本実証事業は、天草エリアにおけるイベントおよび観光スポットにおいて、熊本県の強みの一つであるご当地キャラクターによるマンガと連動したARフォトフレームおよびAR映像を制作し、観光客の誘引、データ分析に活用する新たな取り組みです。
1.実証事業開始に至った背景(取り組み背景)
天草は多種多様な自然・文化資源に育まれ、豊かな食文化をもつ島ですが、コロナ禍による観光客の減少に加え、熊本都市圏から地理的に遠く、豊富な観光資源を効果的に発信する施策の展開も課題となって回復に時間を要する状況にあります。
また旅行者のニーズの多様化とニューノーマル化により、今後の旅行者の大幅な増加もまだまだ厳しい状況にある今、「観光(アナログ)×xR技術(デジタル)」を融合させ、観光体験の価値向上に資するハイクオリティな「天草」を魅力的に発信し、物理的に離れている地域間を熊本県ならではの「マンガ」で繋ぐことで、観光・地域経済活性化の新しいビジネスモデル創出により天草エリアの認知度向上ならびに現地への観光客の誘引をめざす実証事業に取り組みます。
2.実証事業の概要
本実証事業では、ご当地キャラクターとしてお馴染みの「くまモン」と観光ナビゲーター役として「096k熊本歌劇団(二次元キャラ化)」を起用し、天草エリアの観光促進イベントおよび観光スポット、ご当地グルメ等をPRしたWebマンガと連動したxRコンテンツ(ARフォトフレームおよびAR映像)を制作、天草エリアの観光スポットにて公開いたします。(https://kumamoto.guide/topics/detail/323)
来訪者は、Webマンガを読み、xRコンテンツの活用体験を通して天草エリアの観光スポットを回遊することで、天草エリアの自然、豊かな食文化に触れるとともに、新たな観光コンテンツの魅力を体感することが期待されます。
なお、実証事業として、xRコンテンツの制作、運用にとどまらず、SNS 等の既存メディアも活用し、如何に観光誘客につなげることができるかの仮説検証も行います。
(1)観光PRマンガ(Web)
「くまモン(※2)」、「096k熊本歌劇団(※3)(二次元キャラ)」が観光スポットやイベント、ご当地グルメの魅力をxRコンテンツのPRと合わせて発信し、読者を天草エリアへ誘導します。
※2 ©2010熊本県くまモン
※3 © Coamix Inc.
(2)xRコンテンツ(ARフォトフレームおよびAR映像)
ARフォトフレーム(※4)を使い、「くまモン」、「096k熊本歌劇団(二次元キャラ)」と一緒に記念撮影をしたり、AR映像(※4)で大空を雄大に泳ぐイルカなどが楽しめる水族館など、天草エリアの観光スポットやイベント限定のコンテンツをお楽しみいただけます。
※4 ARフォトフレームおよびAR映像の利用には、スマートフォンアプリ「STYLY」のインストールが必要です。
観光スポット・イベント | xRコンテンツ | 提供期間 |
天草大王と車えび対決(天草市内の参加店舗)(※5) | くまモン&096kオリジナルフォトフレーム | 2023年1月13日(金)~2023年2月28日(火) |
道の駅天草市イルカセンター | AR水族館(A) | 2023年1月13日(金)~2023年3月12日(日) |
ミオ・カミーノ天草 | AR水族館(B) | 2023年1月13日(金)~2023年3月12日(日) |
天草パールラインマラソン(道の駅上天草さんぱーる裏及び宮津海遊公園)(※6) | 096kオリジナルフォトフレーム くまモンxRパレード |
2023年3月11日(土)~2023年3月12日(日) |
※5 旨みたっぷりの幻の地鶏「天草大王」と、プリップリで甘みのある車えびの料理を天草の名店で味わえるキャンペーン。今年は宿泊施設8施設、飲食施設13施設、合計21施設が参加して、自慢の料理を提供します。(https://www.t-island.jp/blog/21058)
※6 第51回天草パールラインマラソン大会が2023年3月11日(土)と12日(日)の2日間にわたって上天草市で開催されます。
【実証事業のイメージ】
①SNS及び新聞広告等により、観光ナビゲーターである096k熊本歌劇団が登場する「観光PRマンガ」を配信
②マンガで紹介される天草の「食」「アクティビティ」「スポーツ」の情報により、旅行意欲を喚起
③天草観光により地域の魅力を感じていただくとともに、以下の体験も可能に
・096k熊本歌劇団やくまモンが登場するARフォトフレームによる写真撮影
・AR映像体験
告知内容(例)
3.実証期間について
2023 年 3 月 12日(日)まで
4.役割分担
株式会社熊本日日新聞社 :Webマンガ制作、プロモーション、実証事業のとりまとめ
NTTビジネスソリューションズ :xRコンテンツの制作、運用、実証事業の効果測定
5.今後の展開について
本実証事業で創出された成果や知見をもとに、熊本県の強みの一つであるマンガ・アニメコンテンツを活かし、xR等のデジタル技術と組み合わせた新たな観光体験コンテンツを持続的に発信することで今後の観光拠点の活性化に貢献します。
6.本件に関するお問い合わせ先
株式会社熊本日日新聞社 地域創成部(担当:荒竹)
Mail:taka-aratake@kumanichi.co.jp
NTTビジネスソリューションズ
熊本ビジネス営業部エンタープライズビジネス営業部門 公共営業担当(担当:藤井)
Mail:akira.fujii.eu@west.ntt.co.jp
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