成長著しい東南アジアの課題を事業に転換する「課題解決型ビジネス創出による東南アジア進出支援サービス」

この記事は約7分で読めます。
株式会社リバネスは、創業以来「科学技術の発展と地球貢献を実現する」を理念として掲げ、「サイエンスをわかりやすく伝える」をコアコンピタンスに教育・人材・研究・創業に関わるさまざまな課題の解決を事業として進めてまいりました。

 この度、リバネスの全プロジェクトを推進する7つの開発事業部が展開する事業を元に、世界を変える28のコアサービスを策定しましたので、順次公表いたします。

 第27弾である「課題解決型ビジネス創出による東南アジア進出支援サービス」は、従来の製品やサービスの単なる海外展開、新事業創出のために”とりあえず”現地拠点を設ける、調査レポートを分析しビジネスを考える、といった手法ではなく、リバネスがASEAN6カ国でネットワークする1126もの現地スタートアップやアントレプレナー等から抽出した、現地特有の社会課題やビジネスモデルに対し、日本企業が有するアセットをかけ合わせた新しいビジネスモデル仮説を立案・実証します。プロジェクトの実装にあたっては、リバネスの海外子会社が持つ各国の政府機関、トップ大学とのネットワークを活用し、各国の法制度や規格にあったビジネス実装につなげます。

「課題解決型ビジネス創出による東南アジア進出支援サービス」とはどのようなサービスか
 人口の減少と共に国内市場が縮小していく傾向にある日本においては、強みであるものづくりなどの技術力を活かしながら、海外との連携を加速することが急務になっています。
 一方、東南アジアは地理的に日本と近く、総人口6.5億人(平均年齢29.1歳)、年間平均実質経済成長率5.2%(日本:0.6%)と成長著しい市場を持っていながら、インフラの未発達、国内産業の未成熟、生活習慣病患者の増加など多くの社会課題を持っています。日本企業が自社のアセットを活用してこれらの課題を解決するような事業立案を行うことで、東南ジアの課題を解決しながら共に成長することが可能です。

本サービスでは、以下のような悩みを抱える大企業・中堅中小企業の担当者の方と共に、リバネスが新規ビジネスモデルの立案とプロジェクト実装を行います。

  • 自社のアセットを活用して、新たな事業を創出したい。
  • 海外展開を推進することを決めたが、具体的にどこにどのようなものを展開していくと良いのか、明確化できていない。
  • 東南アジアに関心があるが、具体的なビジネスのイメージは湧かない。

 リバネスでは、シンガポール、マレーシア、フィリピンに子会社を有し、2010年から東南アジアでの活動をスタートしています。自社のノウハウを活用するだけでなく、子会社を中心にネットワークした、東南アジア現地のベンチャー、政府機関、トップ大学の研究者らと連携することで、現地の最新事情に合ったプロジェクトを創出します。本サービスを活用する企業の要望に応じ、以下のような流れを例にサービス設計が可能です。

  1. 各社の課題感、要望の理解
  2. 各社のビジョンとアセットに関するヒアリング
  3. 各社に合う東南アジアの課題やビジネスモデルの紹介
  4. 各社の東南アジアでの現地パートナーの探索
  5. 現地パートナーと連携した新規ビジネスモデル仮説の立案
  6. 新規ビジネスモデルを実証するプロジェクトの立案
  7. 実証プロジェクトの実行のための現地パートナーとのプロジェクト設計、交渉
  8. 実証プロジェクトの伴走支援

