■機能の概要
今回開発した機能は、各種BIツールに直接インポート可能な形式のデータを、フォルダとファイル名を指定してGoogle Drive™️に出力する機能です。一度連携設定を行うと、「DIGGLE」上でボタンを押すだけで予算・見込・実績の指定項目のデータがCSV形式でGoogle Drive™️に出力・同期されます。これにより、Google Drive™️内のデータにアクセス可能なBIツールを用いて、リアルタイムな経営データの可視化が可能になります。BIツールを活用した経営管理業務において、業務効率化と、高度な分析及び経営判断の迅速化を実現できる機能です。
さらに今後、データの出力先としてGoogle Drive™️以外の各種DWH(データウェアハウス)にも対応する予定です。
【「DIGGLE」とBIツールとの連携の流れ】
1. 「DIGGLE」のデータ連携画面からデータ出力先のGoogle Drive™️フォルダやエクスポート対象のデータ等の設定を行う。
2.設定完了後、データ連携画面にて、エクスポートを実行することで、出力先に指定したGoogle Drive™️のフォルダに指定データのCSVファイルが出力される。
3.Google Drive™️に出力されたCSVデータを各種BIツールに取り込み、グラフの作成やデータ分析等を行う。
「DIGGLE」からGoogle Drive™️に出力されたCSV形式のデータを活用し、各種BIツール上で作成できるグラフやダッシュボードのイメージ
機能の詳細に関しては、下記をご覧ください。
https://insight.diggle.jp/2912
■開発背景
経営管理・経営企画の業務は、各部門からの情報収集や経営層への報告などのためにコミュニケーションコストがかさむという問題があります。実際、2020年10月にDIGGLEが実施した調査(※1)でも、経営会議資料作成に、3営業日以上かかっている企業が52%に上り、また事業部門からの経費見込の吸い上げ方法に関する課題も大きいとの結果を得ております。
「DIGGLE」は、「組織の距離を縮め、企業の未来の質を上げる。」というプロダクトビジョンの実現を目指し、これまでにも迅速で質の高い意思決定を支援するプロダクト開発を行ってまいりました。
既存の機能でもグラフによるデータ可視化・比較や経営レポートの作成、また各種データの出力等は可能でしたが、社内コミュニケーション円滑化の観点から、以下のようなご要望を経営企画業務のご担当者の方々からいただいておりました。
・定期的にBIツールで経営レポートの作成・報告を行っているので、「DIGGLE」内のデータをBIツールによりスムーズに連携したい。
・取締役会のための各種グラフや資料作成にかかる工数を削減し、分析業務に時間を割きたい。
・会計知識がなくても、誰もがわかりやすく議論しやすい形で経営データを可視化したい。
そうした背景を踏まえ、業務フローや使用システムの異なる各企業において求めるデータ活用を行えるよう、各種BIツールとのシームレスな連携を実現する機能を開発いたしました。
今後もお客さまからのフィードバックを踏まえ、さらなる機能拡充などを行ってまいります。
※1: DIGGLE(2020)「経営企画アンケートでわかった予実管理業務の実態」
https://insight.diggle.jp/1491/
※Tableau®️は、Salesforce, Inc.の商標です。
※Microsoft Power BI®️は、Microsoft Corporationの商標です。
※Google Drive™️とLooker®️は、Google LLCの商標です。
■経営管理プラットフォーム「DIGGLE」について
「DIGGLE」は、経営管理フローの最適化と経営情報の一元化により、業務効率化と組織間のコラボレーションを促進し、迅速で質の高い意思決定を支援する経営管理プラットフォームです。予算策定・予実突合・見込管理・レポートといった、経営管理業務全体を「DIGGLE」上で一気通貫で行うことで、予実ギャップの要因把握・アクションの早期化と業績の着地予測精度の向上を実現します。
【会社概要】
会社名:DIGGLE株式会社
所在地:東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟22階 SPROUND
代表者:代表取締役 山本 清貴
設立日:2016年6月9日
事業内容:経営管理プラットフォーム「DIGGLE」の開発・提供
URL:https://diggle.jp/