、不動産、小売、旅行、交通など、あらゆる業界のニーズに応えることを目指しています。
テンセントクラウドメディアサービスについて
テンセントクラウドメディアサービスは、オーディオおよびビデオ技術の分野で20年以上の経験を蓄積しており、PaaSからSaaSにいたるまで、リアルタイムコミュニケーション、ビデオオンデマンド、ライブストリーミング、グローバルアクセラレーション、セキュリティなどの、業界をリードする包括的なワンストップメディアソリューションを提供しています。コンテンツの作成、処理から、配信まで顧客をサポートし、世界中でリアルタイムでの魅力的な視聴体験を可能にします。
テンセントについて
テンセントはテクノロジーを駆使して、インターネットユーザーの生活を豊かにしています。テンセントのコミュニケーションソーシャルサービスであるWeixinとQQは、オンラインとオフラインの両方でユーザー同士やデジタルコンテンツサービスを結びつけ、ユーザーの生活をより便利なものにしています。テンセントのターゲット広告サービスは、広告主が中国の何億人もの消費者にリーチできるよう支援します。テンセントのFinTechとビジネスサービスは、パートナー企業の事業の成長をサポートし、デジタルアップグレードを支援します。テンセントは、人材と技術革新に多額の投資を行い、インターネット産業の発展を積極的に推進しています。テンセントは1998年に深セン(中国)で設立されました。テンセント(00700.HK)の株式は、香港証券取引所のメインボードに上場しています。