◆サービスの特徴
 本サービスは特に以下の点において、他の海外展開向けのコンサルティングサービスやマッチングサービスとは異なっています。

①東南アジアの課題とビジネスモデルをよく知る現地ベンチャーとネットワーク 社会課題の多い東南アジアでは、それらを解決せんとするアントレプレナーが多く育っており、リバネスは累計でASEAN6カ国(シンガポール・マレーシア・フィリピン・タイ・インドネシア・ベトナム)で1126ものチームとネットワークしています。どうすればそれらの課題を解決できるのか、現地特有の課題の構造とビジネスモデルをよく知る彼ら/彼女らと連携し、日本企業のアセットを活用することで、現地の課題を解決しながら新規事業を創出する新しいビジネスモデルを作ることができます。
②リバネスの現地子会社を活用したプロジェクト実装 リバネスはシンガポール、マレーシア、フィリピンに子会社を有し、現地のトップ大学を卒業したローカルのスタッフを雇用しています。現地パートナーと対面で円滑に対話できるスタッフと協力することで、プロジェクトをスピーディかつ具体的に前に進めることが可能です。
③各国のレギュレーションをクリアする政府機関、トップ大学とネットワーク リバネスでは各国の政府機関およびトップ大学と連携したプロジェクトを推進を行うことが特徴です。各国でビジネスを行うための現地法制度や規格などのレギュレーションをクリアするための体制を実装します。
④ 修士・博士卒のスタッフによる深い科学技術理解と1次情報に基づくプロジェクト立案 リバネスのスタッフは全員、修士・博士卒のみで構成されており、深く科学技術を理解します。研究的思考を活用し、1次情報に基づいてプロジェクトを段階に分けて計画・実装できます。
⑤海外での新規事業創出の経験が豊富なコミュニケーターが伴走 東南アジアや、諸外国での新規事業創出の経験が豊富なスタッフが、コミュニケーターとしてプロジェクトを伴走します。各国の文化やコミュニケーションの癖を理解しながら、それに合わせた交渉を行うことができます。

 

上記プログラムを推進する際に活用できる、リバネスの東南アジアでのプラットフォームの例を以下に示します。

① 東南アジア6カ国でのテックプランター(TECH PLANTER)ASEANを活用したベンチャーエコシステムとの接続
テックプランター(TECH PLANTER)は、ディープテックベンチャー(研究開発型ベンチャー)の創業エコシステムとして2014年に開始しました。国内での開始後、間髪を入れずシンガポールを始めとした東南アジアにも展開し、現在は、ASEAN6カ国(シンガポール・マレーシア・フィリピン・タイ・インドネシア・ベトナム)で1126のチームを発掘・支援するアジア最大のディープテックベンチャーエコシステムとなっています。このエコシステムに参加し、東南アジアのベンチャーが知る現地の最新の課題とビジネスモデルを理解することで、自社のアセットの活用方法を検討することができます。
https://en.techplanter.com/ 

② 東南アジア6カ国での超異分野学会ASEAN大会を活用した新規テーマの創出
超異分野学会は、研究者、大企業、町工場、ベンチャーといった分野や業種の違いにとらわれず、一丸となって向き合うべき新たな研究テーマや課題を捉え、共に最先端の研究開発を仕掛け続ける場です。異分野・異業種が技術、課題、経験、ネットワーク、ノウハウ、社会実装への道筋といった互いに異なる“知識”を持ち寄って議論し、未来を語ることで、新たな研究アイデアを創出につなげ、革新的なテーマの創出を目指します。2022年より、東南アジア6カ国(シンガポール・マレーシア・フィリピン・タイ・インドネシア・ベトナム)で開催しており、現地のアカデミア、政府機関のキープレイヤー、ベンチャー、大企業等が一同に介します。この場を活用することで、現地のあらゆるステークホルダーを巻き込みながら、新規のプロジェクトテーマを推進することが可能です。
https://hiconf.lne.st/ 

◆戦略開発事業部とは
戦略開発事業部は「組織の変革を促し、持続可能なビジネスを創る」をミッションとして、社会課題に向かうために異分野の既存知識を結集し、新たな知識を産むための知識製造戦略を策定し、既存の枠を超えた地球貢献に資するプロジェクトをデザインします。
https://go.lne.st/sd 

◆まずはご相談ください
まずは30分程度のweb・対面での個別面談を通して、事業の海外展開に関して抱える課題感や希望をお教えください。議論を通して、プロジェクトの具体化検討に移ります。

◆お問い合わせ
株式会社リバネス 戦略開発事業部(担当:神藤・武田)
03-5227-4198
info@Lne.st
 

タイトルとURLをコピーしました