品川区では、品川区長期基本計画や総合実施計画に基づき、快適な室内環境を保ちながら年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減された建築物「ZEB(ネットゼロエネルギー ビル)」や「ZEH-M(ネットゼロエネルギーハウス マンション)」の建設を進めています。
今回、新たに「(仮称)北品川高齢者多世代交流支援施設」(北品川1-29-12、令和6年2月末竣工予定)において「ZEB Ready」認証を取得。脱炭素社会の実現の向け、環境に配慮した施設整備をさらに加速させます。
- 「(仮称)北品川高齢者多世代交流支援施設」について
「(仮称)北品川高齢者多世代交流支援施設」外観パース
この施設は外部に面する壁やサッシ等の断熱性能を高めるとともに、高効率の空調設備や太陽光発電システムの設置により、設計段階で建築物のエネルギー消費量の58%削減を実現しました。
竣工は令和6年2月末を予定しています。
- 品川区と「ZEB」認証について
品川区は脱炭素社会の実現を見据え、品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」において、都内公共建築物として初となるBELSの「Nearly ZEB」認証を取得し、今年5月から運用を開始。エネルギー量の削減を順調に進めています。
品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」
また7月に八潮北公園管理事務所で「ZEB Ready」を、8月には、(仮称)西大井三丁目障害者グループホームで「ZEH-M Ready」認証を取得しました。
「(仮称)西大井三丁目障害者グループホーム」外観パース
区有施設の「ZEB」の認証取得は累計3施設となり、ZEBの先導的建築物のオーナーである「ZEBリーディング・オーナー」として登録されている自治体において、全国で最多の取得数(※2)となりました。
区は、今後も「ZEB」等の認証取得をはじめとした施設整備を継続していきます。
※1 建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」による
※2 一般社団法人環境共創イニシアチブ ZEBリーディング・オーナー一覧による(令和4年11月末時点)