本研究科は、研究成果の一端を社会に還元するためのひとつとして、公開講座を毎年開催しております。今回のテーマは「先をみる医療 -新型コロナウイルス感染症がもたらした社会の変化-」です。
新型コロナウイルス感染症により、医療現場では感染症患者の受入れの有無にかかわらず、感染対策を軸に、患者対応からスタッフの業務や勤務の管理等、あらゆる変更や工夫が求められました。これに対し、初期の混乱はあったものの、医療専門職の方々は懸命に立ち向かい、ICTツール等も活用することで乗り越え、適応されてきました。
ここでその次の段階として、これらの危機対応の経験を語り合うだけでなく、経験から得た学びや課題を共有し、さらに先を見て発展的な議論につなげていくことの重要性を考え、本講座を開催いたします。
当日は本学の教員および修了生が登壇し、教育講演と研究発表を行います。また、本学の提携医療機関のひとつであるNTT東日本関東病院の 感染症内科部長 櫻井隆之先生にお越しいただき、「病院における新型コロナウイルス感染症 嵐の中で見た朝陽」をお話いただきます。
なお、本講座は、参加する教職員にとって学生に対する教育内容・方法等の改善に資するよう、本学FD(Faculty Development)活動の一環としても充実を図っていく方向です。
本学は今後も、地域の皆様とも情報を共有し未来に向かってわくわくするような新しい医療の姿を展望できるよう、様々な情報発信を行ってまいります。
■概要
タイトル:先をみる医療 ―新型コロナウイルス感染症がもたらした社会の変化―
日時:2022年7月3日(日)12時30分~16時30分
会場:オンライン(Zoom)
受講料:無料
申し込み:
【スマートフォン・タブレットよりお申込み】QRコードを読み取ってください
【PCよりお申込み】東京医療保健大学ホームページの公開講座ページよりお申込みください。
(http://www.thcu.ac.jp/research/lecture/detail.html?id=2335)
東京医療保健大学 大学院事務室 公開講座係
TEL 03-5421-7685
MAIL info-master@thcu.ac.jp
■当日のコンテンツ
<第一部 研究発表>
◇医療機関で使用しているシャワーヘッドの衛生管理に関する研究
橋本 明子 (東京医療保健大学大学院 医療保健学研究科 感染制御学領域 2021 年度修了生)
◇三陰交への円皮鍼・灸による刺激が成人女性の冷えに対する症状緩和の効果の測定
石川 裕貴 (東京医療保健大学大学院 医療保健学研究科 助産学領域 2021 年度修了生)
◇術後合併症発生からみた術前外来胃癌患者に用いる栄養スクリーニングの比較検討
竹内 美彩紀 (東京医療保健大学大学院 医療保健学研究科 医療栄養学領域 2021 年度修了生)
◇看護管理者間の協働行動と看護師のワーク・エンゲイジメントとの関連
~新型コロナウイルス感染症患者受入医療機関における検討~
大塚 秀子 (東京医療保健大学大学院 医療保健学研究科 看護マネジメント学領域 2021 年度修了生)
<第二部 教育講演>
◇パンデミックが引き起こした高齢者の健康や生活の変化
河合 恒 先生 (地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所 研究員)
◇コロナ禍の労働者のメンタルヘルスの変化と今後の課題と対策
佐々木 那津 先生 (国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 公共精神健康医療研究部 研究員)
<特別講演>
◇病院における新型コロナウイルス感染症 嵐の中で見た朝陽
櫻井 隆之 先生 (NTT東日本関東病院 感染症内科部長)
【東京医療保健大学とは】 理事長 :田村哲夫 学長 :亀山周二 設立年度 :2005年 本部 :東京都品川区東五反田 キャンパス :五反田キャンパス、世田谷キャンパス、国立病院機構(東が丘)キャンパス、 国立病院機構立川キャンパス、船橋キャンパス、雄湊キャンパス(和歌山)、 日赤和歌山医療センターキャンパス(和歌山) 学部(学科) :医療保健学部(看護学科、医療栄養学科、医療情報学科)、東が丘看護学部(看護学科)、 立川看護学部(看護学科)、千葉看護学部(看護学科)、和歌山看護学部 (看護学科) 専攻科 :助産学専攻科、和歌山助産学専攻科 大学院 :医療保健学研究科(修士課程8領域、博士課程3領域)、 看護学研究科(修士課程4コース、博士課程)、和歌山看護学研究科(修士課程3領域)、 千葉看護学研究科(修士課程) 学生数 :3,085名(2022年5月現在) |